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『百物語』~弐〇〇七年・夏~


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『百物語』~弐〇〇七年・夏~
http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1184327979/

1 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 20:59:39 ID:+h3WQaY00
百話目終了まで、このスレでの雑談はご遠慮願います。
語り部の受付・雑談は後述の専用スレをご利用下さい。
百物語が円滑に進むよう、皆様のご協力をお願い致します。

【語り部ルール】
○語る内容は実話っぽければ創作でもOKです。(※コピペは不可)
  ただし、創作話は百物語が終わるまで創作であることを明かさないでください。
○まず、受付・業務連絡および雑談用スレにてエントリーをお願いします。
→http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1180811702/
  受付時よりHNが必要です。名前欄には必ずHNをお願いします。
  受付完了後、本スレにて道先案内人の指示がでるまでお待ちください。
※受付をしていない、指示が出ていないのに投下された話はノーカウントとさせていただきます。
○投稿文が2レス以上になる場合は名前欄、または本文に(現在のページ→)1/2(←総ページ数)を入れて下さい。
○文章の終わりには必ず【完】をお入れ下さい。
●●●投稿する文章はメモ帳等に全部書き終えてから、一気に投稿しましょう●●●
○他の人が書き込んでいる途中で話を投下しないよう、注意しましょう。
●●●書き込む前に更新チェックを欠かさずに●●●
○「あまり恐くないかも」等の前置きは必要ありません。遠慮せず書き込みましょう。
◯以下に該当する話は、投下をご遠慮願います。
  内容の一部が抵触すると思われる話にも、前書きをする等の配慮をお願いします。
  ・差別的な内容を含むもの
  ・『読んだら呪われる、もしくは死ぬ』話
○不思議体験もOK。心配なときは受付用スレで訊いてみてください。

【全体ルール】
○百物語進行の妨げにならぬよう、雑談は↓のスレにてお願いします。
→http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1180811702/
○気分が悪くなったり、変なものが見えた際には>>2のお守りなどを利用してください。
○常時age進行です。
○怖くてトイレに行けなくなりますので、事前に済ませておいてください。



2 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 21:00:15 ID:+h3WQaY00
●お経リンク集●

不動明王真言 FLASH
http://www.naritasan.or.jp/faith/shingon/
般若心経音声 FLASH
http://jin.zen.or.jp/~sato/bunko/oto.html
般若心経 MP3
http://www.niji.or.jp/home/myoho/keidai/naizin.html
祓詞 大祓詞 十種神宝 MP3
http://www5.ocn.ne.jp/~hakoniwa/akitsujinja-koushikihp.htm
光明真言 FLASH
http://www.kongohin.or.jp/recite2.html
光明真言 MP3
http://www2u.biglobe.ne.jp/~skizuka/kyou-syouwa/koumyousingon01.htm

●ちょっとしたお守り作成法● (オカ板住人が過去スレから抜粋編集してくれました)

カッターでもペーパーナイフでも何でもいいから、剣のカタチしたものを用意。
日本酒かけて流水でよっく洗って水分飛ぶまで拭う。
このとき「(自分の名前)の名において**と名付ける」といった感じでつけること。(名前は太郎でもなんでも)
この方法で作ったお守りは捨てることになったらちゃんと感謝してあげて下さい。

なるべく古くて、かつ自分が信用できる(安心できる)刃物に名前付けたほうが効き目あり
守り刀は、鉄鋼関連が良いらしく、亜鉛合金や真鍮など卑金属は良くないそうです。



9 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:06:39 ID:+h3WQaY00
今宵また 百の蝋燭に火が灯る……

生きる限り付き纏う“見えざる者”の恐怖
異界の記憶
忘れられない体験…

今夜 言葉として紡ぎ 百の物語を完成させましょう

蝋燭を吹き消すのは あなたご自身です
灯りを落とし 手鏡をご用意下さい
百の怪を語り終えたとき 鏡に映るのは貴方だけではないかもしれません


―――さあ 覚悟は出来ましたか?
では 一つ目の蝋燭を手に……


     影虎 ◆oLBUa5ffU2 さん、第一話をお願いします……



●43 影虎 ◆oLBUa5ffU2  

ほんとにこっちでいいのね?

【001/100】
「こわいはなし」

今まで聞いた怖い話で、一番印象に残っているのが「トイレの花子さん」だ。
女子トイレの左から三番目のドアを三回ノックする。
「はーなこさん、あそびましょー」
と声をかけると、
「はぁーい」
と返事が来る、アレ。
私は一度だけ、花子さんに遭遇した事がある。

小学校一年生の頃。
誰も周りにいなくて、しんとしていたので多分授業中だったと思う。
私は左から二番目のトイレにいた。

用を足していると、三番目のトイレから声がした。
「ねぇ、あなた何組?私のお友達になってくれない?」
私は答えた。「うん、いいよ。私は一組。あなたは?」
「私三組。お名前は?」
「佐藤○○だよ。あなたは?」
「私?私はねぇ」
最後まで聞かずに、用を足し終えた私は外へ出た。
三番目のトイレは空っぽ。今まで誰かが居た形跡すらない。

担任の先生に話したら、それはトイレの花子さんだね、と教えてくれた。今でも私は彼女のお友達なのだろうか。



18 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:10:23 ID:+h3WQaY00
一本目の蝋燭が消えようとしています……
影虎 ◆oLBUa5ffU2 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二話
金魚 ◆N23CfC33RE さん お願いします…



30 :金魚 ◆N23CfC33RE :2007/07/13(金) 21:13:11 ID:wFYINnwoO
【002/100】

『布団 1/2』
数年前、入院中に知り合ったEさんの話です。
 
Eさんは五十代後半の男性で、職場で急に倒れて病気に運ばれてきたそうです。
そのEさんには同年代のMさんという親友がいたらしいのですが、Eさんが入院中する数ヶ月前に急死されたとの事(死因までは聞いていません)。
EさんとMさんは共に独身で一人暮らし、家も近所だった為頻繁にお互いの家を行き来していたそうです。Mさんが亡くなった日もEさんはMさんの家を訪ねました。
しかし約束をしていたのに呼び鈴を鳴らしても Mさんが出て来なかったので、窓から覗くと布団から半分はみ出た状態で倒れているMさんを発見、急いで救急車を呼びましたが手遅れだったそうです。

Mさんが亡くなった後、部屋を片付けに来たMさんの兄弟から、「大した物はないけれど、もし良ければ遺品を貰ってやって欲しい」と言われ、EさんはMさんの家に行きました。
そしてEさんは、いくつかの遺品の中からMさんが亡くなった時に着ていた布団を頂いたのだそうです。



34 :金魚 ◆N23CfC33RE :2007/07/13(金) 21:14:19 ID:wFYINnwoO
【002/100】

『布団 2/2』
「気持ち悪くないんですか?」
と兄弟の方に尋ねられたそうですが、Eさんは何故かその布団を自分が引き取らなくてはならないような気がしたのだそうです。

布団を貰ってから、Eさんはそれまで使っていた自分の布団を捨て、Mさんの布団で寝るようになりました。
正直、私はそれを聞いて少し不気味に感じました。

Mさんの布団で寝るようになって以来、ほぼ毎日夢にMさんが出てくるようになったそうです。しかしEさんは、Mさんはきっとまだ死にたくなかったのだろう、色々と未練もあるだろう。そんな愚痴を自分に話したいんだろうと思い、あまり気にはしていませんでした。
けれど、その布団を使うようになってからEさんはよく体調を崩すようになりました。
体重も激減したようで、「癌じゃなきゃいいんだけどなあ」と言っていました。
Eさんの体は次第に衰えていき、入院する少し前にはかろうじて仕事には行っていたものの、仕事中に具合が悪くなって早退する事も多くなっていたそうです。

Eさんの体調は良くならなかったけれど、検査をしても特に異常は見つからず、結局十日程で退院する事になった。
退院前日、余計な事かと思いつつもEさんに聞いてみました。
「布団、捨てないんですか?」
「何で?」
「いや、何て言うか…その布団を使い始めてから体調崩したって思うなら、布団を供養とか処分とか、してみたらって」
「友達の形見だしなあ。布団が悪いって証拠はないしな。まさかあいつが祟ったりするわけないし」
Eさんには布団を処分するという考えは全くないようでした。
「それになあ、あの布団は俺が使わなきゃいけないんだよ。ずっとな」
どうしてEさんがそこまで布団に執着するのかはわかりませんでしたが、多分Eさんは退院後もMさんの布団を使い続けてると思います。
元気でいてくれたらいいなと思うのですが…。

 ―完―



35 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:14:47 ID:+h3WQaY00
一本目の蝋燭が消えようとしています……
金魚 ◆N23CfC33RE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 三話
森の人 ◆7FJky9yTMw さん お願いします…



36 :森の人 ◆7FJky9yTMw :2007/07/13(金) 21:15:28 ID:y0aQ28sV0
【003/100】 僭越ながら語り部を務めさせていただきます。

1/3
よく小学校の時、三年生のトイレは呪われてるとか
大鏡の前にずっと立ってちゃいけないとかいう噂があったじゃないですか。
私の小学校でもそういった噂は絶えずあって、時には「学級文庫は読んだら呪われる」など、
馬鹿らしい噂も多々ありました。
私が小学4年生の時、ある噂がとても有名になっていました。
「午後6時になると、人体模型が走り出す」・・・
私は噂にはうとい方なので、そんな噂が有名になってるほうに驚きました。
なんで人体模型が運動場を走るのか、なんで6時限定なのか、
っていうか6時程度なら目撃者ゾロゾロいるだろう、等突っ込み所がありすぎたからです。
しかし私が当時仲が良かった由香(ユイカ)と言う人はアホで、そういう噂は信じて疑わないほうでした。
そして何を血迷ったか、「じゃあ皆(3人でしたがw)で確かめてみよう!」とか言い始めました。
もう一人の友達(春奈(ハルナ))はそれほど嫌そうでもありませんでしたが、私は正直ものすごく嫌でした。
だって、9時とか10時とかならまだしも、6時と言うのが微妙過ぎたからです。
見たいテレビだってあるし、お腹だって減ります。そういった事を二人に言うと、
由香はお決まりの「アンタ怖いんやろ?w」というセリフをかましてきました。
(お前が怖がってるから行くんだろうが!)とか思いつつも、「まぁ6時くらいなら・・・」と承知してしまいました。



37 :森の人 ◆7FJky9yTMw :2007/07/13(金) 21:16:45 ID:y0aQ28sV0
2/3
その日の放課後、早速3人で運動場の近くの昇降口で待機する事になりました。
と言ってもまだ4時、(これでも時間を潰したのです)あと二時間もあります。
なので一回帰ってせめてカバンを置いてこよう、と言ったのですが、
「その間に人体模型走るかも知れないやろ!!」とか由香は言い出しました。白けた。
外で待ってると夏でも結構寒く、私は「ちょっとトイレ行ってくるね。」と近くの外トイレに行くことにしました。
すると由香が、「あのトイレの一番奥呪われてるんよ。気をつけえや」とか言いました。白けた。
「はは、じゃあ奥のトイレ行ってきますw」とか言いながらトイレに入りました。

入ってみるとなるほど、小さい窓が横にひとつしか無く、蛍光灯は壊れているので中は暗く、
奥となるとほとんど「朝カーテン閉めっぱなし」ぐらいの暗さです。
それでも私は「噂考えた奴誰なんかなー」ぐらいにしか思ってませんでした。


そして私は予告通り一番奥のトイレに入りました。宣言したからではなく、奥が一番キレイだったからです。
そして私が用を足して立ち上がろうとしたら、 出口のほうから、
コンコン。
とノックの音がしました。「誰か来たのか。出辛いなぁ」と思っていると、
コンコン。
とまたノックの音がしました。 近づいています。
そこのあたりから私は「おかしい」と思い始めました。なぜなら、トイレには人の気配はしなかったからです。



38 :森の人 ◆7FJky9yTMw :2007/07/13(金) 21:17:50 ID:y0aQ28sV0
3/3
コンコン。
このトイレは全部で5つ、あと2個で私の所に来てしまいます。
そこで私は「あ、これイタズラかw」と気付きました。
普通に考えると有り得ないし、あの二人ならそういう事を考えそうだったからです。
コンコン。
私は内心笑いつつ、次近づいてきたらいきなり開けて驚かせようとしました。すると隣のトイレから、

ドンドン。
とノックを誰かが返したのです。

私はもの凄く驚きました。隣に誰もいなかったしwwえ?っていうかドンドンってちょwwwおまwwww
っていうか次こっちだしwwwwwwwは?wwwwこれも計算の内?wwwwwww
みたいになりました。すると出口のほうから、
「おーい○○~、まだトイレいんの~?」と春奈の声がしました。
お、今なら出てもいいんじゃね? と私は急速にパニックから回復し、トイレのドアを勢い良く開けました。
「あ、そこに居たんだ。」と春奈がトイレの目の前にいました。
ずっと向こうの出口に春奈がいたハズなのでとても驚きました。
私が「ちょっと足速くない? さっきまで出口のほうに居たんでしょ?」と言うと、
「え?そう?私歩いたんだけど・・・ 普通でしょ。」と言われました。不思議に思うと、

そこは出口に一番近いトイレでした。

【完】



39 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:18:08 ID:+h3WQaY00
三本目の蝋燭が消えようとしています……
森の人 ◆7FJky9yTMw さん ありがとうございました…


    ξ
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第 四話
Gペンマン ◆UoNspEbUF6 さん お願いします…



40 :Gペンマン ◆UoNspEbUF6 :2007/07/13(金) 21:19:20 ID:QRmWHAJT0
【004/100】
-死んでいない父1/2-

去年の夏に私の知人のTさんが体験した話
Tさんは田舎の父が亡くなったと半ば半狂乱の母から連絡があったので、
葬式関係の話をするため田舎にむかっていた
Tさんの父は母と二人暮しで農業を営むレトロな専業農家で母と凄く仲が良かったらしい
”仲の良い父さんと母さんの事だ、電話口でもかなり鬼気迫った口調だったし
きっと残された母さんはショック大きいだろうな・・・”
などと思いながら完全に日が沈んだ頃とうとう両親の・・・、いや今は母親だけの物となった古い家についた
顔を合わせたときどういう反応をすればいいか悩みながらインターフォンを押す

ピンポーン

当時の心境とは対照的な明るい電子音が流れて数秒待つも反応がない
Tさんは母は買い物にでも行っているのだろうと思い、持ってきた合鍵で家のカギを開け中で待つことにした
静まり返った家の中に入り父の部屋を覗くと、電話での母の言い分通りもう動かなくなっている父の姿があった
「あんなに死にそうにも無い元気な父さんがあっけないもんだな・・・」
などと呟きながら一縷の望みを持って脈を測ってみるもやはり脈はなく、呼吸もしていない
「・・・やっぱりだめか」
重い気分になりつつも母の帰りを待つために居間に移動してすぐ母が帰ってきた
「あれ、靴がある。 Tもうかえって来てるの?」
「うん、電話があってからすぐに出発したし」
玄関で声を上げている母を返事をしながら迎えに行く
やはり買い物帰りのようでスーパーの袋を両手に抱えた母は顔に疲れは見えるが、電話口での声ほど切羽詰まってないようなので安心し
「ありゃ、Tも立派になったわねぇ」
「ははっ、一時期どうなるかと思ったけどなんとかなってるよ」
等と世間話をしつつ、母の後に続く形で台所へと到着する
「んじゃ、これから料理作るけどTも食べていくでしょ?」
「うん食べるよ、んでもその前に・・・さ」



41 :Gペンマン ◆UoNspEbUF6 :2007/07/13(金) 21:20:00 ID:QRmWHAJT0
-死んでいない父2/2-

いつまでも世間話をしてるわけにはいかないと本題をぶつける
「父さんはだいたい何時ごろ亡くなったの?」
「・・・そのことなんだけどね?」
「うん?」
てっきりこの話題をぶつけた途端にまた半狂乱な状態にもどってしまうかと思いきや、心底恥ずかしそうな顔で

「・・・ごめんねお父さんが倒れたから取り乱しちゃって」
「・・・お父さん生きてるのよ、ほらもう9時近いでしょ?もうきっと居間で夕飯を待っているはずよ」

と普通に、なんの不自然さも感じられないような声で母は言い放ったのを聞き
体が硬直し混乱や疑問なんかよりまず言い様の無い強烈な寒気がTを襲った
そう、父親が死んでいるのはつい数分前確かめた自分が良く知っている
なのに母に言わせると父は”生きていて”尚且つ”居間で夕飯を待っているだろう”という
入ってきた情報に頭がついていかないまま、どれくらい突っ立っていたのか分からないが
とにかく母親が夕飯を作り終えすべての料理をお盆に乗せた後
「いつまで突っ立ってるのよ?ほら居間に行って一緒にご飯食べよう?」
と声をかけられ母と一緒に居間へと向かい
・・・居間の扉をあけると

居間の扉から見てちょうど目が合う位置にもう動く事はないはずの父が”あった”

「うわぁぁぁぁぁ!!」
思わず叫び声をあげ、Tはその場から逃げ出したという

後日親戚一同も駆り出して母を納得させちゃんと葬式は行ったのだが
Tさんの父親の葬儀では最初から最後まで不思議なことが立て続けに起こったという
この話をしてくれたTさんは「今を思うと父さんにはよっぽど未練な事があったのかなぁ」と振り返っていましたが
もうしかしたら、死んだ後なにか悪いものに取り付かれてたのかもしれませんね・・・

【完】



42 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:20:12 ID:+h3WQaY00
四本目の蝋燭が消えようとしています……
Gペンマン ◆UoNspEbUF6 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 五話
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん お願いします…



43 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/13(金) 21:21:14 ID:0rY4v2J80
【005/100】『あの夜のミーティング』1/4

 大学生だったころ、私は学習塾で講師のアルバイトをしていました。
 その塾は、交差点角に建っているビルの二階フロアに入っていました。一階には
コンビニ、道路を挟んだ向かいにはガソリンスタンドと、昼間はそこそこ賑わって
いる場所です。しかし、なにぶん田舎のベッドタウンなものですから、毎日授業が
終わって生徒を帰宅させる二十二時ごろにはめっきり往来が減り、辺りを通るのは
帰宅の途につく近隣住民ばかりです。

 季節は初夏だったと思います。
 クーラーを入れるほどではないにしろ、蒸し暑い夜でした。全ての授業を終えて
生徒を全員帰してしまった後でしたが、空気の入れ替えをするため入り口のドアは
開け放したままでした。最後に帰った生徒は私が居残りを命じた生徒でしたので、
よく記憶しています。一つしかない入り口の外から、虫の音が聞こえてくるほど静
かな夜でした。
 その日出勤していたのは、塾長、男性講師一人、女性講師一人、そして私の四人。
最後の生徒を帰し、ミーティングが始まったのは二十二時半ごろだったと思います。
フロアの一番奥に背の低いつい立で仕切られた一角があり、そこに講師用のデスク、
教材をおさめた本棚が置かれています。授業前後のミーティングはそこで行われる
のが通例でした。塾長を中心に全員が座り、男性講師が数学クラスの授業について
報告している最中のことでした。
「……ちょっと待って」
 メモを取る手を止め、塾長が顔を上げてこう言いました。「誰か来た?」
 ――きゅっ、きゅっ
 一瞬静かになったその時、確かに、フロア入り口の辺りからスニーカーのような
足音が聞こえてきました。
「忘れ物かな」塾長は立ち上がり、つい立の上に首を出して入り口のほうを伺いま
した。しかし、



44 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/13(金) 21:22:03 ID:0rY4v2J80
「あれ?」
 と怪訝な声を出し、そのまま入り口の方へ歩いていってしまいました。私達は
座ったままだったので、つい立に遮られて入り口の様子は見えず、塾長が戻ってく
るのを話しながら待っていました。すると
「ねえ、足音したよねえ?」
 と、フロア入り口の方から塾長の声。「しましたよー」と私。他ふたりの同僚も
「うん、したよね」「スニーカーだったよね」と同調しました。
 しかし、
「……誰もいないんだけど」
 と、塾長。
 ぎょっとして立ち上がり、私達は全員入り口の方へ向かいました。本当に誰もい
ません。もちろん、フロアにいるのも私達四人だけ。ミーティングを行うスペース
以外に仕切られた空間はありませんので、誰もいないのはひと目でわかります。塾
長は入り口から外に出て、階段を降りてみたりエレベーターを覗いてみたりしまし
たが、やはり誰もいないようでした。
 時間も遅かったせいか、何となく嫌な空気が流れました。が、「オバケだったん
じゃないですかー?」「きっと聞き間違いですよ」なんて茶化して、早いことミー
ティングを再開しようという流れになりました。みんな表面では「勘違いでしょ
う」という顔をしていましたが、なんとも気味の悪いものを感じていたと思います。
だって、確かに全員、あのスニーカーのような足音が、確かに入り口へ入ってくる
のを聞いたのですから。

 再開されたミーティングはやはり淡白なものになり、みんなの(早く帰りたい)
気持ちがにじみ出ていたように思います。
 それぞれの講師の報告が終わり、最後に塾長が明日の連絡事項を伝え始めました。
各校の期末試験が近い時期でしたので、それに関する連絡だったと思います。
 その最中でした。
 ――きゅっ、きゅっ。
 はっきり聞こえました。紛れもない、スニーカーの足音です。みんなが無言で顔
を見合わせました。洒落にならないのは、その足音がさっきのように入り口の方で
聞こえたのではなくて、私達を囲むつい立の……すぐ裏側から聞こえてきたことで
した。



45 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/13(金) 21:22:48 ID:0rY4v2J80
(そこにいる!)
 瞬間、つい立を背にして座っていた男性講師のF先生が立ち上がり、つい立を
ひっつかんで裏側を覗きました。私と女性講師のK先生は顔を見合わせたまま硬直
していました。
「……何で誰もいねぇんだよ!」
 とても穏やかで、何かと問題を起こす生徒に対しても声を荒げることのないほど
温厚なF先生がそんな風に叫ぶのを、その時初めて聞きました。
 どんな風にミーティングを終えたのかはよく覚えていません。
 ただ、スニーカーの足音は、それっきり、聞こえることはありませんでした。

 誰も何も言いませんでしたが、塾長の仕事が終わるのを待って、全員で揃って帰
ろうという空気になっていました。
 塾長と、女性講師のK先生にも仕事が残っていたので、彼ら二人は教室の真ん中
の生徒席で並んで仕事をしていました。とてもではありませんが、つい立に仕切ら
れたあの空間では仕事をする気にはなれないようでした。
 仕事の終わった私と男性講師のF先生は、ベランダに出て話をしながら待ってい
ました。まばらではありますが、車や人の通るのを見下ろしていると、少しずつ気
持ちが落ち着いてくるようでした。
「蟻先生(私)、霊感とかってありますか?」
 ないこともないのですが、あまりそういう話に乗ってしまうと引かれるかなあ、
と思い、「不思議な体験はあることにはあるけど、勘違いだったかもしれないし
ねぇ」と、返事を濁しました。
 するとF先生は、
「俺、ああいうの初めてだったんですよ。幽霊なんて信じてなかったし、霊感とか
全然ないって思ってたのに、あんなにはっきり聞こえるもんなんですね」
 そう、確かに、スニーカーを履いている足だとわかるほどはっきりとした足音で
した。私は「そうだねえ」と相槌をうちましたが、もう思いだしたくありませんで
した。
「俺、最初は子供だと思ってました。スニーカーみたいだったし、塾だし、俺たち
が入る前にここの生徒が亡くなったりとかしたんじゃないかなってちょっと思った
んですよ。けど違ったんですねぇ」


46 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/13(金) 21:23:47 ID:0rY4v2J80
 えっ? と思う私を尻目に、F先生はこう続けました。
「ちょっと年のいってるおじさんって感じでしたよね? あの『すみません』って
声」

 返事ができませんでした。そんな声、私は聞いていませんでしたから。
 F先生だけに聞こえていたのか、それとも私だけが聞き落としていたのかはわか
りません。その夜のことは、後になっても、一度も蒸し返されることはありません
でしたから。

 その塾を辞めて数年が経ちました。私と前後して、F先生も、K先生も相次いで
辞めていったようです。塾長はもちろん残っていると思いますが、遠い地に引越し
をした今、あの塾がどうなっているのか、私にはわかりません。


【完】



47 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:23:59 ID:+h3WQaY00
五本目の蝋燭が消えようとしています……
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 六話
徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ さん お願いします…



48 :徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ :2007/07/13(金) 21:26:07 ID:8mQHytvn0
【006/100】
(1/2)
あれは、私がまだ小学校低学年の頃だったかと思います。
当時築50年ほどの古い家に住んでいたのですが、その家に『着替え部屋』がありました。
その家は風呂・トイレが内部に無く、これまた古いコンクリート造りの別棟となっておりまして、
そちらの建物に脱衣所として使えるスペースが無かったため、風呂に入るものは皆、その『着替え部屋』
で着替えをしていた訳です。

その日、私は居間でテレビを見ておりました。コタツなどに入っていた記憶は無いため、少なくとも
冬ではなかったと思います。

――――――ぎしり、ぎしり、ぎしり。

……唐突に、『着替え部屋』から、音が聞こえてきました。ゆっくりとしたペースで、定期的な音。

初めは動物を疑いました。家が古く、隙間も多かったのでしょう、その家にはイタチやら猫やら、時には
蛇なども入り込む事がありましたので。



49 :徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ :2007/07/13(金) 21:26:49 ID:8mQHytvn0
(2/2)
しかしながら、家に入ってきたイタチや猫はそんなにゆっくりとした音など立てた事がありませんし、蛇
が這った時に音など立つものでしょうか。
何より、その音の重さは……そう、人がゆっくりと古い畳の間を歩いた時に聞こえてくるような、板の
軋む音なのです。

そっと『着替え部屋』を覗き込んでみます。
……同時に音がぴたりと止みました。『着替え部屋』の中にはタンスや、諸々の衣類があるばかり。動物
も、人も居はしません。
何だったんだろうと思いながら覗くのをやめ、再びテレビを見始めると、また、

――――――ぎしり、ぎしり、ぎしり。

音が聞こえ始めます。


結局、私は数ヶ月間その音……そのうち、足音と確信しましたが……と付き合いました。
聞こえてくるのはいつも夜、唐突に来ます。そして、覗き込むと止まる。
覗き込んだら何か居た、という事は全く無く、足音以外の音が聞こえてきたこともありません。
また、足音は近づいてくるでも、離れていくでもなく、同じ大きさの音が延々と聞こえてきます。

両親や祖母、妹には聞こえないのか、それともどうでも良いのか取り合ってもらえず、一人不思議な思いを
しておりましたが(怖い思い、ではなく。当時私は結構な怖がりだったのですが、何故かその足音には恐怖
感を感じておらず、『着替え部屋』も特に抵抗無く使い続けました)数ヶ月の後、いつの間にか、気付いた
らその音は聞こえなくなっておりました。

家は私が中学生の時に取り壊し、今は新しい家が建っておりますので、あの音の正体が何だったのか、
真相は闇の中ですが……『着替え部屋』は、私が乳幼児の頃に亡くなった曾祖母が、生前自分の部屋と
して使っていたのだそうで。
案外、出来の悪いひ孫の様子を見に来ていたのかもしれませんね。【完】


50 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:27:06 ID:+h3WQaY00
六本目の蝋燭が消えようとしています……
徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七話
◆78EEj9uFcQ さん お願いします…



51 : ◆78EEj9uFcQ :2007/07/13(金) 21:27:45 ID:BBLJ85aO0
【007/100】 1/3
百物語でするようなはなしじゃないような気もしますが、お許しをいただいておりますので
私の体験談をひとつ・・・霊的なものではあまりない話ですが。

今は別の県に住んでいるが、昔都内某所に住んでいたころの話。

 当時、海外なんかとも仕事してた関係でどうしても深夜になってしまうことが多く、終
電にも乗り遅れてしまうことがあったので仕方なく職場まで歩いて通えるところにマンシ
ョンを借りていた。
 その日は奇しくも?今日と同じ金曜日だった。仕事がわりと早く(まあそれでも10時
前だったのだけれど・・・)終わり、やれやれという感じでマンションまで歩いていた。
住宅街で、その時間になると外を歩く人もいないし、車も通らなくなるので結構さびしい
感じのところだったが、下り坂の手前にあるコンビニにだけは人がいつもいて少しほっと
してた。そんなコンビを過ぎてとぼとぼと坂を下って行った途中、街灯の下に人がぽつり
と立っていた。大学生や若い会社員なんかが待ち合わせでもしてるんだろうな、と思って
気にせずに通り過ぎようとした。



52 : ◆78EEj9uFcQ :2007/07/13(金) 21:28:44 ID:BBLJ85aO0
【007/100】 2/3
通り過ぎるとき、目の端にその人の格好が目に入ってきた。一瞬声を出しそうになるほ
どぎくりとした・・・黒ずくめなのだ。着ているのは黒いジャージの上下だった。しかし
普通黒のジャージといっても白や黄色なんかの線が一本くらい入っているものだが、それ
をインクだか墨だかで全部塗りつぶして真っ黒にしたものを着ていた。そしてなによりぎ
くりとしたのは頭からこれまた真っ黒に塗りつぶしたコンビニの袋をすっぽりとかぶって
いたのだ。コンビニ袋には左目と口の部分だけ切れ込みが入っていた。その開いた左目で
こちらをじっと見るでもなく、開いた口で何を言うでもなくただぼうっ、と立っている感
じだった。
上から下まで黒ずくめのおかしな人が立っている・・・なんだか気味が悪くなって早足で逃げる
ようにマンションに急いだ。

・・・次の街灯の下にも同じ奴が立っていた。

 なんだかほんとに気味悪くなって「何も見てない見てない」とつぶやきながらふたり目の
人物の横を通り過ぎマンションに駆け込んだ。・・・部屋に入ってから電気を全部つけてテ
レビを大音響でかけ、ひとりで怖がっていたのだが、午前2時ごろようやく気持ちが落ち着い
てきた。ひどく空腹だったことにも気づいた。
 「そうか、コンビニ寄るの忘れちゃったなあ」・・・時間も時間だし、もういないだろうと思い恐
る恐るながら坂の上のコンビニに向かった。途中、街灯の下には誰もおらず、何事もなくコン
ビニまでたどりつき、買い物を済ませて何事もなくマンションにもどってきた。



53 : ◆78EEj9uFcQ :2007/07/13(金) 21:29:49 ID:BBLJ85aO0
【007/100】 3/3
マンションに入ったとたんいやな感じがした。出て行くときには開いてもいなかった郵
便受けのドアがひとつ開いているのだ。明らかに自分の郵便受けのドアが。誰か来て郵便
受けを覗いたのだ。ダイヤル式で施錠できるのだが、構造は簡単な上に少しねじがゆるく、
力任せに引けば鍵がかかったままでもあいてしまうような代物なので、簡単にこじ開けら
れたのだろう。気味悪いなあ、と思いながらも郵便受けのドアを閉めようと手を伸ばした
とき、郵便受けの中に真っ黒いものが突っ込まれているのが目に入った。・・・あの切れ込
みがはいった黒いコンビニ袋がひとつ無造作に突っ込まれていた。
 
・・・という話なのですが、とにかくこんな話なのでいたずらといえばいたずらなのかも
しれないんです。その後おなじ人物を見ることもなかったし、なにかへんな出来事が起こ
るということもありませんでした。ですからほんとに「不思議」のまま終わっているできご
となのです。
 特にあの人物がひとりだったのか、それともふたりだったのか、これがいまだにわかり
ません。ふたりいたのならまあそれなりに理屈も通るのですが・・・もし同じひとだとし
たら一本道のだらだら坂でどうやって気づかれずに私を追い抜いていったのか、まったく
なぞなのです。

【完】



54 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:30:02 ID:+h3WQaY00
七本目の蝋燭が消えようとしています……
◆78EEj9uFcQ さん ありがとうございました…


    ξ
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第 八話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



56 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/13(金) 21:34:11 ID:fuMdaNdkO
【008/100】

 今日は休日。
 浅野由美さんは、彼氏のアパートでまったりと過ごしていた。
 何をするでもなく、、昼食を食べ、二人で昼寝をする。
 暫らく経って、不意に浅野さんは目を覚ました。
 一瞬、自分のいる場所が何処だか判らなくなる。
 寝呆け眼を向けた先に、気持ち良さそうに寝ている彼氏。
 軽い安堵を覚えると共に、また眠気が襲ってきた。
 そのまま眠ろうとした浅野さんの視界に、何かがちらちらと入り込んできた。
 ぼんやりと視線を向けると、彼氏の肩越しに肌色のものが見える。
 少し注視する。
 見えているのは、隣の部屋とを繋ぐ引き戸。
 だが、何か違和感があった。
 この部屋には、引き戸に少し被さるように本棚が設置してある。
 その本棚の脇、腰位の高さだろうか。
 そこに、おかっぱ頭の少女が、顔を半分程覗かせていた。
 本棚と引き戸との隙間は数センチしかない。
 勿論、人が入れるわけもなかった。
 顔だけの少女は、無表情に、浅野さん達を虚ろな目で見つめていた。
 正確には、浅野さんの彼氏を。
 じっとりとした目付きで、瞬きもなく彼氏を凝視し続けている。
 しかし、その目はまだ、浅野さんを捉えてはいなかった。
 恐ろしくなった浅野さんは、寝てしまおうと固く目を閉じた。
 幸いにも、眠気が覚めてしまう前に意識を手放す事ができた。
 気付けば夕方になっていた。すでに彼氏は起きていたが、特に何かがあったようには見えなかった。

 それから半年程経つ。未だ彼氏に変わった事はないという。





57 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:34:26 ID:+h3WQaY00
八本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


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第 九話
野菜果物 ◆G4t9QQQqgo さん お願いします…



61 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:45:46 ID:+h3WQaY00
第 九話
野菜果物 ◆G4t9QQQqgo さんの分はとりあえず欠番扱いとして先にすすめます

第 十話
百々 ◆twi3GyMJ5w さん よろしくお願いします…



62 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 21:46:26 ID:gL16ItOl0
【010/100】 『出来る事なら』

高校時代、夢の中で2歳の時に他界したはずの曾祖母(ひいおばあさんの事です)が入院して見舞っている夢を見ました。
私は曾祖母の顔は覚えていませんが、何故か塩せんべいを貰った記憶だけあります。
夢の中の曾祖母、逆光で顔だけは何故か見えずに居ました。

息もきれぎれな曾祖母を悲しんで私の母が

「辛いだろうに、出来る事なら代わってあげたい。」

そういった途端、私の中で優しいとしか印象にない曾祖母がムクリと起き上がって

「じゃあ代わってみる?」

とても恐ろしくて飛び跳ねるように起きました。
春先でまだ薄ら寒かったのに身体は汗でびっしょり。
朝、母がパジャマが変わっていた事を問いましたが、あまりに縁起が悪い話なので言えずにいました。

2ヵ月後、母は入院しました。
すぐさま夢の事を思い出しましたが突然の事にそんな事を言っている暇もなく。
またその夢の事は忘れて母のいない間、家事に学校にと忙しさに追われていました。

「百々(どうどう)、何か変な夢とか見た?」

母が退院何日か後に言った言葉。
一瞬固まって慌てて否定しましたが多分母も何かを見たんだと思いました。

でも何を見たのか未だに怖くて聞けていません。【完】



63 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:47:40 ID:+h3WQaY00
十本目の蝋燭が消えようとしています……
百々 ◆twi3GyMJ5w さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十一話
里中美子 ◆UIiQ5N7wO6 さん お願いします…



64 :里中美子(1/2) ◆UIiQ5N7wO6 :2007/07/13(金) 21:49:02 ID:uJJbNe1dO
011/100 R峠の怪

数年前の蒸し暑い夜。
仕事が長引いて、真夜中に帰途についた時のことである。
S県とM県にまたがるR峠を越えれば最短距離で帰れる状況だった。
しかしこのR峠、地元でも有名な心霊スポットである。
2台の車に分乗していたのだが、1台のグループ、
……これは霊感のある人達のグループなのだが……
彼らが「無理。ぜってー無理。ヤバい。俺ら遠まわりして帰るわ」と言い出した。
そして、峠越えより倍近くも時間がかかるであろう〇号線で帰っていった。
霊感のある彼らは、霧モヤの充満する今夜のR峠に、得体のしれない危険を感じたのだ。

残された我々のグループはまったく霊感のないグループであった。
むしろワクワクしながら、出るなら来いやぁ、といった風情で
ヘッドライトをR峠へ向けて走り出した。
霧が濃かった。1メートル先すら見えないほどの濃い霧だった事を覚えている。
徐行で走る我々の他に、車の気配は無い。
しかし白い闇の向こうには、何かがいるのかもしれない…。

ピーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


(続く)



65 :里中美子(2/2) ◆UIiQ5N7wO6 :2007/07/13(金) 21:51:26 ID:uJJbNe1dO
突然、電源を切ってあったはずの無線が、一斉に鳴り出した。
「ほら、来たよ、来たよー。何か居るんじゃないかあ~?」
などと軽口を叩きつつ、トロトロ運転をしながらぬるい汗をぬぐう。
もうすぐ山を抜ける…という時、最大の恐怖が我々を襲った。
運転席側のドアをノックする音が…

コン、コン、コン、コン……………

『……また来いよ』(低い男の声)


「ぎゃああああああア"ッーーくぁwせdrftgyふじこlp!!!!」(←我々の声)
アクセル全開っっ!!!全力で離脱ッ!!!!

その場に居た全員が聞いた。
あの低い男の声は、いったいなんだったのか。
私はその時の急発進で全治三日の怪我を負った。
恐ろしい話しである。


【完】



66 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:51:51 ID:+h3WQaY00
十一本目の蝋燭が消えようとしています……
里中美子 ◆UIiQ5N7wO6 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十二話
雲 ◆p3TR/BAfFw さん お願いします…



67 :雲 ◆p3TR/BAfFw :2007/07/13(金) 21:53:21 ID:kGpCtSYS0
【012/100】
1/2

中学三年の時の話です。
数日前に祖父が亡くなり、祖母も納骨しているお寺でお通夜がありました。
二階に納骨堂があるこのお寺は親族の遺骨も多く治められており、
年に数回は訪れる、家族にとっては馴染みのお寺でした。
お通夜は、数人が祭壇のある大部屋で、不謹慎ではありますが、
お酒を飲んだり騒いだりして盛り上がりながら線香守りをする、という形でした。
騒ぐのは祖母の時も同様で、死んだ人と最後に一緒に馬鹿騒ぎするって事らしいです。

祭壇のある大部屋を出ると真っ直ぐに廊下があり、
手前から右手に玄関、本道への渡り廊下、左手には厨房、階段、待機室と並んでます。
突き当たりは大部屋で、ここが親族の寝部屋でした。

深夜、俺は馬鹿騒ぎな親族の横でゲームをしつつ、線香守りをしていました。
葬式からお通夜の少しの間に寝ていたので、俺にはあまり眠気がなく、
新しいゲームをしようと寝部屋にある荷物を取りに戻ろう、廊下に出ました。

俺と同じように寝られない人は待機室に集まり、雑談をしたり本を読んだりする事が多く、
なので、廊下に出てすぐに誰かが待機室に入るのを見て、俺は何気なく小走りで駆け寄りました。
話し辛い大人ばかりだったので、話し相手が欲しかったのかもしれません。
待機室の前につき扉を開けると、そこには父親と親戚が一人、雑談をしていました。
普通は一人で待機室にいる人は少なく、一人になると大抵は大部屋に来ます。
どことなく嫌な予感がしたので、俺は質問しました。
「今、誰か入ってきた?」
案の定、答えは
「いや、ずっと二人だよ?」
というものでした。

霊媒体質だと死んだ祖母から言われ続け、軽い霊体験も少なからずあった俺は、
まあ、状況的にその程度なら有り得るか。と納得する事にしました。



68 :雲 ◆p3TR/BAfFw :2007/07/13(金) 21:57:10 ID:kGpCtSYS0
2/2
なんだか気分が削がれ、俺はそのまま寝部屋に入って寝る事にしました。
その際、待機室を出て不意に大部屋の方を見て、俺はゾッとしました。
一瞬ですが、人の頭のようなものが厨房からこちらを見ていた気がしたからです。
寝部屋に慌てて戻りましたが、その夜、俺はあまり眠る事ができませんでした。

そしてお通夜が終わり、次の日。朝から肩が重く、嫌な感じがしてました。
父親にそれを言うと、「仏壇に手を合わせな」と軽く言われて終わりでした。
言われた通りにしても肩の重さは変わらず、うちの母系は霊感がある人が多いので、
母親に相談しようとしましたが、色々と後片付けが立て込んでいて相談どころの状況じゃありません。
結局、その日はそのままで一日を過ごしました。
そしてその日の夜、前日の寝不足が祟り、俺はいつもより簡単に睡眠へと落ちてました。
けれど不意に、深夜に目が覚めました。
あれ、と思う暇もなく、閉ざした視界の上のほう――頭の上で声がしてます。
ボソボソと喋るそれは聞き取れず、ただ、何故か目を開けてみようと思いました。
……普段そんな事があれば、絶対に目を開けたりしないのに。

真っ白な手が、視界の上からお線香を差し出してました。

叫びを上げようにも声が出ず、目を閉じようにも閉ざせませんでした。
そんな俺の耳元で、それが呟きます。ハッキリと、聞こえる声で。

「センコウオクレ」

意識を失っていたのか、それとも夢だったのか。気がつけば、朝になってました。
慌ててその日のうちに母親に相談したところ、恐らくはお寺の二階のお堂に集まっていた何かが、
線香上げて供養して欲しくて付いて来てしまったのだろうとの事でした。
ただ手を合わせるんじゃなくて、もう一度その人のために手を合わせてみればと言われ、
それを実行してからは肩も楽になり、何も起こってません。
俺の体験談は以上です。

  ―完―



69 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 21:57:37 ID:+h3WQaY00
十二本目の蝋燭が消えようとしています……
雲 ◆p3TR/BAfFw さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十三話
ぽんかん ◆fZaV8pnJmI  さん お願いします…



70 :ぽんかん ◆fZaV8pnJmI :2007/07/13(金) 21:59:31 ID:MxZ/QCi60
【013/100】
それでは。13話め。いきます。

『A君の話』 1/2

これは、自分の旦那から聞いた話。

その日、旦那は かなり仕事がたまっていて、深夜まで残業していた。
その時に同じフロアに居たのは、同僚のA君のみ。
二人で雑談なんかしながら仕事をしていたんだけれど、
フッ・・ と話題が途切れて、何となくそのまま二人とも無言で仕事をしていた。
しばらくしてA君が突然ポツリ、とこう切り出した。
「人間が一番怖いよね」
何かと思ってその続きを待っていると、A君は自分の学生時代の体験を話し出した。

ちょうど15年前(のことだとA君は言う)、大学生だったA君は街中で一人の女の子をナンパした。
自分のアパートの部屋に女の子を泊まらせたんだけれど、あくる日バイトだったA君は
(朝早かったこともあり、女の子がまだ眠そうだったので)女の子に部屋の鍵を渡して、
「ポストに鍵を入れて勝手に帰っていい」というようなことを言って部屋を出た。
その時は「別に盗られるような物も無いし・・」とノンキに考えていたそうだ。
で、バイトが終わり、友人たちと夕食を食べてアパートに帰って来たのは
もう夜の11時を過ぎた頃だった。ポストをのぞくと、有るであろうはずの鍵が無い。
まさか、と思いながら玄関のノブを回すと、すんなりドアが開いた。

中を見渡すと、電気も付けず真っ暗な部屋の中、何も映っていないテレビの前に
ペタンと座った女の子の姿が、玄関外の廊下からの明かりと窓の外からの明かりで見えた。
女の子はテレビの画面の方を向いたまま、ただぼんやりとしていたそうだ。
気味悪くなったA君は、すぐに出て行かせようとしたんだけれど、
女の子が泣きじゃくり、あと一日だけ泊めてほしい、明日になれば必ず帰るから 
と懇願してきた。



71 :ぽんかん ◆fZaV8pnJmI :2007/07/13(金) 22:02:24 ID:MxZ/QCi60
『A君の話』 2/2

A君は何故かそれ以上強く言えず、結局その日も泊めてしまった。
次の日、大学から帰ったA君が見たのは昨日と同じ光景。
さすがにA君も気味悪さ半分、怒り半分で、力ずくで部屋から追い出そうとしたら、
女の子はどこからか持ち出した包丁を手に暴れだした ―――――――――
と、そこまで話したA君は仕事が終わったようで、
突然話をやめてサッサと帰り支度を始め、「それじゃ」と帰ってしまった。

旦那はアッケにとられつつも、その話が結局どうなったのかが気になったのだけれど、
A君の様子が少し変だったこともあり(途中で旦那が納得行かない箇所で質問をはさんでも、
「ああ・・」とか「うん・・まぁ・・」とか、何だか要領の得ないような受け答えだったし)、
それに気味悪くもあり、聞きそびれてしまった。
それから間もなくしてA君は会社を辞めてしまった。

あれからもう5年も経つのに、旦那はこの季節になると決まってあの日の事を思い出すらしい。

けれど・・・
今でも不可解なのは、

同僚として何年も色々な話をしてきたのに、
なんで突然脈絡も無く、しかもあんな中途半端な話をし始めたのか、ということと、

その話をしている時のA君は旦那に話しているという感じでは無く、
まるで独り言をつぶやいているような感じだったこと

そして
「15年前 大学生」というのは、その話をした当時28歳だったA君では、
年数がどうしても合わないこと だそうだ。

【完】


72 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:02:30 ID:+h3WQaY00
十三本目の蝋燭が消えようとしています……
ぽんかん ◆fZaV8pnJmI さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十四話
イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo さん お願いします…



73 :イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo :2007/07/13(金) 22:04:33 ID:UW2zDpA3O
【014/100】
↓ロウソク持ってきました。
http://c.pic.to/dfstb
それでは行きます。

『卓球場』

あれは、僕がまだ小学生だった頃のことです。当時、卓球場に幽霊が出るという噂だ立ち、ある日数人で卓球場へ行ってみることになりました。卓球場に到着しましたが何のへんてつもありません。
『もう戻ろうか…。』
そう思ったその時!
『チリーン…、チリーン…。』
と鈴の音がどこからともなく聞こえてきました。それに続いて
『カン…、カン…、カン…、ドスッ!』
と、壁のはしごを人が降りて来るような音が!(僕には鈴の音しか聞こえませんでした。)
「逃げろ!!!!!!」
誰かがそう言うと同時に皆一斉に走り出しました。

次の日、僕は熱を出して学校を休みました。幸い熱はすぐに下がりましたが、もう二度とその卓球場に行きたいとは思いませんでした。
―完―



74 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:05:30 ID:+h3WQaY00
十四本目の蝋燭が消えようとしています……
イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十五話
虎 さん お願いします…



75 :虎:2007/07/13(金) 22:05:59 ID:hexQpjw10
☆インコ☆
【1/4】
長い上に怖くないけど・・・。
我が家では、鳥を代々飼っている。
セキセイインコとかいう種類だったと思う。
母親が好きなんだが寝る時と飯の時以外、籠から出して遊ばせている。
そして代々、我が家の鳥はめちゃくちゃ俺になつく。
中には変わった能力を持った鳥もいるようで、たまにビックリさせられる・・・。

中学一年の頃だったかな。
稀に見る頭の良いインコがいた。
よく言葉を覚え、人になついた。
家の人の帰りを直感でわかるらしく、だれかが帰ってくる前に玄関で出迎えをした。
今思えば、それが災いしてしまった・・・。
家族全員で出掛けて、夜遅くに帰った時のことだった。
冬だったので茶の間にストーブを付けて出かけた。
インコが寒いといけないから・・・。
その日、家族全員が帰ってもインコの出迎えは無かった・・・。
茶の間のドアは誰かが閉め忘れたらしくすこし開いていたという。
夜中まで大捜索は続いた。
きっと、インコはずっと玄関で待っていたんだろう。
暗くてよく辺りが見えなかったんだろう・・・。
インコは玄関の入口に置いてあった石油タンクの中で死んでいた。



76 :虎:2007/07/13(金) 22:07:42 ID:hexQpjw10
【2/4】
前置き長くてゴメン、不思議な話はここから始まる。
インコを可愛がっていた母は何十分も石油漬けになったインコの体を洗った。
泣きならがら、謝りながら何度も何度もやさしく洗った。
俺もその光景をずっと見守った。
声を聞いたのはその時が初めてだったと思う。
「ピーーーーッ、ピーーーーーッ」
微かだがインコの鳴き声がする。
まさか!と思い、インコを見るが当然目をつぶったまま。
母親もそれに気がつく様子もない。
「ピーーーーッ、ピーーーーーッ」
やはり、鳴き声がする・・・・。
周りを見渡してもインコなどいるわけがない。
さすがに気味が悪かったが、死んだインコが別れを言っているんだろうと思った。
その日の内に、庭の一画にインコを埋葬した。



77 :虎:2007/07/13(金) 22:08:52 ID:hexQpjw10
【3/4】
何日かが過ぎたある日の夜中、また・・・。
「ピーーーーッ、ピーーーーーッ」
鳴き声がする。
今度は外の庭の方だった。
何度もしつこく鳴くので庭に出てみる。
鳴き声は埋葬場所の辺りからだ。
埋葬場所を見てビックリした。
猫かなんかに掘り返されて今にも出てきそうな半ミイラ化しかインコが顔を覗かせていた。
「ごめんごめん」と心の中で謝りながら、
もう二度と掘り返されないように穴を奥深くまで掘って再度埋葬してやった。
掘ってる時、一度だけ「ピーーーーッ、ピーーーーーッ」が聞こえた。



78 :虎:2007/07/13(金) 22:09:33 ID:hexQpjw10
【4/4終 】
それから代々、鳥が亡くなる度に庭に埋葬する。
亡くなり方は様々だったが、その度に「ピーーーーッ、ピーーーーーッ」が聞こえる。
その声はその時埋葬したインコなのか、以前の頭の良いインコの声なのかは俺には判別付かない。
その謎はいずれわかるだろう・・・。
今、恒例の如くインコを飼っている。
しかもこのインコ、あのインコの様に頭がいい。
そしてなにより、鳴き方に特徴がある。
「チョーーーーーッ、チョーーーーッ」って鳴くのだ。
きっと謎はこいつが亡くなった時にわかるだろう。
「ピーーーーッ、ピーーーーーッ」と鳴くか。
「チョーーーッ、チョーーーーッ」と鳴くか。

でも、可愛いから死んでほしくはない。
長生きしてくれ、インコのチョーちゃん。
【完】



79 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:09:45 ID:+h3WQaY00
十五本目の蝋燭が消えようとしています……
虎 さん ありがとうございました…


    ξ
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  ┴─┴

第 十六話
てぃば ◆29nSS.Gmv2 さん お願いします…



80 :てぃば ◆29nSS.Gmv2 :2007/07/13(金) 22:10:51 ID:whQjBNxf0
16/100
 友人の話ですが、その友人の家にはよく祖母と叔母がよく泊まりに来るら
しい。
 
 それで祖母と叔母専用の部屋が用意されている。
 その二人は無類の人形好きだと言うだけはあって、二人の為の部屋に人形を
買っては置いていくそうだ。
 
 そしてある日またその二人が泊まりに来た翌日、血相を変えて友人の所へ来た。

 なんでもその二人によると、飾ってある人形のひとつが二人の手を噛んだ
と言うのだ。
 どうにも信じられないが、二人の手には人形のそれと思われる歯形がくっきりと
付いていた。
 それ以来友人は、その部屋の人形を直視できなくなったらしい。

 しかも、その部屋には祖母と叔母に噛み付いた人形がまだ、置いてある。

               完



81 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:11:52 ID:+h3WQaY00
十六本目の蝋燭が消えようとしています……
てぃば ◆29nSS.Gmv2 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十七話
信奉者 さん お願いします…



82 :信奉者:2007/07/13(金) 22:12:57 ID:qYOHfR7eO
【017/100】
『手紙』 1/4

あれは、まだ僕がソフトを不正にコピーしていた頃の話です。
僕はソフトを購入したことは一度もありませんでした。
いや、厳密には、購入したらすぐにコピーして、原盤を中古ショップに
売ることにより、その差額だけでゲームを楽しんでいたのです。
この1年間で、そうやって集めたゲームはフロッピーディスクケース一杯になっていました。
その日も、いつものようにコピーしたらすぐに売るつもりで新作ゲームを購入しました。
タイトルは『ハルマゲドン』という、パッケージもゲーム画面もどことなく無気味なRPGでした。
これを作ったソフト会社は、しばらくヒット作品に恵まれていないようです。
僕も、全作品をプレイしてきましたが、以前ほどのパワーはなくなっています。
この会社もそろそろ終わりかな・・・。
パッケージを開けると、さっそくフロッピーディスクを強力なオートコピーツールでコピーし始め、
その時間を利用して、ソフトのマニュアルをパラパラとめくっていました。
そして、最後のページにあった注意書きには、こんなことが書かれていました。

『このソフトはコピーしないほうがいいでしょう。』

しないほうがいいでしょう、とは曖昧な表現だなあ、と思っていると
ちょうどコピーが終了したので、コピーが取れていることを確かめると、
すぐに中古ショップに出掛けました。


83 :信奉者:2007/07/13(金) 22:14:31 ID:qYOHfR7eO
【017/100】2/4

その夜、僕は『ハルマゲドン』に夢中になっていました。
買った値段が9800円、売った値段が5000円。
半額でゲームが楽しめる。なんて、僕は何て頭がいいんだ。
そうだ! 友達5人に、1000円でこのソフトをコピーしてやれば元が取れる。
そんなことを思いつつ、僕は延々とゲームをプレイし続けていました。

(暗転)

あ、停電!?
ゲームに熱中していて気づかなかったが外はいつの間にか嵐になっている。
最後にセーブしたのが数時間前だったことが頭をよぎった。
僕は気落ちしながら、ポケットに入っていたジッポライターを取り出し、
フタを開けて火を付けた。
一瞬、真っ暗な画面の中に不気味な顔が映る。

え?

僕はびっくりして、とっさにライターのふたを閉めてしまった。
今、確かにモニターに誰かの顔が写っていたような気がした。


84 :信奉者:2007/07/13(金) 22:16:11 ID:qYOHfR7eO
【017/100】3/4

何も写っていない。
気のせいか?

僕は火を付けたまま、しばらくじっと停電が戻るのを待っていたが、
一向に復旧する気配はないようだ。
僕は、ひょっとしたら停電の原因は落雷ではなく、単にブレーカーが落ちただけかもしれないと思い、
調べに行こうと椅子から立ち上がろうとした。

・・・か・・・体が動かない!!
これがいわゆる金縛りというやつか!?

(再びあの顔が映る)

「うぁ~~」
僕はびっくりして、火のついたジッポライターを床に落してしまった。
ライターはフロッピーディスクケースに入り、ディスクの一枚に燃え移った。
次々とディスクが溶け、プラスチック特有の鼻を突く有毒ガスが発生する。
火はパソコンにも燃え移り、ますますその勢いを増す。
パソコンにさしてある「ハルマゲドン」のディスクも燃え出し、溶けはじめている。
ディスプレイに写る顔からは無気味な笑い声が何度も響き渡る。
そして遂に、動けない僕の体にも火が燃え移った。


85 :信奉者:2007/07/13(金) 22:17:24 ID:qYOHfR7eO
【017/100】4/4

ズボンや服がじわじわと焦げ出す。

もうだめだ・・・。

そう思った瞬間停電が戻った。
今まで燃え盛っていた炎は、うそのようにおさまっていた。
それどころか、燃えていたはずの服やパソコンが何ともない。

夢だったのか・・・?

ふと目を落とすと、フロッピーディスクケース内のコピーディスクは跡形もないほどに溶けていた。
パソコンに入っていた「ハルマゲドン」のディスクも同様に溶けて流れ出していた・・・。

あとから聞いた噂では、あのゲームを開発した人のひとりが、
完成直後に過労で亡くなったのだそうです。
モニターに写っていた顔は、きっとその開発者だったのでしょう。
コピーディスクが燃え尽きるのがもう少し遅かったら・・・、と思うと今でもゾッとします。
あれ以来、僕はソフトをコピーするのをやめました。
どんなソフトにも開発者の執念がこもっていること、そして、ソフトを買うことは、
そのソフト会社の次回作につながることがわかったからです。
コピーユーザーが「この会社のソフトは最近面白くない」と言える権利はどこにもないのです。

【完】


86 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:18:06 ID:+h3WQaY00
十七本目の蝋燭が消えようとしています……
信奉者 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十八話
牛タン ◆86/e9umKOI さん お願いします…



87 :牛タン ◆86/e9umKOI :2007/07/13(金) 22:20:19 ID:V+IQCE6W0
【017/100】

人形の話1/3

少し変わった友人がいる。Kとしよう。
長い付き合いで、私の年齢を二で割って、
ちょうどくらいの付き合いだ。腐れ縁というやつである。
雨の日だった。
三年程前に、そのKに「娘」を紹介されたことがある。
といっても、生身の、ではない。kは独身だし、
そんな浮いた話は聞いたことはなかった。
紹介されたのは、人形だった。
「この娘はね、私の娘なんですけどね」
Kの家に遊びに行った時の事だ。
居間で寛いでいた私に、Kはその「娘」を腕にちょこんと
座らせながら見せに来たのだ。
良く出来た人形のようだった。一メートルより少し大きい位の、
関節の稼動する、いわゆる生き人形みたいなものである。
と言っても、これはK一流の冗談である。
まあ、人形好きは本当みたいだが、何も本気で「娘」だと思っている
訳ではない。そういった人形嫌いの私の事を百も承知で、
態々見せに来るのは悪趣味だとは思うけれども。
当然如く私は気味悪がり、その様をからかわれた訳だ。



88 :牛タン ◆86/e9umKOI :2007/07/13(金) 22:21:25 ID:V+IQCE6W0
人形の話2/3

その日、私は自宅に帰り、眠りに就いた。
夜中、妙な感触に目が覚めた。未だ雨は降っている。雨音が聞こえる。
その時、私は横向きに寝ていたようだ。その私の後頭部を、
何か触っている。いや、撫でられている。
私は未だ半分夢の中で、くすぐったい感触に思わず手を伸ばした。
それは、手だった。
ただ、人の手にしては硬いのだ。
人の手にしては、妙な溝があるようだ。
とても小さい、子供のような手だ。
全く、一体誰が…そう思った所で、私はガバリと跳ね起きた。
私は一人暮らしである。この家には今、私しか居ないのだ。
暗がりを、恐る恐る見渡しても、やはり誰も、何もいなかった。
結局、虫でも這っていたのだろうと、私は寝惚けていたのだろうと、
そんな曖昧な納得をして、この事は誰にも話さなかった。



89 :牛タン ◆86/e9umKOI :2007/07/13(金) 22:22:21 ID:V+IQCE6W0
人形の話3/3

暫く経って、Kが今度は私の家に遊びに来た。
取り留めの無い雑談の中に、彼の「娘」の人形の話が出た。
「そいいえば、前にあなたに見せた「娘」なんですけどね、
 彼女、偶に一人で出歩くみたいなんですよ。」
私は嫌な顔をして見せるが、Kには勿論効きはしない。寧ろ逆効果だ。
嬉々として話し続ける。
「彼女、私の部屋に普段置いてるんですが、寝る前に居た位置と
 違っていたりする時があるんです。この前なんか、足の裏に
 泥なんか付いていましたしね。夜に散歩でもしてるんですかね?」
泥。私は聞かずにはいられなかった。それは、何時の日の事なのか。
私が話しに食いついたのが意外だったのか。怪訝そうな顔だった。
「ほら、この前あなたが私の家に来たでしょう?その次の日の朝
 ですよ。あの日、雨で庭がぬかるんでいましたからね」





90 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:22:51 ID:+h3WQaY00
十八本目の蝋燭が消えようとしています……
牛タン ◆86/e9umKOI さん ありがとうございました…


    ξ
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第 十九話
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん お願いします…



91 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/13(金) 22:25:57 ID:oArD26OTO
【019/100】
旅館 1/5


気のきいた前置きができないのでいきなり話始めます。


小学校4年の頃、京都にある旅館に泊まった時の話だ。

従兄弟と仲がよかった僕は、従兄弟に誘われて旅行についていった。

僕達が泊まった旅館は山の頂上くらいにあって、凄く落ち着く雰囲気と凄く落ち着かない雰囲気の両方が出てた。
矛盾してるけど本当に。

それでも僕と従兄弟はテンション上がりまくりであんまり気にしなかった。

従兄弟『見てみ!モスラ止まってるモスラ!!』
俺『うわっ!この蛾マジでかいじゃんwww』
なんてバカみたいにはしゃいでた。

話は前後するんだけど、旅館に行く数か月前に初めて幽霊を見たんだ。
自宅の二階に白い足だけが立ってるのを。
それから霊感が付いたらしく頻繁に見ていたけど、子供ならではの無邪気な勇気というか好奇心で恐怖は乗り切ってた。(今ならびびって無理
旅館に入った時も、キン○マが縮み上がるほど寒気がしたけど、旅館の人がスグに出て来たから気にしてる暇はなかった。
旅館のおっちゃんの顔はよく思い出せないんだけど、嫌な感じじゃなく、凄くいいおっちゃんだったと思う。



92 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/13(金) 22:28:07 ID:oArD26OTO
2/5


その日旅館に泊まる客は僕達だけで、いわゆる貸し切り状態だった。
当然のように騒ぎまくる従兄弟と僕。

お風呂でも従兄弟ははしゃいでたんだけど、お風呂で僕は固まってしまった。

だって明らかに湯船に三人入ってた。

僕と従兄弟と誰か。

どんなに周りを見ても僕と従兄弟しかいない
存在だけ分かる感じ。
そのため早めに風呂を出たワケなんだけど、子供のくせに
(せっかくの旅行を台無しにしちゃう)
とか思って従兄弟のおばちゃんには話さなかった。

お風呂を出てトイレに向かうと、トイレの周辺は広いスペースになってて、卓球台が一つ置いてあった。

受付で話を聞くと、二十円で三十分卓球ができるそうだ。
今思うと安過ぎる気もするけど気にせず借りたら、今日は貸し切りだから時間は気にしなくていいとの事。

そこから数十分、従兄弟と僕は卓球で遊んでいた。



93 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/13(金) 22:30:12 ID:oArD26OTO
3/5

しばらく遊んでいると、突然ピン球が飛んで行ってしまった。

当然ピン球を取りに行ったんだけど、ピン球が落ちてた所にやたらデカい絵がかけてあった。

物凄い悪寒がした僕は部屋に戻る気マンマンだった。


でも、振り返ったら従兄弟がいない。

怖くなった僕は部屋まで走って戻ったんだけど誰もいない。

訳が分からなくてとにかく廊下を走り回って全部の部屋を見て回ったが、自分が泊まっている部屋以外はドアも開かない。

残っているのは一番奥、1015と書かれた部屋だけだった。

寂しくて泣きまくってた僕の耳に優しい声が聞こえて来た。

『こっちにお母さんがいるよ』

僕は一番奥の部屋に行く足を止めた。

突然涙が止まり、かわりに全身から汗が吹き出て来る。


 こ の 部 屋 は 危 な い

僕がそう感じた直後、ドアから無数の真っ青な腕が飛び出して来た。

僕ははじかれるようにその場を逃げ出した。



99 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/13(金) 22:33:28 ID:oArD26OTO
4/5

後ろを向くと、真っ青な腕の壁が迫ってくる。
僕はずっと泣き叫んでた
初めて感じる異常なモノへの恐怖。
なんでこんな事になったんだろう?

逃げながら頭をかすめた疑問が僕を助けてくれた。
(そっか!あの絵だ!!)

僕は遊戯スペース目指して走り、絵に手をついた
そこからは覚えてないから僕が体験したのはここまで
ここからは事件(?)の後の話

従兄弟の証言

H(俺)がピン球を取りに行った時に突然絵をすり抜けて行ってしまった。

おばちゃんの証言

Hが絵の中に入ったとK(従兄弟)が騒ぐから絵を見に来たらHが倒れてた。

まだ泊まる予定だったが、僕達はその日の朝に旅館を後にした。

おばちゃんが帰ってから旅館について調べたらしい。(いわくつきかどうか)
するとそこに旅館は存在していない、というか僕達が登った山自体が存在して無かったらしい。

旅館の名前は覚えてない。

旅館のおっちゃんの顔も覚えてはいない………
あんまり怖くなかったかもしれないけど、体験した本人としては本当に怖かった。



100 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/13(金) 22:37:18 ID:oArD26OTO
5/5

余談だが私の霊感はその後どんどん強まっていったが、中学2年を境になくなり、心霊現象に会う事もなくなった。


しかし今でも大きな絵を見ると、背筋が凍る。



京都にはもう絶対に旅行に行かないと決めた僕でしたが、修学旅行で京都に行くことになり、しばらく鬱でした



-終-



101 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:37:33 ID:+h3WQaY00
十九本目の蝋燭が消えようとしています……
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十話
心霊作家 さん お願いします…



102 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 22:38:44 ID:FPp3vRdW0
【020/100】
これは、私が東京練馬の大泉学園周辺のバーのマスターに話してもらった、
池袋のクラブで本当にあった話である。このマスターはかれこれ10年前、
池袋のあるクラブに通っていた。だんだん通っていると、店の者とも
浸透していくものであるが、ある日、女性店員から、「トイレの窓から夜、閉店の作業を
していると、変な音がする」と聞いた。
マスターは正義感強く、クラブが休みの時、トイレに監視カメラを設置した。
それで、翌日監視カメラを見た、テープを再生すると・・・
すると、声がする。うめくような声が。すると、ちょうどカメラの日付項目のすぐ上、
水を流す取っ手のあたりから、真っ赤な顔がふうっ・・と横切ってこちらを向いて、
「はぁぁぁあああああ」と叫んだそうですよ。
その女性店員、いつもその知らない恐怖と隣り合わせだった。と言う。
【完】



104 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:39:37 ID:+h3WQaY00
二十本目の蝋燭が消えようとしています……
心霊作家 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十一話
イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo さん お願いします…



105 :イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo :2007/07/13(金) 22:43:51 ID:UW2zDpA3O
【021/100】
↓携帯用般若心経持ってきました。
http://aupo.jp/ezoto/data/1184333004-%94%CA%8E%E1%90S%8Co.mmf

では行きます。

『野球部寮』


これは、今通っている高校の先生に聞いた話しです。
その先生が東京の日大にいた頃、使われていない野球部寮に泊まったことがあるそうです。その寮は、過去に部員が死んだため使われなくなったもので、死因はいじめとも事故とも言われ、曖昧だそうです。
先生はそこでさまざまな体験をします。その先生は肝が据わっていたためあまり怖がることは無かったらしいですが。
電気が急に消えたり、地下室も無いのに下から『お~い』と呼ぶ声がしたり、いろいろあったらしいですが、今日は、その中で一番怖いと思った話しを書きます。

その先生の後輩―『Aさん』としましょう―がその寮で体験した話しです。その日の夜、Aさんはいつものようにベッドで寝ていました。
しばらくすると、急に金縛りになり、体が動かず、目も開かなくなりました。
『すぐ解けるだろう。』
そう思ってじっとしていたその時!部屋の奥の方から誰かが近付いて来る気配がします。
(この時Aさんはなぜかその人が女と分かったそうです。)
その女の人は、Aさん


106 :イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo :2007/07/13(金) 22:46:17 ID:UW2zDpA3O
2/2
その女の人は、Aさんの脇まで来ると、息がかかるくらい顔を近付けてAさんの顔を覗き込んできたそうです。
…しばらくそのまま沈黙が続きました。すると、女の人が突然
『…………違う。』
とぼそりとつぶやくと、スーッと来た時と同じように去って行ったということです。
もし、『違う。』ではなく、『みぃ~つけた。』だったら…。
その部屋は例の死んだ部員が生前使っていた部屋で、不気味なピエロの人形が置いてあったそうです。
―完―



107 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:46:49 ID:+h3WQaY00
二十一本目の蝋燭が消えようとしています……
イブラヒモビッチ ◆NA2JlDKnqo さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十二話
徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ さん お願いします…



108 :徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ :2007/07/13(金) 22:47:52 ID:8mQHytvn0
【022/100】
(1/2)
先にお話した『着替え部屋』の件と、体験した時期は被ると思います。

私が中学生の頃まで住んでいた家は、田舎の古家の例に漏れず、風呂・トイレが別棟の建物と
なっておりました。
その別棟は本当に風呂とトイレしか無い小さな建物だったので、風呂に入る際は『着替え部屋』
で服を脱いでから、吹き曝しの渡り廊下を通って風呂へと向かいます。
廊下の幅は一、二メートル位でしたが、それでも一瞬とはいえ裸で外を歩くので、今から思えば
よくあんなプライバシーの無い建物を使っていたなと思いますが……今回はその、『吹き曝しの
渡り廊下』の話。

それがいつだったのか、もう季節は覚えておりませんが、たしか雨の降っていた日だったと思います。
私はいつもの様に『着替え部屋』で服を脱ぐと、風呂に入るべく渡り廊下へと向かいました。

外はざあざあ降りの雨。
一応渡り廊下に屋根は付いておりましたが、風が強い日などは雨が吹き込んできますので、足早に
別棟に向かおうとした、丁度その時。



111 :徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ :2007/07/13(金) 22:48:45 ID:8mQHytvn0
(2/2)

――――――ザッザッザッザッと、雨音に混じって、足音が聞こえてきました。

思わず足を止め、音のする方向を見つめます。
田舎ですので明かりの数が少なく、ましてや雨の日。外はほとんど真っ暗で、何も見えません。
そして何より、足音のする位置。近いのです。明らかに、道路から聞こえてくるのではありません。
家や、別棟の明かりから、少しだけ離れたところ。目の前の暗闇から、兵隊が行進するときのような、
規則正しい足音が聞こえてきたのです。

ぞっとしました。恐怖感で息が詰まりそうになりながらも、何とか声を張り上げます。
「誰かいるの!?」
しかし、反応がありません。変わらず聞こえてくる足音に、このまま渡り廊下にいては何か怖いものを
見てしまう予感がして、私は風呂場へと飛び込みました。

数十分後、恐る恐る風呂から出て、耳を澄ませましたが、もうその足音は聞こえませんでした。

それにしても、あの足音……『着替え部屋』の件と同様、近付いてくるでもなく、離れていくでもなく、
ずっとその場に留まっていたように思えます。
足音の主は、こちらに近付きたくても近付けなかったのか、離れたくても離れられなかったのか……
どっちなんでしょうね? 【完】



112 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 22:55:35 ID:hQrzUW490
【023/100】

「百物語ご使用上の注意」 1/3


僕は去年の夏の百物語も参加していました。
といってもROMしていただけで、語り部ではなく
雑談のほうにたまに書き込むだけだったのですが。

去年は百話まで頑張ってつきあっていたのですが、
終わる頃には夜も明け始め明るくなっていたと思います。
眠たい目をこすりながら最後の話を読み終え、
すっかり怖さにもなれてしまっていた僕は、
なんともいえない充実感でいっぱいでした。

「さて、昼から友達と海に行くからひと眠りするか」
こんな季節なので、布団には入らずそのまま
部屋のソファに横になってタオルケットをかぶり、
夢の中へと落ちていきました。



113 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 22:56:11 ID:+h3WQaY00
二十二本目の蝋燭が消えようとしています……
徳島ヴォルティス@@サポ ◆K6QUBu7wQQ さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十三話
雪駄 ◆/FsopyQZxE さん お願いします…



114 :雪駄(>>112誤爆) ◆/FsopyQZxE :2007/07/13(金) 22:57:32 ID:hQrzUW490
【023/100】

「百物語ご使用上の注意」 1/3


僕は去年の夏の百物語も参加していました。
といってもROMしていただけで、語り部ではなく
雑談のほうにたまに書き込むだけだったのですが。

去年は百話まで頑張ってつきあっていたのですが、
終わる頃には夜も明け始め明るくなっていたと思います。
眠たい目をこすりながら最後の話を読み終え、
すっかり怖さにもなれてしまっていた僕は、
なんともいえない充実感でいっぱいでした。

「さて、昼から友達と海に行くからひと眠りするか」
こんな季節なので、布団には入らずそのまま
部屋のソファに横になってタオルケットをかぶり、
夢の中へと落ちていきました。



115 :雪駄 ◆/FsopyQZxE :2007/07/13(金) 22:58:40 ID:hQrzUW490
クーラーガンガンにかけて気持ちよく眠っていると、
ふくらはぎのあたりを撫でられた感覚がありました。
冷たい手で、なんとなくですが、女性の手ではないかと感じました。
「うはwwwこれはいい淫夢www」
と怖がることなく(夢と意識していたかは覚えていませんが)、
むしろ楽しむくらいの余裕があったのですが・・・
その冷たい手の感触は腰、背中、次第に上へ上へと上がってきます。
仰向けで寝ているのに、ソファと背中の間を
ゆっくりと、確実に滑りあがってくる感触に
少しずつ不気味さを覚え、
「なんか嫌な感じだな」と思っていました。

手の感触は私の首元まで上ってきて、
急に僕の後ろ髪をつかんでギュウっと引っ張り出しました。

「この痛さは夢じゃない!」
焦って体を起こそうとするのですが、
金縛り、というやつなのでしょうか、まったく体が動きません。
なおもギリギリと髪を引っ張る誰かの手。
「助けて!ごめんなさい!」
誰にともなく、なぜか必死にあやまる僕。
怖くて怖くて目もぎゅっと閉じたまま。
ソファのクッションに頭がめりこんでいく感触は
今でもはっきりと覚えています。

(わタシノ髪・・・)
そんな言葉が頭に響きました。
稲川淳二氏ではないのですが、そのまま意識がスゥーーーーっと・・・



116 :雪駄 ◆/FsopyQZxE :2007/07/13(金) 22:59:21 ID:hQrzUW490
3/3

友達からの電話で目が覚めました。
「もうみんな集合してるよ、なにしてんだよ」
「・・・あぁ、ごめん。ゆうべ朝まで起きてたもんだからさ」
「早く海行こうぜ!」
「うん、今から準備するから先行ってて。直接現地行くわ」

今朝のは夢だったのか、心霊現象だったのか・・・
風呂に入って気分を変えようと思い、
シャワーを浴び、頭を洗っていると、
ごっそり抜けた髪の毛が指にからみつきました。
20代前半特有の脱毛とは言い切れない量でした。

そんな体験をしつつも、性懲りもなくまた今夏もきてしまいました。
怖くてとても百話まではきけませんが・・・
あれ以来怖くて頭を坊主にしているので、
髪をひっぱられることはないかと思いますが、
怖いので切りのいいところで今夜は寝るつもりです。
百話まで頑張る方は、終わったからといって、
朝になっちゃって明るくなったからといって、
気を抜いちゃわないように気をつけてください。

このイベントは、終わってからが一番怖いと思います。

-完-



117 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:01:08 ID:+h3WQaY00
二十三本目の蝋燭が消えようとしています……
雪駄 ◆/FsopyQZxE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十四話
士郎 ◆q/vRuJLEB2 さん お願いします…



118 :士郎 ◆q/vRuJLEB2 :2007/07/13(金) 23:02:19 ID:qYOHfR7eO
【024/100】
『絶て、黄泉』

これは、私が小学生の頃の話です。学校からの帰り道、真っ黒な髪を腰まで
のばした女の子が、公衆電話の前に立っていました。その子が振り向いて
話かけて来た時に、その目が白く濁っていた事から、私は彼女が盲目である事
を知ったのです。その子は透き通った声で言いました「美加ちゃん、お葬式の
最中に悪いんだけど、私の代わりに電話をかけてくれる?」わたしは(何か
誤解されてるな)と思い乍らも、そこは突っ込まずに、それよりも彼女が何故
まよう事なく私の名前を言い当てたのか、知りたいと思いました。「どこか
で、会ったかしら?」すると彼女はクスクスと可笑しそうに笑い、本を
読むように饒舌に語り始めたのです。「クラスが違うから、知らなくても
無理はないけど、アナタの同級生よ。貴方は一組で私は六組。廊下の端
と端ですものね。でも私は、ずっと前からアナタを知っていた・・・。
目の悪い人間ほど、声には敏感なものよ。アナタはとても綺麗な声で、クラス
の人望も厚くて、よく皆の話題になってた・・・。だってアナタは優等生の
見本のような人ですものね。きっと私の頼みを聞いてくれると思ったの。
エゴイスティックな他の人たちとは大違い・・・・・・」

なにかが狂ってるような気がしました。それでも私は、その少女の
いう通りに、ダイヤルを回し(当時はまだダイヤル式の公衆電話でした)、
少女のいう通りに、受話器を渡したのです。
女の子は、電話の向こうの誰かと声を潜めて話しては、時々こちらを見て、
にっこりと笑いました。その電話が終り、少女が去った直後でした。私が、
途方も無くおそろしいものに取り憑かれていた事に気付いたのは。
理由を詳しく説明する事はできません。私の
つまらない文章の意味を理解した者だけが、とり
かれる。そ
れが、この少女の呪いの
ルールなのですから。

【完】



119 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:02:54 ID:+h3WQaY00
二十四本目の蝋燭が消えようとしています……
士郎 ◆q/vRuJLEB2 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十五話
エソ ◆CQai/AiFaI さん お願いします…



120 :エソ ◆CQai/AiFaI :2007/07/13(金) 23:04:05 ID:kSEye1sA0
【025/100】

『ギフト……?』

祖母の話。


祖母が重い病気を患ってしまい、
臓器を摘出する大手術を受けることになりました。

肝っ玉の大きい祖母ですが、その前日は流石に不安で、
あまり寝られなかったそうです。

布団に入ってぼーっとしていると、
不意に天井から何かが降りてきました。

目を凝らしてよく見てみると、それは金色に輝くお地蔵様。
それがゆっくりと祖母の上まで降りてきて、
手術の際に切る予定の胸に、すーっと入っていきました。

最初はやはり驚いたのですが、
不思議とすぐに安心して、深い眠りに就いたそうです。

翌日の手術は、特に危ないことも無く、無事に終えることが出来ました。


が、お地蔵様はちょっと余計な力を祖母に与えたのです。
(続く)


121 :エソ ◆CQai/AiFaI :2007/07/13(金) 23:05:13 ID:kSEye1sA0
(続き)
それは「死期を悟る力」。

術後は当然何日間か入院しなければならないのですが、
六人部屋ではどうしても寝れなかったのだそうです。

祖母が言うには、
「死ぬ間際の人の近くに行くと、
なにかもやもやしたものが体中に巻きついてくる」
のだとか。

祖母が退院する頃、六人のうち半分の三人が他界されていたらしいです。

祖父が亡くなったときも、大分前からそれを悟っていたようで、
医師に、「危なくなったら遠慮なく言って下さい」と念を押していました。

いつもは優しい祖母ですが、その力は少し恐ろしいです……。

【完】



122 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:05:24 ID:+h3WQaY00
二十五本目の蝋燭が消えようとしています……
エソ ◆CQai/AiFaI さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十六話
蝉 ◆8sSemi/UGさん お願いします…



123 :本当にあった怖い名無し:2007/07/13(金) 23:08:16 ID:g6vlgQD10
【026/100】
(1/2)
もう七年になるでしょうか。
当時私は高校1年生で、妹は小学校の五年生でした。
六月の第一週でしたが、祖父の姉である大叔母が死去しました。
勿論私の一家も参列し、私も制服を着て葬式に参加しました。
私の祖父は兄弟が七人と多く、そのため参列した親戚の数も少なくはありませんでした。
空は心地よく晴れ、風が心地よい好天にも恵まれ、式は何事もなく進行しました。
出棺も無事に済み、お骨が焼きあがるのを待つばかりとなり、
皆ほっとした様子で式を執り行った大叔母の家で思い思いくつろいでいたその時のことでした。
妹が何気なくつぶやきました。
「階段の下のところにいたピンクのワンピースの女の子ってどこの子?」
ぞっとしました。
葬式にそんな色の服を着てくる子供など居るはずがないのです。



124 :蝉 ◆8sSemi/UG. :2007/07/13(金) 23:10:54 ID:g6vlgQD10
(2/2)
その言葉を聞いた親戚の女性の一人がはっとして、次のように語りました。
その大叔母には子供が四人居るのですが、実は死んでしまった長女がいたのです。
将来は村一番の美人になると言われたその女の子は、しかし三歳で死んでしまったのです。
今となってはその女の子のことを覚えているものもいなく、葬式の最中にもそのことを思い出す人は居なかったのでした。
妹が見たピンクのワンピースを着た女の子というのは、その女の子だったのだろうということです。
妹の前に現れたのは、誰かに気づいてもらいたかったからなのでしょうか?



125 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:11:16 ID:+h3WQaY00
二十六本目の蝋燭が消えようとしています……
蝉 ◆8sSemi/UG さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十七話
香川のろくでなし ◆23iJ.6jzS6 さん お願いします…



126 :香川のろくでなし ◆23iJ.6jzS6 :2007/07/13(金) 23:12:03 ID:ssjyKmiS0
027/100 丑の刻参り
(1/2)

これは昨年白血病で亡くなった祖父の話から聞いたです

まだ祖父が青年の頃 新聞配達の為、朝早くから起きて新聞を配っていました
とはいっても配る時間は朝の三時ぐらいからとまだ暗い頃に配っていたのでした

ある日、早く配達が終わり、寄り道をして帰っていました
その寄り道は海の近くの林で、月の出てない夜だったらしいので足元がなんとか確認できるかできないかの程度でした

そのまま林の道を帰ろうとしていたところ、前の方に火の玉らしきものが・・・
いやよく見てみるとそれは 『人』 火のついた蝋燭が立った輪を頭につけ、長い髪をたらし、白装束を着て
下駄で カタン、コロン と歩いていました



127 :香川のろくでなし ◆23iJ.6jzS6 :2007/07/13(金) 23:13:31 ID:ssjyKmiS0
(2/2)

祖父は振るえをこらえながらじっとみているとその人が何かやっているのです
よーくみるとそれは藁人形と金槌と釘を出して木に打ち付けたのです



       カーン     カーン     カーン     カーン   



と、静かな夜に釘を打ち付ける音が響きわたる
祖父は恐ろしくなり、気配を感じられないよう逃げたらしいです


人の呪いって怖いですよね

【完】



128 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:14:08 ID:+h3WQaY00
二十七本目の蝋燭が消えようとしています……
香川のろくでなし ◆23iJ.6jzS6 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十八話
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん お願いします…



129 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/13(金) 23:15:49 ID:oArD26OTO
これは僕のおばちゃん(以下T)の学生の頃の話

T達の修学旅行は、多数決で旅行地が決まり長崎に行く事になった

着いた旅館は山の中腹ほどにあり、街の明かりが見えて綺麗だった。

大きなガラス窓から夜景を見ていたTは、ふと窓の下を見た
真っ暗で何も見えなかったらしいが、スグに目が慣れて何があるのか把握できた。

あたり一面に並ぶ墓石。

皆が騒ぎだし騒然とする中、一人の女子生徒が悲鳴をあげ座り込んでしまった。

『先生!今外を頭のない人が通りました!!』
と半狂乱で叫び出す。

その場にいた生徒達はパニックに陥り、収集困難な状態に。

その後先生の一言によりパニックは静まり、なんとか修学旅行をこなして帰って来たらしい。

俺『へぇ~………凄い先生だったんだ………』
T『でもなぁ……
先生、とっさの一言が『おいお前ら!世の中には手や足が無い人もいるんだから頭がない人がいてもおかしくない!!』だったけどね』

俺『……………』

人間パニックになると恐ろしい事を口に出すものですね。

そして何の因果かその先生、今年僕らの修学旅行の引率に決定しました。
修学旅行休もうか本気で迷ってます………

~終~


130 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:16:28 ID:+h3WQaY00
二十八本目の蝋燭が消えようとしています……
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん ありがとうございました…


    ξ
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第 二十九話
補欠 ◆d0KhI.EMzc さん お願いします…



131 :補欠 ◆d0KhI.EMzc :2007/07/13(金) 23:16:39 ID:kjdmbbZx0
【029/100】
『団地、葬儀場、コンビニ』
1/3
 欠番が出たため、入り込ませて頂きます。
ところで皆さんの地域は今、雨が降っているのでしょうか・・・・


数年前の話ですが・・・・僕は父の勤める会社の団地(社宅)に住んでいました。
その団地のすぐ近くにはコンビニがあったのですが、
団地の住人、夜はちょっと遠回りしてコンビニに行くわけです。
、、、というのもこの団地とコンビニの間には葬儀場あったのです。
団地のフェンスに扉が付けられていてそこをギイィィィ・・・っと開けると葬儀場の裏に出るわけです。
葬儀場の人は我々団地の住人に対して葬儀場の土地を突っ切ってくれて構わないと許可してくれたのですが
やはり夜は気味が悪い。(お墓よりはましですが。)
それで皆少し遠回りしてコンビニに行くわけです。

さて、ある冬の晩のこと、帰宅する前にこのコンビニに寄って少し長居していたところ
雨がパタパタパタパタと降り始めてきました。
(これはいけない。今日は雨具も何も持っていない!)



132 :補欠 ◆d0KhI.EMzc :2007/07/13(金) 23:17:36 ID:kjdmbbZx0
2/3
 この一体は土地が傾斜しているので道が上手いこと碁盤の目のようにはなっていないので
団地に帰るにはやはり遠回りしなければならない・・・
が、雨はあっという間にどしゃ降りになってきたのでもう遠回りしていられない。
仕方なく葬儀場の裏を通っていく決意をしました。

常夜灯も何も無いですからこのルートが凄く暗くて恐ろしい。
ただ僕の前20メートルくらいかな・・・女性と子供の二人(親子?)が
歩いているのがぼんやりと見えました。
「あぁ~、この親子も突然雨が降ってきたもんだから葬儀場の裏を通るんだな・・・」

親子は葬儀場の角を曲がって丁度裏手の方へ曲がっていきました。
さて、そろそろフェンスに取り付けられた扉を開ける不気味な音が聞こえるぞ・・・・
・・・
・・・・・
・・・・・・・聞こえない。
いくら雨がうるさくてもあの音を聞き逃すはずは無いんだけどな~。
この親子と同じように葬儀場の角を曲がり、裏手を覗き込むと・・・・・いない。
あの親子がどこにもいない。
よ~く見るとフェンスに取り付けられた扉は開いてる。



133 :補欠 ◆d0KhI.EMzc :2007/07/13(金) 23:18:19 ID:kjdmbbZx0
3/3
 「あ、なんだ・・・ここ開きっぱなしだったんだな」

納得して僕も開きっぱなしの扉から団地の敷地内に入ろうとした時、
「何か」が顔から手から足まで、べっとりと張り付いた。
びっくりして思わず水溜りに尻餅をついたもんだからズボンはずぶ濡れ。
雨が葬儀場の空調の室外機の上をタンタンタンタンタンタン・・・はねる。
思わず指先で体中ひっかいてへばり付いていた「何か」を毟り取る。

心臓はバクバク、呼吸は滅茶苦茶に乱れていたように思えます。
冷静になってみると、何のことは無い。開きっぱなしの扉にびっしりと張られた蜘蛛の巣でした。


さて、あの親子はどこへ行ったのでしょう、この扉を通らずに葬儀場の裏をまっすぐ進んでも
あるのは自販機ほどの大きさの配電盤だけ。袋小路ですよ・・・・

【完】



134 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:18:29 ID:+h3WQaY00
二十九本目の蝋燭が消えようとしています……
補欠 ◆d0KhI.EMzc さん ありがとうございました…


    ξ
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第 三十話
隊長 ◆NEO/XeePcY さん お願いします…



135 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/13(金) 23:20:18 ID:/4YrzvB80
【030/100】

「コアラ男」 1/3

2003年某日、私は一人暮らしをしているアパートで昼寝をしていました。
ふと目が覚めて、時計を見てみると午後二時半。別に予定もないので二度寝をしようと寝返りを打ちました。
私の向いた方向にはベランダがあり、天気も良かったので窓とカーテンを全開にしていたのですが、その瞬間私は凍りつきました。
なんと窓の向こうの電柱に人間らしきものが引っ付いているのです。
一瞬工事の人かとも思いましたが、作業着は着ておらずボロボロのシャツと半ズボンといったいでたちです。
そいつはコアラのように電柱に抱きつき、私を凝視しています。
背が低く(子供?小人?)丸っこい体をしていて、ボサボサに垂れた髪の間から気持ち悪いぐらい大きな瞳が覗いているのです。
ちなみに私の部屋は3階です。それを思い出した私はゾーっと体から血の気が引いていくのを感じました。
すぐさま立ち上がり窓とカーテンを閉めました。それから怖くて外に出れないので、当時付き合っていた彼氏に電話をして来てもらうことにしました。
彼氏が来てくれるまで私はトイレに篭り、今のコアラみたいな奴は何だったのかと思案していました。
するとベランダのほうから何やら音が聞こえてきました。

「コーッ コーッ コーッ」



136 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/13(金) 23:21:18 ID:/4YrzvB80
2/3

私は震えながらも好奇心に負けてそっとトイレのドアを開けるとベランダのほうへ忍び足で向かっていきました。
足元を吹き抜ける風を感じて、私はベランダのドアが開いてることに気がつきました。「しまった!鍵をかけ忘れた!」
大急ぎで鍵をかけ、電柱にあいつがいないことに気付きます。
言いようのない恐怖感がこみ上げてきて、私はもう一度トイレに篭ろうときびすを返しました。
そして私は恐怖のあまり声にならない声を漏らしてしまいました。「あっ」
なんとテーブルの上に奴が立っているのです!
奴は「コーッ コーッ コーッ」と不気味な声(音?)を口から出し、私めがけてジャンプしました!
奴は見事に私に抱きつき体を締め付けてきます。まるでコアラのように。
口からは涎のような液体が垂れ落ち、「コーッ コーッ コーッ」と前にも増して息を荒げて締め付けます。
私は意識が薄れていくのを感じました。



137 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/13(金) 23:22:13 ID:/4YrzvB80
3/3

次に目が覚めたとき、私は病院のベッドの上にいました。
周りには彼氏と友達が数人。私は安堵のあまり泣き出してしまいました。

彼氏の話によると、私は部屋の中で倒れていたらしいです。
「あいつは!?」と私は聞きましたが何のことかわからないようでした。
話したところで信じてもらえないと思ったので結局黙っていました。
医師は脳貧血による卒倒と診断しましたが、元々体は健康なほうだったのでそんなことはありえません。

それから数日後に私は引越しました。

引越してからはもうコアラ男(勝手に名前付けちゃいました)は見てません。
彼氏とは別れましたが今は新しい彼氏とそれなりに普通の生活を送っています。
ただあの日以来、毎日と言っていいほど夢の中にコアラ男が出てくるのです。



138 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:22:49 ID:+h3WQaY00
三十本目の蝋燭が消えようとしています……
隊長 ◆NEO/XeePcY さん ありがとうございました…


    ξ
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第 三十一話
百々 ◆twi3GyMJ5w さん お願いします…



139 :百々 ◆twi3GyMJ5w :2007/07/13(金) 23:24:22 ID:gL16ItOl0
【031/100】 『壁』
(1/2)

小学校の頃。ある学習施設に行き一泊した時の話。

この学習施設ってのが曲者で、毎年『でる』だの『でた』だの話題が絶えない場所。
もちろん話してくれるのは上級生。先生も冗談半分で脅かしてくれたけど
ドコまで本気で言ってるのかわからない、そこら辺は自分たちも子供なわけで。
私としては興味深々ではあるもののそんな『特別』な事など起きるわけがないと思ってました。

当日、学校が用意したバスに乗り込み学習施設へ。
部屋は4人部屋。二段ベットで私は速攻でドアから向かって右下のベットを占領。
隣部屋は仲の良いYちゃんが居て、その子と壁一枚隣同士で眠ろう、それなら怖くないはず!と約束していたから。
うちのクラスは色々と揉めた結果くじ引きでYちゃんとは別グループになってしまっていたのです。

夕飯のカレーの支度をしている時にYちゃんに聞くとドアから向かって左下のベットを占領したそう。
お互いくすくす笑ってお互いの持ち場へ戻りました。
その後カレー食べお風呂に入ってキャンプファイヤーをしたりと楽しく過ごして消灯時間。
寝るときは豆電球を普段つけていた私の家。
真っ暗な部屋になかなか寝付けずにいて部屋に居る友達はみんな先に眠ってしまいました。



140 :百々 ◆twi3GyMJ5w :2007/07/13(金) 23:25:38 ID:gL16ItOl0
『壁』 (2/2)

するとコンコンと壁を軽く叩く音。
なんだろう、と一瞬思ったものの友達も眠れないのだろうと直ぐに良い方向へ。
コンコンと同じ回数だけ鳴らすと次にきたのはコンコンコンと三回。
それに対して同じ数だけ返し、そして4回、5回と増えていく壁の音。
10回を越えたあたりから段々と眠くなってきたのだけど…

ドン!ドン!ドン!ドン!

と強く叩く音。そんなにしたら先生に見つかるって!!と思った私。
小さく叩き返すものの効き目なし、壁からは強く叩く音がし続けて…。
もう知らないんだから!!と布団をかぶって後は無視を決め込んでそのまま眠ってしまっていて…。

朝、起きると行動予定にあった海岸への散歩に出かけたのだが友達の姿はありません。
どうかしたのかと思って隣の部屋だった他の子に聞いたところ…。

「え、Yちゃんなら多分帰ったよ?寝るとき、熱あったんだって。。。」

帰ったなんて気がつきませんでした。
そして慌てて友達が眠る予定だったベットに誰かいたのか聞きました。

「うちらのバック置いてたよ~?」


じゃあ、私と壁で交信していたのはだれ?【完】


141 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:26:06 ID:+h3WQaY00
三十一本目の蝋燭が消えようとしています……
百々 ◆twi3GyMJ5w さん ありがとうございました…


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第 三十二話http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1180811702/741

無名 ◆Wmzocrmwdo さん お願いします…



142 :無名 ◆Wmzocrmwdo :2007/07/13(金) 23:26:29 ID:+ckjglhU0
【032/100】
(1/2)

田舎の実家には古い土蔵がある。蔵の中身は古臭い物ばかりだ。
ガキの頃、蔵の掃除を手伝った時、中にある物を色々と見せてもらった。
その中の1つに、いわゆる“時代雛”という、古い雛人形があった。

しっかり桐箱に納められていて、男雛と女雛だけしかない。
現代の雛人形と比べると遥かに大きく、顔立ちが古風な感じだった。
俺はその顔の印象から、なぜか“狐の嫁入り”を思い出してしまった。
男だから興味がないってのもあるが、何となく嫌悪感の湧く人形だった。

・・・ちょうどその頃、俺は数日連続で妙な夢を見た。
夢の中で、俺は嫌いなはずのあの雛人形を前に並べて遊んでいる。
しかし人形の顔が怖い事が気に入らず、途中で邪険に放り出してしまう。
すると人形はますます怖い顔になり「オマエキライ」と返事をしてくる。

怖いというより憎悪感が残るような夢だったが、他にも妙な事が起こっていた。
起きてみると手足が変に汚れている。口の中が乾き、粉っぽい感じがする。
しかしガキだったせいか大して気にもせず、いつしかすっかり忘れていた。

それから十数年ほど経ち、今俺は東京で一人暮らしをしている。
5ヶ月ほど前、俺は忘れていたはずのあの雛人形の夢を再び見てしまった。



143 :無名 ◆Wmzocrmwdo :2007/07/13(金) 23:27:21 ID:+ckjglhU0
(2/2)

内容は昔と違い、俺は登場せず人形のみが等身大くらいで出てくる夢だった。
そして恨めしくも恐ろしい顔をして言う。「オマエノセイデ…オマエノセイデ…」
俺自身はやはり怖いというより、胸糞悪く憎々しいような気持ちで目が覚めた。

何となく気になってはいたがしばらく放置し、それから1ヵ月くらい後の事。
実家の母と電話の最中、ふと夢を見た事、あの雛人形の事を思い出した。
で、何気に訊いてみた。「そういやさ、ウチの蔵に雛人形あったじゃん?」

「あ~よく覚えてるね。あれね、こないだ蔵の掃除した時に捨てちゃったよ」
意外な答えにちょっと驚いた。「え?そうなん?なんで捨てちまったんだよ?」
「久しぶりに出してみたら顔が壊れててね…ネズミにやられちゃったみたい」

その話を聞いた瞬間、何かがつながったように俺は“ある事”を思い出した。

ガキの頃に見たあの夢は、半分は夢じゃない。
俺は夜中こっそり蔵に忍び込んで、雛人形を出して遊ぼうとしていたんだ。
いや、むしろ気に入らないから虐めようとしていた記憶すらおぼろげにある。

・・・思えばそうだった。俺はあの人形の“顔”がどうしても嫌いだった。
そして俺はガキの頃、何かで癇癪を起こすと物をひどく噛むクセがあった。

俺は夜な夜な夢遊病のように、蔵の中で人形の顔にかじりついていたらしい。

(完)



144 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:28:24 ID:+h3WQaY00
三十二本目の蝋燭が消えようとしています……
無名 ◆Wmzocrmwdo さん ありがとうございました…


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第 三十三話
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん お願いします…



145 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/13(金) 23:29:14 ID:9F/bdvmJ0
【033/100】

(1/003)

あれはですね今から2年前、当時中三だった俺の実体験です。

その日俺たちの学年は、思い出キャンプという行事で県内にある九重少年自然の家に行ってました。
その日は偶然にも他の客が居なかったので、夜はいくら騒いでも怒られなかった。
夜…俺の班は部屋でワイワイ騒いでいた。「・・・・ぅおおおぉぉぉぉ!!!!」突然だった。
俺の部屋から1番遠い部屋のメンバーが駆け出してきたのだ。どうした、どうした?と俺の班のメンバーはドキドキして、飛び出した部屋のメンバーに話を聞きに行きました。
「ゆ、幽霊がでた!!」
は?俺の班は全員が顔を見合わせ、笑った。
「はっはっはっは!そんなん見間違えやろ?w」
「本当だって!マジででt・・・」
――――…・・・うわああ!!!
――――…・・・ぎゃぁぁぁ!!
さっきよりも大人数の悲鳴が聞こえました。ワンテンポ置いてから
「うわああおおおおお!!!!」
野球部顧問の声でした。声のデカイ先生だったので、声に驚いてしまいました。
みんなの話を聞いてみると、悲鳴とその部屋のメンバーの話で、周りの班の奴が集まってたらしい。
そしたら本当に「出た」と言っていた。みんなが悲鳴で出たあと、野球部の顧問の先生が一人で入ったあとも、目撃したらしい。
話をまとめると、どうも男の子の霊らしい。窓の外を「スーッ・・・」と滑るように通るらしい。
建物は山の斜面に建っているので、窓の外は1mくらいの段になっているにも関わらず、霊には下半身が見えたそうです。
その時、ヤンキーとまでは行きませんが、野球部のやんちゃな奴が「おらぁ!」と言って窓を開けて外を見たそうです。
しかし、外にはなにもいなくて、急に怖くなってきたそうです。俺も彼のあんな青ざめた顔を見たのは最初で最後でした。



146 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/13(金) 23:29:48 ID:9F/bdvmJ0
(2/002)

翌日の午前中、クラスマッチでドッチボールをしていたとき急に彼が「いてっ!」と倒れこんでしまいました。
彼は足の靭帯を切断していたそうです。彼は先生の車で最寄の病院へ直行。エースの彼を失った我がクラスは決勝で惨敗でした。
帰りのバスの中では彼の話題でいっぱいでした。みんなが「呪いだ」「あんな事したから呪われたんじゃね?」と騒いでいました。

あの施設は確かに幽霊が出ると聞いていました。確かに血の跡もある部屋もありました。
果たしてみんなが見た人影は何だったのでしょう・・・?
なぜ「影」だったのにみんなは口をそろえて「男の子」と答えたのかはわかりません。

数ヵ月後、復帰した彼の活躍もあり野球部は県大会で優勝しました。

【完】



148 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:30:40 ID:+h3WQaY00
三十三本目の蝋燭が消えようとしています……
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん ありがとうございました…


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第 三十四話
影虎 ◆oLBUa5ffU2 さん お願いします…



149 :影虎 ◆oLBUa5ffU2 :2007/07/13(金) 23:31:17 ID:hnVGtZisO
【34/100】

「ラブホテルの怪・弐」
12月にも書いたが、最近行ったラブホテルであった怖い話。

一度行ってみたかった高級ラブホwに、就職祝いに連れて行って貰った。部屋も風呂も最高に綺麗。港の近くなので眺めもさぞ良かろうとカーテンを開けた瞬間。

すいっと人間の顔の様な物が私の目の前を横切った。

風呂に入っている彼氏に突撃→事情説明をしたが、信じて貰えない。

かといって、もう一度カーテンを開ける勇気も出ずに…
泊まる予定だった部屋を、早々に出た。

彼氏の車に乗るとき、助手席のドアノブに手形がついてたのは黙っておいた。



150 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:35:59 ID:+h3WQaY00
三十四本目の蝋燭が消えようとしています……
影虎 ◆oLBUa5ffU2 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 三十五話
なつき さん お願いします…



151 :なつき:2007/07/13(金) 23:37:01 ID:Lk6r/aCu0
【035/100】

夕暮れ時のランナー

これは私が私が大学生の頃の話です。
その日、私は部活の練習の為、先輩の運転する車で夏の夕暮れ時の東名高速を御殿場付近に向けて走っていました。先輩が運転し、私は助手席に座っていました。

100キロ近いスピードで走る車の助手席に座っていると何となく眠くなって来ます。
私は少し窓辺に寄りかかってウトウトし始めました。その時、フト、窓辺を見ると、オレンジ色のランニングを来たマラソンランナーが走っているではないですか。

私は、何もこんな所で練習なんかしなくてもいいのにと思いながら再びウトウトし始めました。
再びフト、窓辺を見るとまた、同じオレンジ色のランニングを来たランナーがまだ走っています・・。

私は我に返ったとたん、背筋に氷を入れられたような悪寒でゾーッとしました。
ここは高速道路です。人が入れるわけがないではないですか。
しかも、そのランナーは何と100キロ近いスピードで走っている車と平行に走っているのです!
どんな超人であっても100キロ近いスピードで車と平行に走れる人間がこの世にいるでしょうか!?

私はあまりの恐怖に絶句し、隣の先輩の顔を見ると・・・・・・・・・・!!!

【完】



152 :なつき:2007/07/13(金) 23:37:11 ID:qYOHfR7eO
【035/100】
『夕暮れ時のランナー』

これは実話です。
私が大学生の頃、部活の練習の為、先輩の運転する車で
夏の夕暮れ時の東名高速を御殿場付近に向けて走っていた。
先輩が運転し、私は助手席に座っていた。
100キロ近いスピードで走る車の助手席に座っていると何となく眠くなって来た。
私は少し窓辺に寄りかかってウトウトし始めた。その時、フト、窓辺を見ると、
オレンジ色のランニングを来たマラソンランナーが走っているではないか。
私は、何もこんな所で練習なんかしなくても良いのにと思いながら再びウトウトし始めた。
フト、窓辺を見るとまた、同じオレンジ色のランニングを来たランナーがまだ走っている・・。
私は我に返ったとたん、背筋に氷を入れられたような悪寒を感じてゾッとした。
ここは高速道路だ。人が入れるわけがないではないか。
しかも、そのランナーは何と100キロ近いスピードで走っている車と平行に走っているのである。
どんな超人であっても100キロ近いスピードで車と平行に走れる人間がこの世にいるだろうか。

私はあまりの恐怖に絶句し、隣の先輩の顔を見ると・・・・・・・・・・!!!

【完】


153 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:38:08 ID:+h3WQaY00
三十五本目の蝋燭が消えようとしています……
なつき さん ありがとうございました…


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第 三十六話
森の人 ◆7FJky9yTMw さん お願いします…



154 :森の人 ◆7FJky9yTMw :2007/07/13(金) 23:44:51 ID:y0aQ28sV0
【036/100】
友達の体験談です。僭越ながら語り部を務めさせていただきます。

1/3
ある日、仕事場の移動が決まりました。
私は数学教師をしており、まだ教師を始めて3年しか経っておりません。

教える学校が変わって最初の問題は、住む所です。
私の場合は、ほとんど県の端から反対側の端に移動したようなもので、非常に疲れる引越しとなりました。
移動した住所は、特に安いとか高いとかお札が貼ってるなどということはなく、普通の物件でした。
ただ、近くに大きなデパートなどがなく、普段ケチな私も引越し屋を呼ぶほど電器屋は遠かったのです。
(運ぶだけにしてもらったが)

全ての荷物をほどき、配置し終わるには一日では足りませんでした。
小さい県とは言え、移動に時間がかかり過ぎたのです。
とりあえず疲れた体をベッドに埋め、すぐ寝られました。

翌日。 教師の仕事が始まるのは、三日後。
教師の仕事は忙しいので、三日間も休みがあると言うのはありがたいと言うよりも、勿体無い気がする。
と、私はそんな事を考えてるうちに、「あ、荷物・・・」と思い出し、荷物を開け始めた。

全ての荷物を開け終わった頃には、午後5:00になっていた。
「さて、テレビ見ながらお茶でも飲んでだらだらするかー!」と一人事を言い、
ベッドにボユンボユンと飛び乗って、テレビをつけた。
・・・・・・私は怖がりだから、一人と言う事を意識したため、誤魔化そうとしたのですが。



155 :森の人 ◆7FJky9yTMw :2007/07/13(金) 23:45:46 ID:y0aQ28sV0
2/3
テレビを見てる内に夢中になりすぎ、気づけば午後11:00。
ヤバい、そろそろ寝なきゃ、と思いテレビを消し、布団に潜りこんだ。
そしてその時初めて気づいた。
「なんで。 なんで。 なんで。 なんで。」
と隣の部屋からずっと、ずっと、一定の音程で、抑揚のない声でリピートのように繰り返し聞こえてくる。
すっごく怖かったが、隣の声、もしくは隣のテレビの音、と無理矢理眠ろうとしました。
「なんで。 なんで。 なんで。 なんで。」
・・・しかし、案外うるさい。寝られない。その声しか部屋には響かない。
何だか、洗脳されているような気分だ。
喉が渇く。だけど怖いから立てない。汗かいたし、今日風呂入ってない。無論却下。
その時です。
コンコン、「すみませーん・・・」
俺はドダドダドダドダドダとドアに走り寄った。



156 :森の人 ◆7FJky9yTMw :2007/07/13(金) 23:47:25 ID:y0aQ28sV0
3/3
「はいっ!なんでしょうっ!」
俺の声の大きさと、あまりの出る速さ、勢いに、相手は非常に驚いたようだ。
「あ、はい・・・あの、失礼なのですが、テレビの音かあなたの声なのかわかりませんが、
『なんで』という声がこちらにも聞こえるので、静かにしていただけましたら、と・・・。」
「あ、はい・・・」
思わず、こう答えてしまった。じゃあ、あの声はどこから聞こえていたのか。
ふらふらしながら部屋に戻ると、あの声が聞こえてきた。
「なんで、って思ったでしょ? あははははははははははははははははははははっ!!!あはははははははははっ!!」

それ以降、あの声は聞こえてこない。
【完】


157 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:48:11 ID:+h3WQaY00
三十六本目の蝋燭が消えようとしています……
森の人 ◆7FJky9yTMw さん ありがとうございました…


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第 三十七話
蝉 ◆8sSemi/UG. さん お願いします…



158 :蝉 ◆8sSemi/UG. :2007/07/13(金) 23:50:19 ID:EXrW4xM00
【037/100】
(1/2)

私が大学三回(三年)の時の話です。
民俗学の講義をとっていた私はレポートの題材として地元の山ノ神を扱うことにしました。
山ノ神の儀礼は各地で作法が異なりますが、私の地域では子供が12月と2月に大人は1月に、
それぞれが登山をして地元の山の神様にお祝いの捧げものをする、といったことを行っていました。

私は文献の渉猟を行うとともに、地域の古老への聞き取り調査、現地調査を、
まあ真似事のようにではありますが徐々に進めていきました。
その現地調査として一人で登山をして山の神の社を撮影しようと思い、地元に里帰りしたときに早速登山して社へと向かいました。
祠へと続く山道をところどころデジカメで写真を撮りながら登り、いよいよ社に着きました。
社といってもごく小さいもので、大きさは一般家庭の神棚より大きく自蔵堂よりは小さいぐらいものです。
外観をパシャパシャと撮影し、雪に覆われた風景をファインダーに収めていたとき、ふと魔が差したのでしょうか。
社を開いて中を撮影しようと思ってしまったのです。
特に罪悪感も感じずに扉を開いて中を撮影しました。
御神体を撮影してしまいました。



159 :蝉 ◆8sSemi/UG. :2007/07/13(金) 23:51:55 ID:EXrW4xM00
(2/2)

それを家に帰ってから、父母と話している時にぽろっと話してしまったのです。
信心深い田舎のこと、猛烈に私は怒られ、翌日には山の入り口で社の中の御神体が写ったデータを削除させられました。
しかし私は楽観していました。
復元ツールを使えばそんなものはいくらでも拾いなおせる、と。
地元から大学の下宿先に戻ってから復元ツールでSDメモリを走査しました。
処分した去年の旅行の時のの写真や、ちょっと前の飲み会の席での写真が復元されています…
しかし、御神体を撮影したデータだけは影も形もないのです。
写真写りの問題で削除した前後の登山道の写真はあるにも関わらず、です。
背中をうすら寒いものが一息に駆け上がるあの感覚は、今でも忘れられません。
禁忌と言うものは今でも変わらず存在し続けているのです。


160 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:52:14 ID:+h3WQaY00
三十七本目の蝋燭が消えようとしています……
蝉 ◆8sSemi/UG. さん ありがとうございました…


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第 三十八話
金魚 ◆N23CfC33RE さん お願いします…



161 :金魚 ◆N23CfC33RE :2007/07/13(金) 23:55:02 ID:wFYINnwoO
【038/100】
『常連さん』
 
以前働いていたカラオケ店には、人間の常連さんの他に、おそらく霊だと思われる常連さんも数人いました。
かなり頻繁に現れるので、店で働くほとんどの人が遭遇していました。
 
小さな女の子や近所の高校の制服を来た男の子(顔だけが見えない)等がいたようですが、最もよく現れたのが若い男性で、ほぼ毎日空いているボックスを転々としていたようです。
無人のボックスで勝手に曲がかかったり、本やマイクの位置が変わっていたりが頻繁にありました。
ボックスの片付けで両手が塞がっているとドアを開けてくれたり、「お疲れ様…」と囁いたりと悪い霊ではなさそうでしたが、満室の時は生きているお客さんと同室になるので「入れたのと違う曲がはいる」、「マイクに雑音が」、「空気が悪い」等の苦情がよくありました。

そのせいではありませんが、そのカラオケ店は経営状態が悪くなり閉店する事になりました。
閉店して数ヶ月後、たまたま店の近所に住んでる元バイト仲間に会った時にその人が言ってました。
「あの店の入り口の中の方でションボリしてる人影、よく見るんだ。シルエットだけ浮き上がって見えるから多分人間じゃないよね。なんとなく、あの幽霊の人かなって思ってるんだ」
歌えなくなった元カラオケ店に、彼はずっと通ってくれていた(住んでるのかな)ようです。
【完】



162 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:55:33 ID:+h3WQaY00
三十八本目の蝋燭が消えようとしています……
金魚 ◆N23CfC33RE さん ありがとうございました…


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第 三十九話
虎 さん お願いします…



163 :虎:2007/07/13(金) 23:55:52 ID:hexQpjw10
☆お盆の話☆

【1/5】
小学校の時だった。
おばけや妖怪が好きな仲間がつるんでたグループがあった。
今、俺が名付けたんだが「少年心霊調査団」とでもしておこう。
当時、そんな名前は付けていなかったけどつるんでる仲間はいつも一緒だった。
色々バカやったり、チャリで行ける範囲内の心霊スポットに出向いて調査のマネごとやってた。
たしか去年の百物語にもネタ書いたが色々あったな~。
そん中からお盆の話を一つ。

佐々木の家は農家だった。
家は昔ながらの木造のデカイ家。
部屋数は10以上あっただろ。
みんながイメージするド田舎の家を想像して間違いない。
裏は竹林でその中に俺らは「秘密基地」みたいなの作って遊んでいた。
そこでみんな持ち寄った怖い話をしてた。
季節は梅雨の今くらいの時期だったと思う。
俺ら少年心霊調査団には楽しみがあった。
佐々木家に伝わる、伝説を確かめるのである。
伝説はこうだ・・・。



164 :虎:2007/07/13(金) 23:56:44 ID:hexQpjw10
【2/5】
佐々木家では、お盆に親戚一同が集まる。
本家なので県外などから沢山の人で溢れかえる。
泊まって墓参りしたり、夜は宴会が家の風習だ。
そんな中、インターホンが「ピンポーン」となる。
また親戚でも来たのかと思って玄関に出るが誰もいない・・・。
それがお盆中、何度かあるという。
おっぴさん(方言:ひいおばあさん)が言うには先祖が帰ってきているそうだ。
一家もそれを信じている。
おっぴさんは怖い話や不思議な話いっぱいしてくれて調査団にはカリスマ的存在だった。
いつか機会があればおっぴさんの話も語ろう。

先祖は昼夜かまわず帰ってきては「ピンポーン」をならす。
そして送り火を焚く頃には「ピンポーン」は鳴らなくなる。
これが、佐々木家のお盆の伝説だ。



165 :虎:2007/07/13(金) 23:57:29 ID:hexQpjw10
【3/5】
調査団の中ではほとんどがこの話を信じていた。
佐々木の母親や飲んだくれの親父、もちろんおっぴさんまでもが真実だと語るのだから
信じずにはいられない。
ならば当然、自分らも体験したくなるのが少年心霊調査団なのだ。
交代でお盆中、佐々木の家に泊まることになった。
泊まることを許されなかった連中も昼間には皆、佐々木の家に集まりその時を待った。
俺は幸い、お盆中の外泊を許可され佐々木家でお盆を迎えることとなる。

庭にテントを張り仮設の「調査団本部」が出来あがる。
メンバーは俺ら調査団と佐々木の生意気な弟、
佐々木家に泊まりに来た親戚の子が何人か加わり結構な数になった。
最初の「ピンポーン」は俺らが調査の事など忘れて鬼ヤンマ捕りしてる時に鳴った。
残念ながら俺らはその場にいる事は出来なかったが、第一の犠牲者はおっぴさんだった。
佐々木母に呼ばれて玄関に急行する俺らに、
「ほ~ら先祖の誰かが帰ってきたぞ」
とかいう事を言って、また自分の部屋に戻るおっぴさん。
俄然、盛り上がる俺ら。
作戦本部長の俺は、家の中で待機することを提案する。



166 :虎:2007/07/13(金) 23:58:14 ID:hexQpjw10
【4/5】
あっという間に3日がすぎ最終日(たしか16日?)
その後の「ピンポーン」は何度もあったものの、無人ではなかった。
期待している先祖様の帰宅はいまだ、たったの一度だった。
忘れた頃にやって来た2度目は調査に飽きてファミコンをしていた時に鳴った。
「ピンポーン、ピンポーン」
すっかり飽きていた俺を含めた調査団。
佐々木家の親戚だけが面倒くさそうに玄関へ向かう。
その後、「うぉおおおおおおおお!」っという親戚の声に皆が玄関へ走る。
二人目のご帰宅である。
あの時は心臓がはち切れんほどドキドキした。
心霊体験にはその前にも遭遇しているがその時は別だった。
ある種の達成感だろう。
その後、帰宅者は無く、送り火をもってその夏の大イベントは幕を閉じた。



167 :虎:2007/07/13(金) 23:58:58 ID:hexQpjw10
【5/5】
後日談がある。
2度目のピンポーンは佐々木の生意気な弟のイタズラであった。
あの後つい、口を割ってしまったらしい。
だが1回目のおっぴさんの時はやってないと言う。
たしかに俺らと一緒に遊んでいたはずだ。
もしかしたら1回目はおっぴさんが仕組んだファンタジーかもしれん。
おっぴさんが亡くなった今では確かめようもない。
もしかしたら今年の盆もおっぴさんが「ピンポーン」を鳴らすのかもしれない。
おっぴさん、色んな怖い話をありがとう、安らかに。
【完】



168 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/13(金) 23:59:30 ID:+h3WQaY00
三十九本目の蝋燭が消えようとしています……
虎 さん ありがとうございました…


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第 四十話
影虎 ◆oLBUa5ffU2 さん お願いします…



169 :影虎 ◆oLBUa5ffU2 :2007/07/14(土) 00:00:58 ID:vcZUj3LtO
【40/100】
これで丁度四割ですね(´・ω・`)
怖い話というよりも不思議な話。

「ムラ」

以前父の勤める博物館へ行った時の話。
とても大きな、藁で編んだ人形があった。
二メートルくらいあったと思う。
まだ幼い私は父に尋ねた。
「お父さん、これは何?」
「これは昔のムラという集落同士の辻においた道祖神だ。
一つは村の内側、一つは村の外側に置く事で、災厄がムラに入り込むのを防いでいる」
「怖い顔…」
「ムラの内側を向いたものはもう少し優しい顔だ。これは怖い顔のを選んできたのさ」

その日から数日間夢を見た。
私が山奥のムラの辻に立っている夢。
目の前に立ちふさがるのは大きな藁の道祖神。どこからか焦げ臭い匂いがする。

「おまえはだめだ」
「でも…ムラに行きたい」
「だめだ」
押し問答を繰り返し、結局入れて貰えない。



170 :影虎 ◆oLBUa5ffU2 :2007/07/14(土) 00:02:00 ID:vcZUj3LtO
父にそれを話した。
「そうか、お前災厄扱いされたのか。しかし道祖神は神様なんだから無理強いしてはいけない。何か理由があるはずだから」

次の日、その道祖神は焼かれた。
そういう決まりなんだそうだ。

その日から、私はその夢を見ない。
後に知ったが、その道祖神は「ムラ」の中の人間が死ぬとき、ミニチュア版を作られて一緒にもやされるらしい。

私はどこに行こうとしていたのか?



171 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:05:19 ID:GseKx5Bv0
四十本目の蝋燭が消えようとしています……
影虎 ◆oLBUa5ffU2 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 四十一話
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん お願いします…



172 :辰砂:2007/07/14(土) 00:15:39 ID:B5B13T1BO
【041/100】(1/2)
私が大学一年のときに体験した話です。
私は地元の大学に通っておりまして、自宅から自転車で通学しています。
その出来事は十月の末ごろだったと思うのですが、
そのへんはっきりとは覚えていないのでもしかしたら違うかもしれません。
ともかく、間違いのないことにはわりあい日の落ちるのが早くなり、
けれど雪が降りだすのはまだまだ先というあたりの時期でした。
曜日は金曜、五限の講義――仮にD学としておきます。わかる人にはたぶんわかるw―
―に
TVの取材が来た日だったかな。
ともかくその日はただでさえ授業の時間が長引いた上に、そのあと他の受講生と雑談
していて
すっかり帰りが遅くなってしまったのです。
遅くなったといってもそれほどじゃない、せいぜいが八時前ごろです。
秋の話ですからそもそもが、普段から帰宅時はもう真っ暗なわけで、
その日が特別遅くなったという感覚があったわけでもなく。
真面目にクラブ活動なんぞやってる人は普通にもっと遅いでしょうしね。
とはいえ、もうその時間には交通量もだいぶ減っていて、
そのときには珍しくも車は一台も通っていませんでした。



173 :辰砂:2007/07/14(土) 00:17:12 ID:B5B13T1BO
【041/100】(2/2)

んで、帰り道の途中に工事中だった場所がありまして、そのあたりだったかと思うの
ですが、
二人組の男子高校生(だと思う)とすれ違ったのです。
背丈はふたりとも同じくらい、ひとりが自転車を引きずっていて
もうひとりが徒歩。なにやら雑談しながら歩いていました。
それで、彼らとすれ違ったとき、自転車を引いていたほうが突然叫んだんです。

「路 上 だ ーーーーーッ!!」

って。
なにごとかと自転車を止めて振り向きましたが、もうそこにはだれもいませんでし
た。
すげー怖かった……と言いたいところなんですが、その実私の頭の中は?で一杯でし
た。
単に見失ったにしても怪異にしても、あまりに意味不明で。
【完】



174 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:17:31 ID:GseKx5Bv0
四十一本目の蝋燭が消えようとしています……
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん ありがとうございました…


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第 四十二話
ねこ ◆wnkrgVCnXg さん お願いします…



175 :ねこ ◆wnkrgVCnXg :2007/07/14(土) 00:17:53 ID:JfBp5jy90
【042/100】『何の音?』

10年ほど前、私の家族が中古・・・といっても購入1年前に建った
家に引越しをしたときの話です。
引越しも無事に済み、家に私一人になったある日のこと。
誰もいないはずの二階の床を、ほうきの柄のようなもので
「ゴンゴン」と叩く音が聞こえたのです。
二階にいるときは下から天井を突き上げているような
音がするし、鍵が閉まっているはずの玄関のドアが開くような
音がすることもありました。
それらの音は母も姉も聞いているのですが、なぜか父だけは
聞くことがなく、父がいると音が鳴ることもありませんでした。

半年ほど経ち今日も鳴ってるなぁと思えるようになったころ、
ある日突然音が鳴らなくなりました。
そして音がしなくなったのと同じころ、お隣の奥さんが私に
言いました。
「お宅の前に住んでた○○さん、最近来なくなったわね」
「・・・え?」
「あら、知らなかった? 少し前までよく車で来て、運転席から
 おウチを見てたのよ」
あの音をさせていたのはひょっとして・・・?【完】



176 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:18:41 ID:GseKx5Bv0
四十二本目の蝋燭が消えようとしています……
ねこ ◆wnkrgVCnXg さん ありがとうございました…


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第 四十三話
水姫 さん お願いします…



178 :水姫:2007/07/14(土) 00:32:46 ID:BO2I0YJ50
【043/100】(1/2)
『昼間の影』

初めて参加させていただきます。
これは、あたしが体験した話です。

5年くらい前です。
当時住んでいた3LDKのアパートに家族と一緒に住んで居ました。
ちょうどL字の形の構造でした。
玄関からすぐが、キッチン兼リビングでした。
キッチンの奥で家族みんなで寝て、その隣の部屋は、あたしの部屋として
使っていました。
部屋の外は、ポーチ(小さい庭)でした。

その日は学校が早く終わり、友達と遊ぶ約束はなく、
自分の部屋で、絵を描いていました。

30分くらい経ったくらいでしょうか。
ずっと下を向いていたので首が疲れてしまい、ふぅと前を向くと
右足が手前で、左足がうっすらと・・・。
足首から10センチくらい上から切り取った感じで足だけが、
キッチン方面からポーチの方へテクテク歩いていくのを見てしまったのです。
そのとき、「えっ?なにあれ・・」と思った瞬間、背筋がゾクゾク~っとしたのです。
とても怖くなり、母親に電話して「どうしよう!!変なもの見ちゃった・・」というと、
とりあえず、「お塩を盛って、線香を立てておとなしくしてなさい。」とのこと。



179 :水姫:2007/07/14(土) 00:33:29 ID:BO2I0YJ50
【043/100】(2/2)
お塩を盛って、母親が帰ってくるのを待っていると。
母親が帰宅早々、「なに見たの?」
あたしは、見たまんまを話ました。
すると、ママは「今日は外に出ない方がいいかもねぇ」といいました。

ところが、そこで妹が帰ってきて、買い物にいこうというので、
あたしはついていくことにしました。
そして、玄関から出た瞬間、グキッと足をひねってしまったのです。

あまりの痛さに買い物に行くのを中止して、部屋でじっとしいると
見る間にその足は、腫れていき次の日病院へ行くことにしました。
診断結果は、全治3ヶ月の骨折。


あれは、「虫の知らせ」だったのかも知れません・・・。

【完】



180 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:33:56 ID:GseKx5Bv0
四十三本目の蝋燭が消えようとしています……
水姫 さん ありがとうございました…


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第 四十四話
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん お願いします…



181 :本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 00:37:54 ID:KYUxg/xo0
【044/100】(1/2)

さきほど自転車通学をしているとお話しましたが、
ちょっとそれに関連したお話。
うちには車庫なんてものはないので、
店――両親が自営業を営んでおります――が終業したあと、
店の中に自転車を仕舞っています。
そのついでといいますか、気が向くと仕舞う前にちょっと自転車に乗って、
そのあたりをぐるぐる回ってきたりなど、ときどきはしているのです。
時間はだいたい9時~11時というあたりで、
もうそのころにはひとはあんまりいませんが、
ときたま歩行者がいることがあります。
歩行者だけじゃない、ランニングなんぞをしている人とも
すれ違うことは多く、そのたびに
あちらさんは健康的でいいなぁ――とか思ったりも。
どっちかというと暴走族か不審者かという感じですからね、自転車だと。



182 :辰砂 ◆DQdWMurCSc :2007/07/14(土) 00:39:12 ID:KYUxg/xo0
【044/100】(2/2)
だからその日(というか今日なんですが)、
その走ってる人とすれ違ったときも、
べつだん不思議には思わなかったのです。
「ああ、あんな黒ずくめで危ないなぁ。夜中だってのに」
などと思ったぐらいで。
おかしいと思ったのはもう少ししてから。
何度も何度もすれ違うんです、その人と。
それだけなら別に不思議でもない、
同じコースなんだろうという話なんですが、
問題は場所でした。毎回、毎回同じ場所ですれ違うのです。
少し前まで潰れた結婚式場が建っていて、
それが最近取り壊された跡地なんですが。
気味が悪くなって、ちょっとスピードを上げてみたり、
逆にすこしゆっくり走ってみても同じでした。
ちょうど、廃墟然とした砂利原にさしかかったあたりで
黒い人影が見えてきます。同じように。
もちろん同じように、何事もなくそのまますれ違うだけなんですけれども。

【完】



183 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:40:02 ID:GseKx5Bv0
四十四本目の蝋燭が消えようとしています……
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん ありがとうございました…


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第 四十五話
唄 ◆U6P4/kTIt. さん お願いします…



184 :唄 ◆U6P4/kTIt. :2007/07/14(土) 00:40:27 ID:NqpATB5T0
【045/100】 『お寺』 【2/1】
友人の父親が小学生の頃の話だそうです。
仮に彼、としましょう。
余談ですが、その彼は、このての話が大好きで、今も自慢げに語っているそうです。

夏の夜の九時ごろでしょうか。その日、月は出ていませんでした。
彼は友達二人と、三人で、近所のお寺に行きました。
そのうちの一人は懐中電灯を持っています。
肝だめしに、とかそういったわけでもなく、そのお寺の前の道をよく暴走族が通るので、折角だからそれを見に行こう、という話になったからです。
しかし、あいにく、その夜に暴走族は通らず、彼らはがっかりしていました。
暫らくお寺の前でぼんやりしていましたが、一人が「帰ろう」と言うのに二人は同意して帰ることになりました。



185 :唄 ◆U6P4/kTIt. :2007/07/14(土) 00:41:14 ID:NqpATB5T0
【045/100】 『お寺』 【2/1】
三人が歩き始めたとき、彼が何かに引っかかり、転んでしまいます。二人の友達が駆け寄り、持っていた懐中電灯で照らしてみると、それは石などではなく、木の根っこでした。
しかし、それは土に盛り上がったというものではなく、彼の足に巻きついていたのです。
三人はぎょっとしましたが、もう遅い。その根っこは彼だけではなく、二人の友達にも巻きついていきます。
持っていた懐中電灯も落としてしまい、辺りは真っ暗になりました。
その暗闇の中、彼らは必死になってその根っこを引きちぎり、懐中電灯を落としたまま全力疾走で家に逃げ帰りました。

翌日、彼ら三人はお寺に少し怖がりながらも行ってみました。
そこには、昨日引きちぎったはずの根っこの破片たちはなく、ただ、電池の飛び出した懐中電灯がひとつ、ぽつねんと転がっているだけでした。

【完】



186 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:42:02 ID:GseKx5Bv0
四十五本目の蝋燭が消えようとしています……
唄 ◆U6P4/kTIt. さん ありがとうございました…


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第 四十六話
パチ ◆yeowI6sCZU さん お願いします…



187 :パチ ◆yeowI6sCZU :2007/07/14(土) 00:42:33 ID:rsjVbeeW0
【46/100】
学生時代の先輩に聞いた話 1/2

文化祭の日が迫っていたある夏の終わりの話です。
先輩達のクラスは文化祭の出し物として、地元の史跡を巡りその様子をビデオで撮影して
レポートとして発表することにした。男女何人かでグループを作り各地の史跡を回り
撮影してくることになったのだが、先輩達はある海の近くの史跡を撮影することに決めた。
その史跡は切り立った崖の上にあり眺めが良いのだが、地元では有名な自殺の名所でもあった。
先輩達もそのことは当然知ってて、その時は面白半分でその場所を選んでしまったらしい。
いざ現地に到着して撮影をしていると、最初のうちは順調に進んでいたが、
一人の女性の先輩が具合が悪くなった。その先輩は感受性が強い(霊感がある?)ということで
今回のためにわざわざ呼んでいたらしい(以下、女性の先輩→Y先輩)
そして、しばらく蹲っていたY先輩は急に立ち上がり、大声で笑い声を上げ出した
その時の笑い声はY先輩の普段の声とは全く違っていて、笑いながら岸壁の方へと歩き出した。
一緒にいた先輩達は、豹変したY先輩の態度に何が起こったか理解できなかったが、
Y先輩がこういう場でふざけるような性格ではないため、さすがに焦りだした。
何度もY先輩の名前を呼んでも、Y先輩は無視して岸壁の方へと歩き続ける。
このままじゃ、Y先輩が海に落ちる!そう考えた先輩達は男の先輩数人で
Y先輩を取り押さえると、Y先輩はそれでも大声で笑いながら抵抗し海へと進もうとした。
いっこうにY先輩の様子が元に戻らないので、自殺の名所に行くのだから…と
一応用意していた塩を仲間がY先輩に向けて、おもいっきり投げつけた。
すると、Y先輩はぶっ倒れ気絶したそうだ。先輩達は恐ろしくなり、
Y先輩の意識が戻るのを待って全員ですぐその海を離れた。



188 :パチ ◆yeowI6sCZU :2007/07/14(土) 00:43:01 ID:rsjVbeeW0
【46/100】
学生時代の先輩に聞いた話 2/2

自分の地元の学校では、田舎なのでみんな原チャリに乗って移動するんだけど、
その海からの帰りもみんなで連なって原チャリで帰っていた。
その時、一人の先輩が急にスピードを上げた。皆は不審に思いながらも
その先輩にスピードを合わせ追走していった。その時は何故かはわからなかったが
「急げ!急げ!」しきりに急かされたという。後になって何故急にスピードを上げたのか
尋ねると、バックミラーを見ると白い着物を着た老人(女?)が走って追いかけてくるのが
見えたらしい。なんとか家に帰り着いて、しばらくして気持ちも落ち着いた頃に
撮影したビデオを再生してみると、豹変するY先輩の様子がしっかり写っていた。
先輩達は面白半分にそういう場所へ行ったことを悔やみ、また祟りみたいなものが
怖かったので地元の神主さんに相談に行った。今回の出来事を説明し、
そのビデオを神主さんに見せた。なんとか御祓いをしてくれと頼んだが、
神主さん曰く「これは私がどうこうできるレベルではない。あの海の神様を怒らせている」
みたいなことを言われたらしい。それでも、自分達でもう一度あの場所へ戻って
誠心誠意謝ってこいと言われた。結局、先輩達は撮影に行ったメンバー全員で
あの海へもう一度行き、お供え物をして謝罪してきた。
その後は、特に問題もなくあのビデオはいつの間にか再生できなくなったらしい。
文化祭の方はというと、当然、先輩達のグループのレポートだけ発表されなかった。


【完】

大変読み辛くなってしまいました。申し訳ないです。
稚拙な文章ですが読んでくださった方、ありがとうございました。



189 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:44:10 ID:GseKx5Bv0
四十六本目の蝋燭が消えようとしています……
パチ ◆yeowI6sCZU さん ありがとうございました…


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第 四十七話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



190 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 00:48:19 ID:6+7dzDRSO
【047/100】

 午前一時過ぎ。

 喉が渇いたので台所に向かう。

 真っ暗な玄関前の廊下。

〈ぱちん〉

 と上で小さく音が鳴った。

 音につられて上を見上げる。

 頭上、数十センチの所に半透明のスーツ姿の中年男性が水平に浮かんでいた。

 全身が薄緑色に光っていた男性は、すぅっ、と闇に溶けるように消えていった。

【完】



191 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:48:53 ID:GseKx5Bv0
四十七本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


    ξ
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第 四十八話
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん お願いします…



192 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/14(土) 00:50:12 ID:JgXJsj5ZO
【048/100】
『地下道』


うちの学校の裏門の前は細い道になってます。


その細い道を隔てて線路があり、線路を渡るために何故か歩道橋ではなく地下道が設置してあるんですよね。

ちょうど裏門に設置してるカーブミラーから地下道が見えるんですが

おかしくない?そんな車も通らないような細い道にカーブミラーって

で、校長に聞いた話だと

『地下道の先に墓地がある。地下道を設置した当初、道ができた事により悪くない物まで地下道を通って来た。だからあそこに鏡を設置して悪い物を閉じ込めてるんだよ。』

当時それを調査していた体育教師がそれを見て気絶したらしいですからよっぽど恐ろしい物だったのでしょう。

鏡に悪い物を閉じ込める事はホントに可能なんですかねぇ?

でも気付いちゃいました

カーブミラーにヒビが入ってるのを………

~終~



193 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:50:26 ID:GseKx5Bv0
四十八本目の蝋燭が消えようとしています……
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん ありがとうございました…


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第 四十九話
卯月 ◆GOAWhnLs/o さん お願いします…



194 :卯月 ◆GOAWhnLs/o :2007/07/14(土) 00:51:56 ID:Y9YgYRzMO
【049/100】
『深夜・耳鳴り・眼』
(1/2)

高校生の頃だったかな…
季節は夏頃で試験勉強に精を出してた時だと思う
俺の場合、例外なく前日に一夜漬けで詰め込むから、寝るのは日付が変わってからが当たり前だった

その日も毎度のごとく、夜になってから始めたんだが何となく気分が悪い
周囲の空気がおかしい…例えて言うなら車とかで長いトンネルに入った時、耳鳴りがして押しつけられるような感じ
(疲れてるんだな、きっと)とか思って最初は気にしなかった

で、なかなか活性化しない頭に無理矢理詰め込んでったんだが、その間にも頻繁に耳鳴りがしたり、妙な鳥肌が立ったりしてた
(暑がりだが冷房はかけてなかったな、さすがにw)

せっかく勉強しても風邪で休んだら話にならん、とか思ってその後熱を計ったけど平熱だったと思う
その時点で少し体調が気になったけど、とりあえず覚える範囲もわずかになってたから追い込んだ



195 :卯月 ◆GOAWhnLs/o :2007/07/14(土) 00:53:42 ID:Y9YgYRzMO
(2/2)

ふと時計に目をやると02:00過ぎたくらいだったから、勉強も終わりにして寝る前の習慣であるトイレに向かった
…が、それがまずかった
トイレに入って用を足そうとして何気なく窓の外を見たんだ

居たんだよね、黒髪で真っ白な顔の小さい女の子が
格子に掴まってこっち見てた
女の子だ、って判ったのは後になってからだったんだけど、それよりもその「眼」に異常を感じた
だって「無かった」から
赤黒いくぼみだけだったから…

その後は覚えてないんだよね
気絶したのは間違いないけど、空が明るくなってて俺はトイレの前で倒れてた
女の子は消えてたな

昔から「俺に霊感はない」って思ってたけど、あれは霊だったのかなって…
耳鳴りなんかもその影響だろうと思われるが、あれ以降おかしな事はないなぁ
それだけの話なんだけど、俺的に唯一パニック起こしたっぽい出来事でした
【完】



196 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:54:15 ID:GseKx5Bv0
四十九本目の蝋燭が消えようとしています……
卯月 ◆GOAWhnLs/o さん ありがとうございました…


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第 五十話
エソ ◆CQai/AiFaI さん お願いします…



197 :エソ ◆CQai/AiFaI :2007/07/14(土) 00:55:41 ID:jfcR3Cb90
【050/100】

『しかばね』

(1/2)

知り合い(A)の体験談。

Aの家は代々続く農家の分家です。
本家は大変なお金持ちだそうで、山も所有していました。

Aが小学校の頃に、本家は山を市に売ってしまいました。(開発の申し出があったそうです)

その山は、遠い昔から受け継がれてきた山で、
一家の墓も全てそこにありました。

当然、開発するには山を崩さねばなりません。
お墓も掘り起こすことになりました。

本家も分家も、総出でその様子を見守ることになりました。

順調に土が掘り返されていきます。
次々に土の山が築かれていきました。

ある地点から、どんどん骨が出てくるようになりました。
骨、骨、骨また骨。
頭蓋骨も数え切れないほど出てきました。

まあ、その後全て火葬しなおして、お墓も作り直したのですが。



198 :エソ ◆CQai/AiFaI :2007/07/14(土) 00:57:12 ID:jfcR3Cb90
(2/2)

その夜。
自分の家に帰り寝ていると、頭を誰かが叩いてきます。
おきて、見回してみても誰も居ません。変わったこともありません。

その後、眠りに就いてもその度頭を叩かれ、結局一晩中寝れなかったそうです。

どうやらその現象は、分家、本家に関わらず、Aの一族ほぼ全員に起きたんだとか。

今でもたまに、おかしな夢をみたり、何も無いところで頭を叩かれたり、ということがあるのだそうです。

【完】



199 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:57:44 ID:GseKx5Bv0
五十本目の蝋燭が消えようとしています……
エソ ◆CQai/AiFaI さん ありがとうございました…


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第 五十一話
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん お願いします…



200 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/14(土) 00:58:42 ID:IuazvBoa0
【51/100】『ひとつだけ』


 数年前の夏、祖母が亡くなりました。お盆を少し過ぎた頃でした。

 その日の朝、母からの電話でその訃報を知らされ、通夜、葬儀のため急遽帰省す
ることになりました。しかし、私は不安でした。何せ夏休み、旅行や帰省Uターン
でラッシュの真っ最中です。「飛行機、チケット取れないかもしれない。空港で
キャンセル待ちするけど、もしかしたら間に合わないかもしれない。でも、絶対帰
るから」と母に告げ、大急ぎで荷物をまとめ、同居人の出してくれた車で空港へ急
ぎました。
 突然のことで、何もかもが夢のようにふわふわとして、実感がありませんでした。

 予想通り、空港はごった返していました。ぱっと見る限り、電光掲示板には満席
の表示ばかり。当たり前だよなあ……と、絶望的な気持ちになりながら、だめもと
でカウンターへ行ってみました。
「あの、福岡空港への便なんですけど、一名分キャンセル待ちお願いできますか」
「はい、少々お待ちください」
 きっとめまいのするような人数がキャンセル待ちしてるんだろうなあ、と諦めの
心境でした。すると、カウンターのお姉さんが、
「次に出る便、ちょうど一席空いております」
「え……本当ですか? キャンセル待ちの順番は?」
「キャンセル待ちのお客様はいらっしゃいませんので、すぐお取りできますよ」

 みもふたもない言い方をすれば、単なる偶然だったんだと思います。
 空港に着いたのは割と早い時間でしたし、福岡へ発つ便はわりとたくさんありま
すし。
 でも、あのたった一つだけの席は、もしかしたら祖母が私のために取っておいて
くれたんじゃないかな、と、今でもそんな気がしてならないのです。


【完】



201 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 00:59:27 ID:GseKx5Bv0
五十一本目の蝋燭が消えようとしています……
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 五十二話
あ~る ◆RYOKO29/F. さん お願いします…



202 :あ~る ◆RYOKO29/F. :2007/07/14(土) 01:00:04 ID:m3wfoMM60
【052/100】題名:電柱(1/2)

//知人が女子高生時代に体験したお話し。
//彼女の一人称で書きます。

私と同じ陸上部のA子とは学校でもっとも仲の良い友達で
お互いの家も近かったので、いつも一緒に下校していた。

その冬の黄昏時、表通りにミニバイクのひったくりが出るという
ニュースがあったので、駅から裏道を通って帰ることにした。

静かな住宅街を二人で喋りながら歩いていると、急に酷い頭痛に襲われた
そして、少し先の電柱のたもとに「それ」はいた。

霊感の強いA子が先に気付いて、「見ちゃ駄目!」と小声でいいながら
私の手をしっかりと握ってきた。

私もちらりと見てしまったのだが、髪の長い女のようだ。
まるで貞子のように白っぽいドレスのような服を着ている。
だが、その体は後ろの電柱がうっすらと透けており、
どう考えてもこの世のものとは思えない。
同時に高周波音のような音が耳元できんきんと鳴った。



203 :あ~る ◆RYOKO29/F. :2007/07/14(土) 01:01:06 ID:m3wfoMM60
【052/100】題名:電柱(2/2)

二人で必死に気付かないふりをしてやりすごした。
そして、電柱から10メートルぐらい先へ行ったあたりだろうか。

嫌な音も頭痛消えたため、私たちは安堵感に包まれた。
そして、「今のやばかったね」「ああ怖かった」などと言葉を交わしながら、
二人して、つい後ろを振り返ってしまった。

「それ」はまだいた。

でも今度は首がなかった。ちがう、首は……首だけが電柱の上の方、
体から2メートル以上の位置にゆらゆらと浮いていて、こちらを睨んでいた。
しかも、その首は上下逆だった。

私たちは絶叫しながらその場を走り去った。
あとで聞いた話では、その電柱のそばの家で主婦が首吊り自殺をしたそうだ。

【完】



204 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:01:23 ID:GseKx5Bv0
五十二本目の蝋燭が消えようとしています……
あ~る ◆RYOKO29/F. さん ありがとうございました…


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第 五十三話
グレゴリー さん お願いします…



205 :グレゴリー ◆yNuURBcNkQ :2007/07/14(土) 01:02:37 ID:NzNNdqAp0
053/100

確か暑い季節のことだったと思う。
おれはいつも布団で寝てるんだけど、その夜も普通に寝てた。
夜中に金縛りにあって目が覚めたんだ。
胸が圧迫されるような重苦しさと、動かそうにも動けない体で、
ああコレは金縛りだなと思った。
気にせずにまた眠る気満々だったんだけど、ふと
足元を見ると、締め切ったカーテンの前になんかいた。
河童だった。
しかも、二匹。二匹の河童がなんかぴょんぴょん跳ねてるんだよ。
おれの足元の、カーテンの前で。

今までにも金縛りは何度かあって、布団の周りを誰か歩いてる気配とか
窓から女の子がこっち見てるとか、そのくらいだったから、
変な話だけど河童を見たってすごく得した気分になった。
しかも二匹。超楽しそうに飛び跳ねてんの。
あれきり河童には会ってない。





206 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:02:44 ID:GseKx5Bv0
五十三本目の蝋燭が消えようとしています……
グレゴリー さん ありがとうございました…


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第 五十四話
万夜 ◆NMnaoT1HrA さん お願いします…



207 :万夜 ◆NMnaoT1HrA :2007/07/14(土) 01:04:54 ID:q1rV/rgw0
【054/100】(1/3)

高校3年の頃、受験勉強に追われ毎日のように遅くまで塾で勉強していたので家に帰るのはいつも深夜でした。
私は11階建てのマンションに住んでいるのですが
深夜に廊下を歩いているとよく赤い女を見かけたのです。
その女はマンションの廊下を歩いているといつも遠くに立っているのが見え、
間近に見たことは一度もなくなくかろうじて赤い服を着ているのがわかるぐらいでした。

ある日、いつも通り深夜に帰ってくると
あの赤い女がエントランスホールのエレベーターの前に立っているのが見えたのです。
さすがに一緒のエレベーターに乗るのは気まずいと思ったので、
女が先にエレベーターに乗ったのを確認してから
もう1つのエレベーターで7階にある家まで行くことにしました。
女が乗ったことを遠くから確認するともう1つのエレベーターにいそいそと乗り込みました。



208 :万夜 ◆NMnaoT1HrA :2007/07/14(土) 01:07:14 ID:q1rV/rgw0
【054/100】(2/3)

7階に着いたのでエレベーターから降り、女が乗っていた隣のエレベーターを見ると11階でとまっていたので
少し安心すると家まで続く薄暗い廊下を真っ直ぐ歩きました。
私の家はL字型のマンションの7階、直角にある部屋で家のドアの前にもう一つ黒い柵があるんですが、
その柵の取っ手に手をかけた時、

チリーン…

鈴の音が静かに鳴り響きました。
一瞬ギョっとして後ろを振り向いたのですが薄明かりのライトが点々と廊下を照らしているだけで
誰もいないし、何も異常はありませんでした。(受験勉強で疲れてるのかな?)と鈴の音を聞き間違いだと思い
黒い柵の取っ手を回して開け、家のドアの前に立った瞬間
またチリーン…チリーン…と鈴の音が聞こえました。(今度は聞き間違いじゃない!!)
耳を澄ませると鈴の音は上の方から聞こえていたのです。脊髄反射で8階を見上げました。
そして見てしまったのです。あの女が、赤い服を着たあの女が8階の柵から身を乗り出してニヤニヤ笑いながらこちらを見ているのを。
驚いた私は無我夢中で家のドアを開けて中に入り鍵をかけ、布団に頭から包まると
(何であいつがいるんだ!?あの女はエレベーターで11階に昇っていったはず……なんで8階にいるんだ!?)
などと頭の中で考えを巡らせましたが疲れていたせいかその夜はすぐに眠ってしまいました。



209 :万夜 ◆NMnaoT1HrA :2007/07/14(土) 01:08:31 ID:q1rV/rgw0
【054/100】(3/3)

朝起きると昨夜のことは既に忘れていました。
学校に行くため家のドアを開け、黒い柵の取っ手に手をかけ回すと――あの音が聞こえました。

チリーン・・・

氷水をかけられたように背筋がぞくぞくすると共に、悲しげな音色が忘れていた昨夜の記憶を鮮明に蘇らせました。
ぼさぼさの髪の毛、不自然に白い顔、穴があいたような真っ黒の眼、赤い口紅、そして赤い着物に括られていた沢山の鈴。

そして気づいてしまったのです。


あの鈴が赤い紐で私の家の黒い柵の取っ手にがんじがらめに結びつけられているのを――


後にマンションの管理人や家族に聞いても誰も赤い女を見ていませんでした。
あの女が何を伝えたかったのか、なぜ私しか見たことがなかったのか、
それは今となってはもうわかりません  【完】


210 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:08:59 ID:GseKx5Bv0
五十四本目の蝋燭が消えようとしています……
万夜 ◆NMnaoT1HrA さん ありがとうございました…


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第 五十五話
ハニャンノ ◆hZTQ6i1tlw さん お願いします…



211 :ハニャンノ ◆hZTQ6i1tlw :2007/07/14(土) 01:09:25 ID:pvt05iR00
【055/100】題名 怖いっていうのは

怖いっていうのはね、怖いから怖いと思うの。
怖くないと思えば怖くない。でもなんだか怖くないと思っていても怖くなるのは心のどこかで怖いと認識しているから。
どうして恐怖を怖いって認識するかは、これ動物の本能なのよね。怖いのからはさっさと逃げないといけない。
それをふまえてから聞いてね。

それは俺が小学校のころだったね。
夜なのにセミがうるさい夏の夜。その日に俺はクワガタを採りに行ったのよね。
俺は友達と一緒に行っていたんだが途中ではぐれてしまった。気がつかずにさらに進んでいくと人がいなくなって木だらけになってるし。
しかも廃屋あるし。気分が悪くなっていく。



212 :ハニャンノ ◆hZTQ6i1tlw :2007/07/14(土) 01:10:10 ID:pvt05iR00
【055/100】2/3
そうしていたら車が前から走ってきたの。それでちょっと安心。
適当に歩いていると神社みたいなところに着いた。これが本当に不気味。
人はいないし蛾が飛び交ってるし。うわーって気分なわけです。マジで。
そうしていたら後ろに人がいる気がしたんだよね。それで振り返ってみたらいた。
しかし俺はそれが人とはとても思えんかった。
全力で逃げていると車があってそこから人が降りてるの。俺はさらにスピードを出して逃げ切った。
まあ5分ぐらいで普通の道について思いっきり逃げた。
それからは家の自室にこもってふるえた。本当に怖かった。



213 :ハニャンノ ◆hZTQ6i1tlw :2007/07/14(土) 01:11:11 ID:pvt05iR00
【055/100】3/3
次の日に昼間だからと友人と一緒に行く。そうして奥の神社に行ったらおっさんに怒鳴られた。
どうやら昨日に俺が見た人間とは思えなかった存在は神社の神主さんみたいだった。顔は見られてた。
車はもう移動したのだろう。なかった。廃屋もあった。中にはエロ本以外特になかった。多分俺たち以外に来たやつの落し物だろう。
で帰ろうとしたときに目の前にこうもりみたいなのが飛んできて思わず叫んでしまった。
それがどうなったは怖くて見れなかった。

怖かったんだ。凄く。タイミングも絶妙すぎるし。

廃屋にこうもりがいるかなと深く考えてしまうのも怖いと感じているから。普通にいると思う。

でも深く考えるのは何でだろう

【完】



214 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:11:24 ID:GseKx5Bv0
五十五本目の蝋燭が消えようとしています……
ハニャンノ ◆hZTQ6i1tlw さん ありがとうございました…


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第 五十六話
煙  ◆qQ/VA7MA.o さん お願いします…



215 :煙  ◆qQ/VA7MA.o :2007/07/14(土) 01:12:24 ID:lGNJTqxq0
【056/100】(1/2)

一週間くらい前、夜に地元の峠に友達と走りに行ってきました。
峠を抜けるまでに10件くらいラブホがあり、夜でも少しは車が通るような道です。

暫く走っていて、疲れたから少し休憩を取ろうと、バイクを止めタバコ吸いながら談笑していました。
一本吸い終えた頃に一人(A)が、「ちょっと走ってくる」とバイクに乗って行ってしまいました。

なんとなく俺もAについて行こうと思って立ち上がったのですが、さっきまで持ってた筈のジッポライターがなくなっているのに気付きました。
ポケットの中もないし、座ってた周辺にありませんでした。結構いいライターで貰い物だったので無くしたくないと思い暫く探したけど見当たりません。
Aはもう見えなくなったので、追いかけずに探しつつも残った奴と喋っていました。
暫くしたらバイクのライトが見えたのでAが戻ってきたと思い、みんなで手を振ったのですが
Aは後ろに女を乗せたままこっち見向きもしないで通り過ぎました。
俺たちは「ナンパして捕まえたんだろう」と思ったので特におかしいとは感じませんでした。
俺自身昔に、彼氏と喧嘩して置いてかれた~なんて子を拾って近くの駅まで送った事があるので。

残された俺達は、コンビニで酒でも買ってうち飲もうってことになり来た道を戻ることにしました。
峠を降りてすぐのコンビニに駐車したら、Aのバイクが停めてありました。



216 :煙  ◆qQ/VA7MA.o :2007/07/14(土) 01:13:32 ID:lGNJTqxq0
【056/100】(2/2)

皆で、からかってやろうぜ、とコンビニにそーっと入ったらAが俺達に即座に気付いて俺たちのほうに寄ってきました。
Aは「何で誰も携帯出ねーんだよ!」と半泣きで言いました。
峠だし圏外なんだろって言ったらA曰く「コールは鳴るのに誰も出なかった」らしいです。
皆で携帯を確かめても、Aからの着信はありません。
Aの気のせいor電波の状況が悪かったということにして、俺はさっきの女はどうしたのか聞こうとしたのですが、それよりも早くAが話し始めました。

 少し走ってたら、女物の赤いパンプスが道に片方落ちてたそうです。
暗い道のはずなのに何故かそれがはっきり見えて、よく分からないけどヤバイ!と直感したAは無我夢中で戻ったそうです。
コンビニについてから俺たち全員に電話をしたけど誰も出なかったから何故かAは俺たちが死んだのではないかと心配になったらしいです。

それを聞いた俺たちは、Aの後ろに乗っていた女のことなんて聞けなかったし言えませんでした。
その後俺のうちに全員来て朝まで飲んでました。

後日談と言うほどでもないけど、その二日後にAがバイクで転んだらしいです。
幸いたいした怪我もなかったみたいなので、直接的な原因があるとは思いませんが。

それよりも、タバコを吸いながら書いてるのですが、なくした筈のライターが手元にあることに今気付きました。
あの時あんなに探しても見つからなかったのに……

【完】



217 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:13:55 ID:GseKx5Bv0
五十六本目の蝋燭が消えようとしています……
煙  ◆qQ/VA7MA.o さん ありがとうございました…


    ξ
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第 五十七話
オカン系 ◆6mo7Zec8cs さん お願いします…



219 :オカン系 ◆6mo7Zec8cs :2007/07/14(土) 01:15:47 ID:nPNgRExy0
【057/100】 『すがるモノ、すがられるモノ』 (1/2)


あれはそう、ちょうど夏の終わり頃のことでございました。
山岳信仰の知人と共に、山中のお寺さんと、お社に行った時の話でございます。
そこのお寺さんに、大変素敵な、優しい龍の像がございました。
龍神さんもお祀りしている所でしたので、なんの不思議も感じず、
ただただそのお姿に見惚れておりました。

さて、その後、宿へ移動する途中のこと。普段ならば、トンネルを車で
走る時にはとてもワクワクしますのに、楽しむ余裕はございませんでした。
その時は何か後ろから引っ張られるような、そんな感覚がお寺さんから
遠ざかるにつれ、非常に強くなっていたからでございます。

トンネルを抜けると、日もとっぷりと暮れております。そこが限界でございました。
「もう、駄目。ごめん。」知人に謝り、助手席の前の手すりに頭をもたれました。
そうでもしない限り、自分を支えては居られなかったのでございます。
激しい頭痛、吐き気、鳥肌立つ位の寒気。知人の声が遠くに聞こえます。


如何ほどの時間がたったかは、判りません。気がつくと、知人が真言を
唱えながら時折、私の背中を叩いておりました。叩かれるたび、何かが。
何かが、ずるり、ずるりと抜けていくような、気持ちの悪い感触がありました。
最後に薬師如来さんとお不動さんの真言を聞く頃には、ようやく回復致しました。



220 :オカン系 ◆6mo7Zec8cs :2007/07/14(土) 01:16:27 ID:nPNgRExy0
【057/100】 『すがるモノ、すがられるモノ』 (2/2)


「大丈夫か?どうした?何をした?」
そこで、お寺さんで龍の像に見惚れていたことを申しますと、
「ああ、まだ上がってないのに憑いてこられたんだな。お前、オカン系だからな。」
詳しく聞きますと、あの龍の像は水子供養の為にあったモノ、とのことでした。
その後、宿に行く前に「きちんと祓った方が良い」とのことで、お社にお参りいたしました。
手水場で念入りに清め、鳥居をくぐろうとした時でございます。


      轟!


とばかりに突風が、お社より吹きぬけてまいりました。
山中とは言え、まだ暑さの残る頃でしたのに、身を切る様な冷たい風でございました。

その後、「祓え」を行い、御前より下がる頃には境内も非常に涼ろやかで、大変心地良く、
満天の星が降るようでございましたよ。


【完】



221 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:16:52 ID:GseKx5Bv0
五十七本目の蝋燭が消えようとしています……
オカン系 ◆6mo7Zec8cs さん ありがとうございました…


    ξ
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第 五十八話
壱葉 ◆pyss7hdnDM さん お願いします…


第 五十八話
壱葉 ◆pyss7hdnDM さん にかわりまして、
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん お願いします…



223 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/14(土) 01:35:39 ID:8iRqUuyy0
【058/100】

友人の家で怪談話をした時の話です。
メンバーは私と私の当時付き合っていた彼女と悪友のAの計三人でした。
部屋中のカーテンを閉め、照明を落とし、部屋を完全な暗闇にしてからそれぞれの持ち寄った話をし始めました。
話が三週くらいしたあたりの事です。
その頃には目が暗闇になれ、お互いの顔や部屋の中の家具の位置もわかるようになっていました。
突然何かの気配を感じた私が「なんか見られてる感じしない?」と聞くと他の二人も「うん…。」との事。
私「じゃあ、何処から視線を感じるか一緒に指指して見ようぜ。」と言ってせーので指を指すとなんと全員同じ場所を指していました。
そこには布に覆われた細長い姿見鏡(?)が置いてありました。
A「よし…じゃあこれ剥がすぞ!」
私「おう!」
バサッ……全員「…!?」
そこには鏡中に写った『無数の目』が!
当然みんなパニック状態に陥り、壁をつたいながら照明をつけた時には『無数の目』は消えていました。

【完】



224 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:36:56 ID:GseKx5Bv0
五十八本目の蝋燭が消えようとしています……
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん ありがとうございました…


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第 五十九話
蝉 ◆8sSemi/UG. さん お願いします…



225 :蝉 ◆8sSemi/UG. :2007/07/14(土) 01:38:12 ID:cBAd3ddY0
【059/100】
(1/1)

お守り

これは私のいとこから聞いた話。
いとこがまだ中学生の時のことです。
ある日の夜、自室で寝ているとふと闇の中から何かが近づいてくる気配がする。
薄目を開けてそれを覗ってみると、人型に薄ぼんやり光る緑色をした、何か。
それが、寝ているいとこに近づいて来る。
何をされたというわけではありませんでしたが、生きた心地はしなかったそうです。
怖くて堪らなくなったいとこは、次の日お経の本を抱えて寝たそうです。
しかし、その日の夜も緑色に光るヒトガタの何かは、いとこにすうっと近づいて来る。
お経は守ってくれない…では、仏が駄目なら神様はどうか…
次の日はお守りを握り締めて夜を迎えた。
しかし、ソレはやはりいとこのもとを訪れたどうだ。
眠れない夜を過ごし、神も仏も信じれなくなったいとこは、次の日プラスチックの模造ナイフをつかんで寝た。
戦争映画が大好きだったいとこはサバゲーに使われるようなエアガンやナイフを所持していました。
その日の夜も当然のように訪れたその緑色の人型をした発光体。
いつものようにいとこの寝ているところへ近づいて来る。
枕元に気配が立つ。
がばりといとこは跳ね起きてそれにナイフを突き立てた。
それ以来その光る何かはいとこのところに出ることはなくなったそうです。
だからそれ以来このナイフがお守りなのだ、とそういとこは話を結びました。
その緑に光る人型って結局何で、何のためにいとこのところに来たのでしょうね?



226 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:38:52 ID:GseKx5Bv0
五十九本目の蝋燭が消えようとしています……
蝉 ◆8sSemi/UG. さん ありがとうございました…


    ξ
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第 六十話
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん お願いします…



227 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/14(土) 01:41:04 ID:JgXJsj5ZO
【060/100】
『廃墟』

中学の頃、駅前のスーパーが廃墟になった。
ある日廃墟の探検に行くと、中に入れる事が判明 どうやら高校生が使用しているらしく使用済みのコンちゃんやエロ本が散乱してた。

従兄弟と僕は協力して出入り口を閉ざすと別の出入り口を開けた。
そしてエロ本も全て処分し、秘密基地満喫。

そんなある日の事、秘密基地に一人で行った僕は、ふと天井を見上げた


天井からは何百もの人が逆さまにぶら下がってこっちを見ていた。

その中に数日前事故で死んだ従兄弟も………
何故か秘密基地を教えた人の中で私だけがその後も元気です

~終~



228 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:41:18 ID:GseKx5Bv0
六十本目の蝋燭が消えようとしています……
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん ありがとうございました…


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第 六十一話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



231 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 01:45:09 ID:6+7dzDRSO
【061/100】
『思い出』

 初めての修学旅行の後。

 旅行中に撮った写真の現像を頼みに、木戸さんはカメラ屋さんに入った。

 数日後、現像した写真を持って彼女は学校へ向かった。


「これ……、何?」

 友達が持っているのは旅館での一枚。

 窓の外の夜景を撮ろうとして、失敗したはずだった。

「ちょっと見せて」

 窓が鏡のようになっていて、部屋の内部が写り込んでしまっている。

 夜景は光量が足りなくて露光していなかった。

 問題は窓に写り込んだ部屋。

 確か、あの部屋は畳敷きの和室だった筈。

 写真に写っているのは、等間隔で並んだ白いパイプベッド。
 枕元のナースコールに、リノリウムの床だった。

【完】



232 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:45:36 ID:GseKx5Bv0
六十一本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


    ξ
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第 六十二話
恵和以往 ◆9G12fmecqU さん お願いします…



233 :恵和以往 ◆9G12fmecqU :2007/07/14(土) 01:49:01 ID:GNmBuuYy0
【62/100】

今から20年以上前の話。
当時私は、一つの部屋を弟と半分ずつ使っていました。
寝るときにはアコーディオンカーテンで仕切っていたし、そもそも男同士の兄弟ですから
べつに何を気にするということもありませんでした。

普段通りに眠りについたある日、私はふと目を覚ましました。
ここまでは誰にでもよくあることだと思います。
しかし目を覚ました私は、いきなり目にした光景とともに金縛りにあいました。
私の布団を取り囲むように、数人の男が立っているのです。
しかも彼らは皆一様にスーツ姿。といっても上着もズボンもぼろぼろで、まるで戦争に行ってきたみたい。
スーツなのに袖や裾が破れて半袖半ズボンのような状態でした。
さらにキョンシーのように、無表情で両腕を前(=私の方)に差し出している・・。

恐怖よりも驚きの気持ちが先行していた私は、なぜかただ冷静に、彼らがそんなにぼろぼろになるまで苦労を重ねたこと
が怨みとなっているのだと感じました。
彼らの怨みの矛先が私自身でないと思ったためか、恐怖心はなかったものの尋常でないことはわかったので、
早く消えてくれないかとずっと心で思っていました。
 彼らは、ややうつむき加減で私の顔を見ていましたが、その間ずっと何かを呟いていました。
金縛りのせいかどうかはわかりませんが、その内容はまったく聞き取れませんでした。
呟いていたというのは、唇の動きからの推測です。
しばらくそんな状態が続いた後、彼らは私を見つめるのをやめ、一世に真下を向きました。
え?と、状況を理解できずにいる私に対して彼らは一斉に顔を上げ、何か叫びました!
なんと叫んだのかはわかりません。しかし、その時の私の恐怖心もまた、誰にも伝えられません。
私もまた同時に悲鳴を上げ、気付くと翌日の朝でした。
弟に話しても、全然気付かなかったよと。
普段は私の些細な寝言ですら目を覚ます、神経質な弟なのですが・・・。

【完】



234 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:49:34 ID:GseKx5Bv0
六十二本目の蝋燭が消えようとしています……
恵和以往 ◆9G12fmecqU さん ありがとうございました…


    ξ
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第 六十三話
Sio さん お願いします…



235 :Sio:2007/07/14(土) 01:51:07 ID:lqM74/490
【63/100】

『夢か現実か……』(1of4)

飛び入り参加させていただきます。
一応自分の話ではありますが、一部記憶がぼやけているので脚色してあります。

中学生に上がった年の冬のことです。
僕は勉強やらゲームやらでなかなか眠れず、深夜の二時近くまで起きていました。
ストーブの灯油も切れ、入れるのは面倒なのでそのまま寝ようと思い、
さっさと布団にもぐりこみました。
しかし、いつまで経っても眠れません。
典型的な「寝ようと意識すると眠れない」状態に陥ってしまったのです。
イライラし始め、目を閉じたり開いたりを繰り返し、ますます頭は覚醒していきます。
そのうち、ふと気がつきました。
時計の音が、随分大きく聞こえるのです。
カチッ、カチッ、という独特の音が、頭の後方から、かなりの大音量で聞こえてきていました。
そうか耳が鋭くなったんだなーと冷静に思いながらも、意識すればするほど大きくなっていく時計の秒針の音に、
次第に恐怖を覚えました。


236 :Sio:2007/07/14(土) 01:52:48 ID:lqM74/490
時刻は午前二時、薄暗い明かり、大きな秒針の音、僕は緊張で汗をびっしょりとかいています。
とりあえず時計はどっか遠くに寄せておこうと思い起き上がろうとしたところ、
喉から、カエルの潰れたような音が出ました。
身体が動かないのです。金縛りというやつです。
どんなに動かそうとしても、ぴったりと、くくりつけられたかのように完全にベッドに固定されてしまい、
指一本動きません。
僕は、これが金縛りにあった最初で最後の体験で、あまりの恐怖に軽く失禁しているのを感じました。
心臓の音と、時計の秒針の音が交互に聞こえてきて、その大きな音がいちいち僕をビクつかせます。
そうしてしばらく何も出来ずにいると、ふと何かの視線を感じました。
明らかに、僕か、僕のいる方向を意識しているような嫌な感じがしたんです。
その視線というか不思議な感じは、僕の左斜め前、部屋の入り口からでした。
ぴったりと閉めたと思っていた襖が、わずかに開いていたんです。



237 :Sio:2007/07/14(土) 01:53:51 ID:lqM74/490
『夢か現実か・・』(3of4)

僕の首筋から冷や汗が流れるのを感じました。
身体は動かせないのに、目だけは動くので、かろうじて斜め前の部屋の入り口が見えているんです。
僕の視線は釘付けになりました。まるで何かに支配されているかのように、そこから意識が離れない。
怖い怖い怖いと思っているのに、目はしっかりとその隙間の闇を見つめている。
泣きそうになりながら、それでも視線は動かせません。
嫌な感じ、その隙間が開き誰かが中に入ってきそうな、そんな不気味なものを感じていたせいでしょうか、
僕は意識が遠のいていくのに気がつきませんでした。
気がつくと、朝。
冷や汗をびっしょりとかいた僕は、無事に朝を迎えられたことの嬉しさで飛び上がり、
鼻歌を歌いながら勢いよく襖を開けて部屋の外にでた瞬間、身体が凍りつきました。
僕の部屋の襖に、赤黒い手の跡のようなものが無数についていたんです。
まるで、必死に僕の部屋の襖を開けようとしていたかのように。



238 :Sio:2007/07/14(土) 01:54:58 ID:lqM74/490
『夢か現実か・・』(4of4)

気がつくと、僕はベッドの上で荒い息をしていました。
時計を確認すると午前七時、朝です。
僕は飛び起きて、すぐさま部屋の外に出て襖を確認しました。
何もついてませんでした。染みも、手の跡も。
そう、僕は夢を見ていたんです。

けれど今でも釈然としない思いを抱えています。
どこまでが夢で、どこまでが現実なのか。
あまりにリアルだったんです。あの朝の感覚、いわゆる「偽りの目覚め」だとはとても思えないほど・・
そして、襖についていた無数の手の跡。いまでもはっきりと目に焼きついて離れません。

【完】



239 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:55:04 ID:GseKx5Bv0
六十三本目の蝋燭が消えようとしています……
Sio さん ありがとうございました…


    ξ
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第 六十四話
エソ ◆CQai/AiFaI さん お願いします…



240 :エソ ◆CQai/AiFaI :2007/07/14(土) 01:56:03 ID:jfcR3Cb90
【064/100】

『何か』(1/2)

田舎に泊まった時の話。

私の田舎は米農家で、まあ、田舎独特のと言えば宜しいでしょうか。
とても大きな家で、いとこが集まる時は一家族に一部屋割り当てていました。

私がいつも使う部屋は、仏壇のある部屋の隣。
襖で仕切らているだけです。特に怖いということは無かったのですが。

ある夜のことでした。
部屋の時計は止まっていたので、時刻は覚えておりませんが、
十二時は回っていたと思います。ふと目が覚めてしまったのです。

何も変わったことは無かったのですが、しばらく目を開けて天井を眺めていました。

しばらく経ってふと横に目をやると、仏間を仕切る襖に、何かのシルエットが見えました。
不思議と怖くはありませんでした。好奇心が勝っていたのでしょうか。

私は、そのシルエットが大変気になり、正体を確かめようと思い、
襖に手をかけました。

すると、私の姿が見えるはずの無い祖父が突然、
「だめだーっ!」
と叫びました。(祖父は別の部屋です)



241 :エソ ◆CQai/AiFaI :2007/07/14(土) 01:57:47 ID:jfcR3Cb90
(2/2)

あまりの大声に驚いたのですが、同じ部屋で寝ている両親は起きる気配がありません。

寝言だろうと思い、また襖に手をかけました。
すると再び、

「駄目だと言ってるだろう!」

と、物凄く激しい口調で叫びました。
流石に私も怖くなり、急いで布団を被りました。

祖父の声はそれ以降聞こえませんでしたが、シルエットは寝るまで消えませんでした。
赤く発光したり、姿を様々に変えたりしながら。

翌日、祖父にそのことを聞いてみると、祖父は変な夢を見た事を話してくれました。

「何を見たかは覚えとらんよ。ただ、お前が何かに手をかけていたから」
「なにか、って?」
「わからん。とにかく、触っちゃならんものだ」

本当にそれが何か分からなかったそうです。

もし、私がそれを覗いていたら、どうなっていたのでしょうか……。

【完】



242 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 01:58:26 ID:GseKx5Bv0
六十四本目の蝋燭が消えようとしています……
エソ ◆CQai/AiFaI さん ありがとうございました…


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第 六十五話
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん お願いします…



243 :黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c :2007/07/14(土) 01:59:43 ID:JgXJsj5ZO
【065/100】
『ひいばあちゃん』


僕がまだ小さい頃ひいばあちゃんが死んだ。

当時の僕は子供のくせに大人ぶって大人の真似してました。


でもお葬式の最中に飽きて僕は外に出ました。


僕はひいばあちゃんが大好きで、ひいばあちゃんも僕が大好きだったみたいでお見舞いに行ったら色々くれました。

そんなひいばあちゃんが死んだ実感が急にわいてきて一人で泣いてると、凄い綺麗なお姉さんが側に来て『泣かないで』と優しくあやしてくれました。

その後僕はひいばあちゃんの出棺までずっと泣いていた。

最近ひいばあちゃんの写真が入ったアルバムが出て来た。

若い頃のひいばあちゃんの写真

間違いなくお葬式の時に優しくあやしてくれたお姉さんでした。

~終~



244 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:00:24 ID:GseKx5Bv0
六十五本目の蝋燭が消えようとしています……
黒板消し二級 ◆NiFxMXxz3c さん ありがとうございました…


    ξ
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第 六十六話
いぬばか ◆Tsi7Uqno3c さん お願いします…



245 :いぬばか:2007/07/14(土) 02:01:11 ID:B5B13T1BO
【066/100】
『笑顔』

友人のおばあちゃんの話

Sおじちゃんが死んだ時、おばあちゃんの枕元にSおじちゃんがうつむいてとても悲しそうな顔をして立っていたそうです。
その時は、それだけだったそうですが、数年後、おばあちゃんはリアルな夢を見たそうです。
その夢の中にはなぜか現実にはないデカい観葉植物がある家の玄関が出て来た、
そしてちょっとだけ扉が開いて、嬉しそうににこにこと笑っいるSおじちゃんが覗いたそうです。
Sおじちゃん成仏できたんだ、と思っていると後ろの方誰か居ることに気付いた。
それは親戚のAおばちゃんだったんだそうです。Aおばちゃんはこの世のものとは思えない悲しい顔をしていたそうです。
おばあちゃんが「あっ」っと言うと二人は消えた。そしてその日、Aおばちゃんの訃報が入ったそうです。

友人はこの話の後に、「多分なくなった人を必要以上に惜しんじゃいけないっていうのはそういうことなんだろう」と言っていました。

【完】



246 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:01:31 ID:GseKx5Bv0
六十六本目の蝋燭が消えようとしています……
いぬばか ◆Tsi7Uqno3c さん ありがとうございました…


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第 六十七話
鍋 ◆Tz2F/k.KCI さん お願いします…



247 :鍋 ◆Tz2F/k.KCI :2007/07/14(土) 02:04:07 ID:jTF/C7PwO
【067/100】
先生
 
中学生の頃の出来事です。
授業中に具合が悪くなった友達に付き添って、保健室に行くために廊下を歩いていました。
すると後ろから、「おーい」という声が聞こえたので振り返ると、先生が急ぎ足でこちらに向かって来ました。
私が「どうしたんですか?」と聞いても先生は答えず、ずっと先を見つめながら「おーい」と何度も繰り返し、私達の脇を通り過ぎて行きました。
保健室に友達を寝かせ、私は教室に戻りました。
授業が終わってから先生に、「さっき何してたんですか?」と聞いたのですが先生は「何が?」と聞き返してきました。
私は廊下での事を話したのですが、先生はずっと教室にいたと言います。他の同級生に聞いても、やっぱり先生は教室にいたとの事。
保健室に行った友達に確認しましたが、間違いなく廊下で先生に会ったと答えました。
廊下を歩いて行った先生の正体はわからないままです。
【完】



248 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:04:26 ID:GseKx5Bv0
六十七本目の蝋燭が消えようとしています……
鍋 ◆Tz2F/k.KCI さん ありがとうございました…


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第 六十八話
耳袋の夜 ◆ryof9hzfa. さん お願いします…



249 :耳袋の夜 ◆ryof9hzfa. :2007/07/14(土) 02:04:54 ID:MUjygnvA0
【068/100】
『学校祭で』1/3
学校の保健室教諭から聞いた不思議な話
今、私が通っている高校では今までに4人ほど教師が自殺を図っている
これは、ここ10年以内でだ。
時期は決まって夏から秋にかけての期間らしい。
少し前までは9月に、学校祭をやっていたらしいんだけど
今は7月になっている。その理由として、9月というのは生徒や教師にとっても忙しい月で
学校祭なんてやっていられないから。というのが公式見解らしい
しかし、現在のよううに7月でやる前、9月に学校祭が行われていた時の話。
毎日遅くまで学校祭の準備のために残る生徒がいる時期の話なんですが
実際今の私もそんな状況なんですがね・・・。まぁそれはおいておいて
毎日他のクラスより遅く残って準備を進めていたクラスがありましてね
その教室では、絵を描いていたり、露天のための看板を作っていたりしていたそうですよ
クラスの一人が、トイレに行きたくなってねぇ。この学校4階建てで
作業をしているクラスが2階にあるんですけどね
昔から、この学校はトイレが荒れていましてねぇ・・・。トイレットペーパーなんてなかったんですよ
唯一、まともに使える場所というのが1階の生徒玄関横だけなんです
おなかが痛くなってたらしくてですね。1階に行くしかないじゃないですか。
ただ、そのトイレの横にはある教室がありましてね・・・
その教室は理科室なんですが・・・。といっても人体模型とかある訳じゃないんですよ。
他の教室とほぼ作りは一緒なんですけど、名前だけ理科室となってるんです。



250 :耳袋の夜 ◆ryof9hzfa. :2007/07/14(土) 02:05:26 ID:MUjygnvA0
続き2/3
話は変わりますが、前の年に熱心で、生徒思いの先生がいたんです
その先生は、昔ながらの熱血教師で今の子供たちとは合わないんですよね、考え方から何まで
それで、生徒との衝突を繰り返す中で、その先生アルコール中毒になりましてね。いわゆるアル中です
結果、首を吊って亡くなってしまったそうなんですが・・。その先生が教えていた教科が物理だったんです
ここまで、言えば何となく分かってしまうかもしれませんけどね。その先生が教えていた教室が
その名ばかりの理科室だったんです。
その先生が亡くなってから、学校ではある噂が広まりましてね。
熱血漢の先生が、今でもあの教室で毎日授業を教えていると・・・。そんな根も葉もない噂が広まったそうです
実際何人もそれを見た。という証言もあったんですが、今考えるとデマじゃないかと私は思いますよ
ただね、夜の学校ともなると話は違う。昼間は明るくて騒がしい場所だとしても夜は姿を一変させるんですよねぇ
そのギャップが人に恐怖心を与えるんじゃないでしょうか・・・。
夜の学校は怖い。そんなイメージが人によってはあるでしょう。ない人もいますけどね。私みたいに
その生徒は、別に怖がりとか臆病な生徒じゃなかったんだけど、やっぱり夜の学校は雰囲気が怖いですからねぇ
まぁ、それでもおなかが痛いわけですから、トイレに行かなきゃ行けない。もちろん1階のね
その横は噂が広まっている例の理科室。そんな曰く付きの場所、普通は行きたくないですよねぇ。
でもトイレには行かなきゃ行けないって言うんで、トイレに入ってふぅと息とついたらしいです
おなかも痛くなくなったんで、手を洗ってトイレから出た。



251 :耳袋の夜 ◆ryof9hzfa. :2007/07/14(土) 02:05:56 ID:MUjygnvA0
続き3/3
その時にはもう、その教室のことなんてあんまり気にしていなかったらしいんですがね・・・。
カツカツカツカツ
黒板にチョークで書く音が聞こえてきたそうですよ。
もう授業をやってるような時間じゃないんですよ。自分たちのクラスの人たちのほかに数名の生徒が残ってるくらいの時間
そんな音が聞こえてくるはずがないんですよね。
その音を聞いた生徒は足を止めてその理科室を見ていたそうなんですけど、時間も時間だし気のせいだと思って
教室に戻ろうとしたとき
また、カツカツカツカツと聞こえてくる。怖くなってきたんで、走って教室に戻ったらしいです。
教室に戻って、第一声でこういったらしいですよ
「あの理科室にこの時間人がいるみたいなんだ」とね
そしたら、クラスにいた連中が
「え?マジかよ。ちょっと言って見ようぜ。」と数人が立ち上がり、見に行くことにしたらしいんだ
まぁ、彼らも疲れが溜まってて、気分転換したかったんでしょうねぇ。
そんな訳で、1階の理科室まで行ったんだ。
でも、何にも聞こえない。むしろ無音。
「何にも聞こえないじゃん。」と、教室に戻ろうとしたんだ。
そしたら、一人が足を止めて
「おい、今聞こえなかったか?」「何が」
「いや、黒板に書くような音」「別に聞こえないけど」
「そっか・・。空耳か」と聞こえたといった奴が言った時、教室がガラガラガラと突然開いた。
全員ぎょっとして、誰が出てくるのか見てたらしいんだ。
だけど、誰も出てこない。教室の中を見ても誰もいなかったらしい。
こんなことは、ほとんどの人がどうせ作り話だろなんていって笑いとばすだろう。
しかし、その後もいろんな人が遭遇していることと、学校祭が行われる時期がかわったことに何か関係があるようなきがしたんですよ。
【完】



252 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:07:07 ID:GseKx5Bv0
六十八本目の蝋燭が消えようとしています……
耳袋の夜 ◆ryof9hzfa. さん ありがとうございました…


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さて、第 六十九話の前に…

欠番になっておりました第九話を、
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん お願いいたします…



253 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/14(土) 02:13:58 ID:8iRqUuyy0
(009/100)

私には4つ離れた弟がいます。弟がまだ小学4年生だった頃一緒に体験した実体験です。弟は私と違い霊感があるらしく、小さい頃からよく不思議な事を言っていたんです。
夏休み家には親戚の子達が泊まりに来ていました。
夜、親も寝静まった頃私も入れて子供達5人だけで恐い話しをしていたんですが、夜もだいぶふけていたのでみんな眠気に負けて一人二人と布団に入っていきました。
結局残ったのは私と弟だけ「みんな寝ちゃったしつまんないから寝よー」と私が言い、私達も布団に入りました。すると今まで普通に会話をしていた弟が、胸までかけていた布団を急に頭までバッっとかけたんです。
私は弟のただ事ではない雰囲気にビックリして、私もつられて布団に頭までもぐり布団の隙間から恐る恐る「どうしたの?」っと弟に聞きました。
弟も布団の隙間から私に「部屋に誰か入ってきた」と泣きそうな声で言いました。その時点で私の心臓はバクバクし「誰もいないよ!お父さんもお母さんもみんな寝てるよ!」っと恐さからちょっとキレぎみに言いました。
すると弟が「違うよ…知らない女の人!」弟は半べそ状態、私も恐くて恐くてたまりません。
辺りは静まり返りキーンと耳音がしてきます。
私:「まだいるの?」
弟:「僕達の足!足の下にいる…」
とにかく私は早くどこかへ行ってくれと必死に願いました。
それから何分経ったか分かりません。
弟:「いなくなった…」
私も弟も息苦しくてたまりません。恐る恐る頭を出し思い切り深呼吸しました。でも恐怖は消えず、私と弟だけ両親の部屋で寝ることにしました。
翌日弟にその"女の人"の話を詳しく聞くと白いワンピースに腰まである長いボサボサの髪、大きく見開いた目(白眼が真っ赤だったそうです)そしてアゴが首に着きそうなくらいに頭を下げていたそうです…



254 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:15:38 ID:GseKx5Bv0
九本目の蝋燭が ようやく消えようとしています……
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん ありがとうございました…


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第六十九話
あしも ◆GEibvsADkM さん お願いします…



255 :あしも ◆GEibvsADkM :2007/07/14(土) 02:16:32 ID:NwkrHyfd0
【069/100】
『赤い部屋』(1/3)

タクシー運転手の親父から聞いた話。

その日、親父は人気のない夜の林道で不気味な女を乗せた。
その女は前髪で顔が全然見えないしとにかく不気味。
とりあえず親父が「どこへ行けばいいですか?」というと

女は目線もあわさずに北を指さした。
運転中、車内には異様な空気が張り詰めていた。
女が無口すぎる

しかしルームミラー越しにじりじりと視線を感じる。しかし親父は目線を合わせることができなかった。
とりあえず言われたとおり行くと、周りに民家も何もないところにぽつんとボロ家が立っていた。
「・・・・・ここ・・」
聞き取れないぐらいの声でボソッと女が言った。
どうやらここが彼女の家らしい



256 :本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 02:17:31 ID:NwkrHyfd0
続き(2/3)
女は何も言わず静かに車を降り家に入っていった。
女が家に入ったのを確認して運転手はホッと息を下ろす。
しばらくして親父は思った。
「こんな人気のないところにぽつんと家があるのはおかしい。」
親父は車を降り、その女の家をしばらく眺めた。

・・・生活音などの物音は一切聞こえない。

そして親父はその家のドアスコープ(のぞき穴)から中の様子を伺った。
当然外側から見ているのではっきりとは見えないが、ドアスコープからなのでうっすらとしか見えないが、室内はぼんやり赤みがかっていた。
「趣味の悪い部屋だ」そうつぶやくと親父は車に乗りもと来た道を帰っていった。



257 :あしも ◆GEibvsADkM :2007/07/14(土) 02:19:17 ID:NwkrHyfd0
続き(3/3)
翌日、同僚にその話をして背筋が凍りついた。

しかし背筋が凍りついたのは同僚ではない”あの女”を乗せた親父の方だった。
「あぁ、俺もその女をこの前乗せたよ。本当に気味が悪かったよ。」

「おかげにルームミラー越しににらんでくる目が真っ赤に充血してたもんな」


そう 親父がのぞき穴から見たもの・・・
それは部屋が真っ赤だったのではない。

あの女も親父同様、のぞき穴からこちらをずっと監視していたのである。


真っ赤に充血したその瞳で・・・。 【完】



258 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:19:33 ID:GseKx5Bv0
六十九本目の蝋燭が消えようとしています……
あしも ◆GEibvsADkM さん ありがとうございました…


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第 七十話
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん お願いします…



259 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/14(土) 02:19:51 ID:8iRqUuyy0
(070/100)

ゲームセンターで体験した話です。

自分は、アーケードのゲームが好きで高二で部活を辞めた後は、ゲーム仲間と学校が終わったら天候が悪くなきゃゲーセン行ってから下校という学校生活をしてました。
その日は、霧雨程度の雨が降ってるけど平気だろって事でいつも一緒に行ってる四人(自分も含めて)でゲーセンに向かいました。
それで仲間内で対戦してて二人は、塾があるってことで途中で帰り、残った自分とAで対戦したり共闘したりしてよろっと帰るかってことになり外に出たら雨が土砂降りに…
こんな中をチャリで帰るのは、さすがにイヤだってことでAと店内に戻って再びゲームをやってました。
さすがに疲れてきて少し休憩をとるために二人でゲームの台から離れて椅子に腰掛けてました。
それでふとメダルゲームのコーナーに目をやると小学校低学年くらいの男の子がいました。
自分達が座ってる椅子のすぐ側にメダルゲームのコーナーがあり低年齢むけの簡単なのも置いてあったので小学生くらいの子がメダルゲームのコーナーをちょろちょろしてるのは、よくありました。

けど時間は、すでに八時をまわってて男の子のまわりには、親らしい人もいなくてどうしたんだろ…と思いよく見てみたら男の子の右手がすけててその子の向こう側にある本来は、男の子の手があって見えるはずのないゲームの台が見えました。
最初は、あまりにもその子がはっきり見えるせいで頭が理解してくれず「何だよこれ…」って凝視してしまいこの子は、ヤバイ霊だときずくのに少しかかりました。
それでヤバイときずいて他の方を向うとした瞬間男の子がこっちに振り向き子供でもこんなに恐い怒った顔が出来るのかってくらいの顔つきで睨まれて固まってしまいました。
何分とたったわけじゃないと思いますが隣にいたAに呼ばれてやっと我に返りAの方を振り向きました。
それで雨が小降りになったのとあの男の子から離れたかったので帰ることにしました。

帰り道は、さっきあんな体験をしたにもかかわらずAといつもみたいにゲームを話をしてたおかげで家につくころには、平常心に戻ってました。
今、思うとあんだけ強い霊だったのによく憑かれず霊障も受けずにすんだと思います。

【完】



261 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:21:17 ID:GseKx5Bv0
七十本目の蝋燭が消えようとしています……
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん ありがとうございました…


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第 七十一話
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん お願いします…



262 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/14(土) 02:23:20 ID:IuazvBoa0
【71/100】『観察』


 もう二十年近くも前の夏のこと。父と二人、親戚の家へ泊まりに行った時の話で
す。

 その家は田園地帯に建っており、周りには繁華街はおろか、スーパーさえもあり
ません。見渡す限りの田んぼと、両脇を木立に囲まれた大きな川。その中に鉄道が
走っており、寂れた小さな無人駅がぽつんとある、そんなところでした。
 小学校低学年だった私は、親戚の家にいてもつまらないので、一人で外に遊びに
行きました。踏切を越え、川べりを歩き、道端に生えている大きな笹のような葉を
むしって笹舟を作ったり、花を摘んで冠を作ったり。そういう遊びをしながらぶら
ぶらしていたと思います。
 ふと、道の向こうから一台の車がやってきました。私は歩きながら、何の気なし
にその車を見ていました。
 すると、どうもおかしいのです。
 車が近づいてくるにつれ、乗っているのが中年のおじさんとおばさんだというこ
とがわかったのですが、その二人、妙にこちらをじろじろと見ているのです。少し
も遠慮するふうではなく、まるで観察でもするかのようにじいっと見ているのです、
私のことを。
(なんなんだろう?)
 すれ違いざま、おばさんの方と目が合いました。奇妙な動物を観察するような目
で私を見ていました。
(なんかやだなあ)
 私はちょっと嫌な気持ちになりました。でも、その車は私のずっと後ろの方へ
走っていって見えなくなりましたし、もっと笹舟を作りたかったので、気にせず歩
いていくことにしました。
 しばらく歩いていると、また前方から車が近づいてきました。今度はトラックで
す。
 近づいてきます。
(うそ……また?)



263 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/14(土) 02:24:07 ID:IuazvBoa0
 トラックを運転しているおじさんが、やはり私をじろじろと観察しながら通り過
ぎていきました。さすがに気になったので、去っていくトラックを振り返りました。
すると、そのおじさんはわざわざ運転席の窓を開け、首まで出してこちらを振り
返っているのです。
 さすがに不気味でした。私は、自分の服装や、髪型なんかを調べました。(私、
何かおかしいかな? 変なのかな?)と不安でした。しかし、当時の私はどこにで
もいるような普通の子供でしたし、その日に取った写真が残っているのですが、今
になって改めて見てもいたって普通なのです。あんな風に観察される理由がまった
くわからないのです。
 やがて、かすかなエンジン音が前方から聞こえてきました。また、車です。
 さっきまでのことがあったので、私はうつむいて気にしないふりをしていました。
 しかし、車が横を通り過ぎる瞬間、どうしても気になって、つい顔を上げてし
まったのです。
「うわあっ!」
 その時見たものは、後部座席に座っているおばさんが、ガラスにへばりつくよう
にして私を観察している無表情な顔でした。



264 :蟻 ◆GJCUnhVBSE :2007/07/14(土) 02:25:04 ID:IuazvBoa0
 もう耐えられなくて、怖くて、泣きながら走って帰りました。父や、親戚の伯父
さん、伯母さんに「私ってへん? 私、何かおかしい?」と泣きながら聞いた記憶
があります。大人たちは「何にもおかしくないよ、どうしちゃったの?」と一様に
困惑していましたが、事情を説明してもよくわかってもらえませんでした。

 あの夏から、その家に行くのは拒み続けています。もちろん今でも。
 あの観察するような目は一体なんだったのでしょうか。大人になってからその地
方について調べたりもしてみましたが、これと言った理由は見つかりませんでした。
 思い出すたびにぞっとする体験です。まだ、幽霊の方がいくらかマシです。


【完】



265 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:25:19 ID:GseKx5Bv0
七十一本目の蝋燭が消えようとしています……
蟻 ◆GJCUnhVBSE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七十二話
さら ◆H.5jToJ1Us さん お願いします…



267 :さら ◆H.5jToJ1Us :2007/07/14(土) 02:28:29 ID:+1o1WDKH0
【072/100】 『お盆』

お盆ですね・・・。
昨日はお坊さんが家にお経をあげに来てくださいました。

子供の頃は毒々しいほどの鮮やかな牡丹色の小さなちょうちんを持って、
夜、町内の角までご先祖様をお迎えに行ったものです。

お迎え火をたき(玄関で焚くのですが、風の向きにかかわり無く、
不思議と煙が家の中に入っていきます)ご先祖様を家の中にお迎えいたしました。


お盆にはご先祖様があの世から帰ってくる・・・。


皆さんはそんなお年寄りの言葉を信じない人もいるけれど・・・、
それってホントのことですよ。

続く



268 :さら ◆H.5jToJ1Us :2007/07/14(土) 02:29:38 ID:+1o1WDKH0
続き

お迎え火を焚いた後、皆で食事をしている最中に玄関に続く廊下に何気なく目をやりますと・・・、

そこに20年以上も前に亡くなった祖父が立っていました。
煙のような白いシルエットでしたが、それでもはっきりと祖父だと分かる形をしていました。

『ああ、おじいちゃんだ・・・』
そう思いました。怖くもなんともありません。
おじいちゃんがいる空間と私の空間は異次元でつながっているような・・・・
チョット不思議な感覚でした。

それからはっとわれに返り、そんなバカな・・・と思い返し再び廊下を見ますと
もう祖父はいませんでした。

驚いて母にその事を話すと、事も無げに
『帰ってきてるよね、お盆だからね、おじいちゃんは毎年着流しの着物姿だよ』
と言いました。私が見た祖父も着物姿でした。


今家に何人ご先祖様がいるのか分からないけど、とりあえず今夜はこのスレの怖い話も怖くないんです。
私のまわりには大勢の人がいるみたいですから。



269 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:31:48 ID:GseKx5Bv0
七十二本目の蝋燭が消えようとしています……
さら ◆H.5jToJ1Us さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七十三話
だいり さん お願いします…



270 :だいり:2007/07/14(土) 02:32:34 ID:B5B13T1BO
【073/100】 1/3
『歯』

小学2年の時のよくわからん話。
私はひとつ年上の幼なじみ2人と毎日のように遊んでいた。
お隣のMと、斜め向かいのYだ。

当時なぜだかお墓参りや読経にはまっていた私は
ある日の午後、2人を家から歩いて10分の墓場へ誘った。
火葬場が併設された町が管理するごく普通の規模の霊園。
今思えば、なんでわざわざ人を誘ってまでそんなとこに?と思うが
散歩がてらというか、他の2人も肝試し気分で軽いノリで承諾。

どんよりと曇ってはいたが道中のバカ話で盛り上がり
意気揚揚と墓場に到着。季節柄、自分達以外に人の姿はない。
あれが俺んちの墓!こっちは親戚だーなどと妙にはしゃいだが
さすが消防、10分ぐらいで飽きて帰ることになった。

私は自分ちの墓(特にばあちゃん)に向かって適当に手を振って挨拶し
墓場の脇の砂利道に出て歩きだすと、前方からおっさんが向かってくるのが見えた。



271 :だいり:2007/07/14(土) 02:34:10 ID:B5B13T1BO
【073/100】 2/3
茶色っぽいよれよれの服装で帽子をかぶった、田舎によくいる感じのおっさん。
バカガキ3人で「怪しいやつだ」なんて失礼発言をとばしていたが
もちろんおっさんは特に不審なところもなくのそのそと歩いてくる。

10メートル程の距離まで近づいたとき、ふと隣を歩くMが黙り込んだ。
その横ではYが戦争映画について一人でくっちゃべっている。
まさにマシンガントーク。
私はMに「どうした?」と声をかけた。だがMは黙って俯いたまま。
いたずらっ子でガキ大将的存在のMなだけに、私は焦って何度も声をかけた。
だがMは答えず、それどころか顔をしかめて苦しそうにしている。
反応のないMに私は困り果て、その様子に気付いた図太いYもようやく黙り込む。
3人の砂利を踏む音だけが聞こえていた。

相変わらずのそのそ歩くおっさんが私たちの脇を通り過ぎようとしていた。
Mを挟んで歩く私とYの間に妙な緊張が走り、Mを支える手に力がこもる。

その時、「は」という声が聞こえた。低くてしゃがれた声だった。

は?



272 :だいり:2007/07/14(土) 02:35:43 ID:B5B13T1BO
【073/100】 3/3
誰が言ったのか、確信はもてない。だが私とYは顔を見合わせ
通り過ぎたその人物を振り返ろうとしたその時、Mが泣きだした。
「痛い痛い痛い!」と突然泣き喚くM。慌てふためく私たち。
オロオロしながら、何が痛いんだ?と問うと「歯が痛い」と言う。
尋常じゃない痛がり方にすっかりビビって私たちは家路を急いだ。
だが不思議なことに、家が近づくとMは泣き止みもう痛くないと言うではないか。
元気を取り戻したMを見てほっとし、その日はそのままお開きになった。

後日、Mが言うにはあの後念のため歯医者へ行ったようだが、
虫歯も見つからずいたって健康だったそうな。
何よりM自身がそのことを全く気にしていないふうだったのもあり
なんだかよくわからないけれど、痛くないならまあいいじゃん?という感じで
私たちはアッサリその話題をやめ、奇声を発しながら自転車を乗り回すことに熱中した。

だけど私はもちろん忘れてはいなかったし、それはYも同じだった。
あのおっさんのことだ。
何日かあとにYは鬱々とした顔で私だけにこう話した。
「あの時言わなかったけどさ、Mが泣いて走りだしたじゃん?その前に俺見たんだよね」
「何を?」
「あのおっさんだよ。振り返ったら立ち止まってこっち見てた。なんか口開けてた」
「くち?何それ」
「知らねー。しかも歯がなかった。入れ歯ぐらいしろってな」

【完】



273 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:35:59 ID:GseKx5Bv0
七十三本目の蝋燭が消えようとしています……
だいり さん ありがとうございました…


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第 七十四話
百々 ◆twi3GyMJ5w さん お願いします…



274 :百々 ◆twi3GyMJ5w :2007/07/14(土) 02:37:05 ID:XIQMDVaY0
【074/100】 『遊ぶ子供』 (1/2)

これは友人Uの妹さんの子供の話。

Uの妹さんは結婚していて2歳になる子供がいます。
遠くに嫁いで中々会う機会がないと言いつつも頻繁に電話やメールでやり取りしていて
Uにも3歳になる子供が居るので良く子育て話なんかをよくしてたそうです。

あるとき妹さんが暗い声で電話をかけてきた内容が
子供が部屋の真ん中で壁の方に向かって話していて誰か居るの?と聞くと

「じぃ、いる」

と子供がいう、と事を妹さんが電話口で気味悪がりながら言ったらしい。

「子供って見えやすいらしいし…でもほっとけばそのうちなおるんじゃないかな?
まぁそっち見ないようにさせるのは必要かもだけどさぁ・・・あんまり続くならお参りでもいったら?」

「うん、そうだね。。」

そう言って後は他愛もない話をして電話を切ったらしいです。



275 :百々 ◆twi3GyMJ5w :2007/07/14(土) 02:38:08 ID:XIQMDVaY0
『遊ぶ子供』 (2/2)

その妹さんが里帰りしてきたのはそれから2ヶ月くらい後の事。
もちろん子供も連れてきていて全員が久しぶりにUの実家に集まってお茶を飲みながら談笑していると
紙とペンをやりお絵かきさせて遊ばせていたUの子供が丸顔の人の顔を描いたそうです。

見て、といいうUの子供に誰?と問うと

「じぃじ、だよ。」と。

その時にUの父と母が絵を見てびっくりした声で揃えたように言ったそうです。

「こりゃとーちゃんじゃねーか?」
「お義父さん?」

すぐさま全員でお墓参りに行くと自然と『爺』が出てくる回数は減っていったそうで今では何もないそうです。
寂しがって居たのかもしれない、とUはその話をしめてくれました。

あなたはちゃんとお墓参りに行っていますか?【完】



276 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:38:24 ID:GseKx5Bv0
七十四本目の蝋燭が消えようとしています……
百々 ◆twi3GyMJ5w さん ありがとうございました…


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第 七十五話
結露 ◆05rYNPPJyE さん お願いします…



278 :結露 ◆LBP6e93r02 :2007/07/14(土) 02:48:02 ID:3R4oK+sI0
【075/100】おぞましいモノ

最初にそれを見たのは母方の祖母のお葬式でのこと。

当時、小学生で同居していた訳でもない祖母の死には実感が無く、
棺にすがり号泣する母を見て、
『大人でも、こんなに泣いたりするんだな』
程度の認識で、あまり実感というものはなかった。

とどこおりなく式は済み、棺は閉められ祖母宅から出棺されていくのをぼんやりと見ていた私はそれに気が付いた

庭で出棺を見守る人々のあいだに居る
赤黒いような肌をした男、しかも全裸で体の骨がないかのようにぐんにゃりと曲がりながら
それでも霊柩車に向けて親族の男手によって運ばれる棺をひどく嬉しそうに、うきうきとした様子で見ている

私はそれが一体なんだかわからなくて回りを見回すものの
それに気がついているのは私だけのようで大人たちは
そんな目立つモノが居るにも関わらず神妙な顔で棺を見守っている
私はそれを不可解に感じながらも、好奇心にかられそれをじっとそれを見ていた。
そんな外観をしていたが、不思議にそれには恐怖感を感じず、
『よくわからないけど、なんだかイヤなもの』程度の感覚しか感じられなかったから出来たのだが、じっとそれを見ているとそれが私に気づき、呪い殺しでもするような視線をギロリと向けてきた
正直、それが自分に害意を持つとは思っておらず『え?』と思い見返すと、確かにさっきまで居た筈のそれは周囲を見回してもどこにも居なかった。

それに睨まれて、『え?』と思って見返した時まで一度も視線を外していないにも関わらず、どこにも……。



279 :結露 ◆05rYNPPJyE :2007/07/14(土) 02:48:56 ID:3R4oK+sI0
続き

数年後、今度は祖父が亡くなり、祖母の時とは違い、母方の実家ではなく斎場で式が行なわれることになった。

ろうそくの揺らめきが左右段違いに燃えるなど、些細なことはあったが、式は滞りなく進み、親族が棺に花をいれ出棺の運びになった。

居る。


赤黒い肌の骨のない男が。祖母の時と同様、自分以外にそれに気づいている者はいない。
やはり、恐怖感はなく、ただおぞましいだけ。
じっと見つめる。パイプ椅子の間から覗き込むようにやっぱり棺を酷くうれしそうに見ている。そして、それを見つづける私。


そして、それは私が見ているのに気が付くと、ギロリと睨み返し、何かを邪魔したのに憤慨するように 消えた。

視線をそらしたつもりはないのに、やはり消えた瞬間が認識できない。


私は思う。アレは死神や霊ではなく、死体に惹かれてやってくる何かではないのかと
そして、空の死体に入り込もうとしているのではないのか。それを防ぐ、唯一の手段が人の視線なのではないのだろうか、と

【完】



280 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:49:13 ID:GseKx5Bv0
七十五本目の蝋燭が消えようとしています……
結露 ◆05rYNPPJyE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七十六話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



281 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 02:50:50 ID:6+7dzDRSO
【076/100】
『宴会にて』(1/2)


 加納朱美さんはその日、友人宅のアパートで、襲撃と称した飲み会を開いていた。
 気の合う仲間四人で酒を酌み交わす。

 加納さんはお酒に強いほうだが、友人らはまさに酒豪。
 皆のペースで呑んでいると、すぐに酔いが回ってきた。
 程よく酔ったところで彼女は、火照った体を冷ます為に外に出た。

 ドアを閉め、涼しい夜風に身を晒す。
 何処かで水でも漏っているのか、〈ぴちょん……、ぴちょん……〉と水音が響いている。

 暫らくぼんやりとしていると。不意に強烈な気配を感じた。
 戸惑いながらも辺りの暗がりを伺ってみるが、誰もいない。

 しかし、気配はいまだ感じている。それどころか、段々と強く、はっきりと感じとれるようになってきた。
 よく探ってみると、その気配は庭からしているようだ。

 加納さんは臆す事なく庭に下りた。
 酒のせいもあったかもしれない。

 土を踏み締め、辺りを見回す。が、誰もいない。
 だが、気配はまだそこにある。



282 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 02:54:12 ID:6+7dzDRSO
(2/2)

 加納さんはそこで、妙な感じがしているのに気付いた。
 息苦しい。
 此処は屋外、風もそよいでいる。にもかかわらず、息がしづらい。
 しかも、息苦しさは段々と増していく。
 何時の間にか、強い閉塞感すら感じていた。
 例えるなら、満員電車の直中のような。
 濃密な気配が、彼女を取り囲むように、みっちりと在る。
 街灯の暗がり、門扉の影。アパートの敷地内、全ての闇から強烈な気配を感じた。
『視られている』
 舐め回すような強烈な視線。服がまるで意味をなしていないようだ。
 ぞくりと、背筋が粟立った。
 これは、まずい。
 加納さんは、友人の部屋へと転がるように駆け戻った。
「そ、そそ、外っ。外に……っ」
 ひどく混乱していて、上手く言葉にならない。
 思わず、怪訝な顔をした友人の一人を捕まえて外に連れ出す。

 爽やかな風が流れていた。
 あれほど強烈に感じていた気配は、綺麗さっぱり消え去っている。
「あれ……? さっきまで確かに……」
 戸惑う加納さんに彼女は冷静に告げた。
「あんまり気にしない方がいいよ? 余計に寄ってきちゃうから、……ね?」
 微笑みながらそう言うと、彼女は部屋に戻っていった。

【完】



283 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:54:37 ID:GseKx5Bv0
七十六本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七十七話
隊長 ◆NEO/XeePcY さん お願いします…



284 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/14(土) 02:55:52 ID:42kb46Tg0
【077/100】

「お母さんと一緒」 1/5

俺が19の頃に体験した話。
当時免許を取ったばかりだった俺と連れは車で色んなところにドライブに出かけていた。
俺の住んでるところはすげー田舎で、結構心霊スポットもある。
既に何箇所か探検していた俺達は調子にのってその日の夜、
地元でも一番恐れられているスポットに向かった。
そのスポットは小さなトンネル。明かりなどもなく夜は真っ暗になる。
昔そこは死刑場だったとか人が首吊り自殺してるだとか後付の噂に溢れる場所だ。

深夜2時前、俺達は到着した。
懐中電灯を手に持ち、俺はさあ行くぞと歩き出したのだが、連れが車から降りてこない。
「おい何してんだ」
俺はそう言って車の助手席へ近づくと・・・・・・いない
「あれ?」
きっとからかわれてるに違いないと思い車の中、周りを調べるが・・・・いない
するとトンネルの奥から声が聞こえてくる。

「おーい」



285 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/14(土) 02:56:28 ID:42kb46Tg0
2/5

連れの声だ。トンネル中に響いて聞こえてくる。
いつの間にトンネルの中に入ったのか・・・おかしい
俺は急に怖くなった。するとまた声が聞こえてきた。

「おい早く来いって。怖いなら別に帰ってもいいんだけどさw」

その一言で俺は腹が立ち、「お前と一緒にすんな!」と言いながら駆け足でトンネルに入っていった。
トンネルの中は予想以上に暗く、俺が持っていた懐中電灯じゃせいぜい足元を照らすだけで精一杯だっ

た。
中間ぐらいのあたりに人のシルエットが揺らめいている。
俺は急に立ち止まってしまった。だっておかしい。連れは懐中電灯を持っていない。
何年もつるんできたが奴はどっちかというと怖がりだ。
俺は恐る恐る懐中電灯の光を奴がいるほう、前方に向けて照らした。

「あぁぁぁぁぁぁぁ」

突然男の呻き声が聞こえたと思ったら懐中電灯の光が消え暗闇が降りた。
「え?やべっおい○○!」
連れの名前を呼んでも返事がない。懐中電灯も機能しない。俺はパニックになりながらもとにかく車に

戻ろうともと来た道へ引き返そうとした。

ドン!



286 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/14(土) 02:57:40 ID:42kb46Tg0
3/5

体に鈍い衝撃が走った。
壁だ。
俺は壁にぶち当たった。
今来た道が塞がれてる!?
既に半狂乱になっていた俺は泣きそうになりながらも必死に出口を探した。
だが見つからない。
ふと足元に寒気を感じた。慌てて足元を見ると青白い手が俺の右足首を掴んでいる。

「わあぁぁぁぁ!!!」

俺は手を振り解くため足を動かそうとするが全く動かない。
そして今度はうなじのあたりに寒気が漂ってきた。
なぜか自然と涙が溢れてくる。俺は後ろを向いた。

「お母さんは?」

そこにいたのは老婆だった。可愛らしいワンピース(ボロボロになっているが)、おさげ髪をしていて

格好はまるで少女のようだ。
その少女のような老婆がしゃがれた声で語りかけてくる。

「お母さんは?」

俺は声が出ない。

「お母さんは?」

気がつけば太ももの辺りまで無数の手が絡みついていた。

「お母さんと一緒・・・」



287 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/14(土) 02:58:31 ID:42kb46Tg0
4/5

次の瞬間天地が引っくり返ったかのように空間が揺らめき、さっきと同じ「あぁぁぁぁぁ」という男の

呻き声が聞こえたかと思うと、俺はトンネルの入り口にポツンと立っていた。
手には懐中電灯を持ち明かりも付いている。

ふと我に返り俺は急いで車に乗りエンジンをかけた。
数キロ走った頃だろうか、携帯がけたたましく鳴った。
画面を見ると連れの名前。
「しまった!」
俺は完全に忘れていた。
「ごめん!ちょっと俺混乱してて・・・!今どこだよお前!」

「お母さんは?」

「え?」

体全体を一気に鳥肌が駆け巡った。

「お母さんは?」

それは紛れも無く連れの声だった。

「お母さんと一緒」



289 :隊長 ◆NEO/XeePcY :2007/07/14(土) 02:59:33 ID:42kb46Tg0
5/5

足元を見るとあの青白い手がまた俺の右足首を掴んでいた。
人間恐怖を超えると無心状態になるらしい。
俺はそのまま身動きとれずガードレールに衝突した。
きっとその時の俺の顔は無表情だったと思う。それぐらい無心状態だった。

命に別状はなかったが、俺は右足を切断する羽目になった。
青白い手に捕まれたほうの足だ。

連れはその日から行方不明だ。今も見つかっていない。

いったいあの出来事はなんだったのか?
今は考える気にもなれない。



290 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 02:59:46 ID:GseKx5Bv0
七十七本目の蝋燭が消えようとしています……
隊長 ◆NEO/XeePcY さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七十八話
Gペンマン ◆UoNspEbUF6 さん お願いします…



291 :Gペンマン ◆UoNspEbUF6 :2007/07/14(土) 03:01:05 ID:SLzUJyDX0
【078/100】
-自分に変わる絵 1/2-

あんまり上手くは無いが私は趣味でよく軽い鉛筆デッサンをする
その日のモチーフは絵を始めたときからずっと使っているデッサン人形だった
もちろん、そんなはじめの頃から何回も模写しているわけだから当然簡単に描ける素の状態では描かず
適当に目に付いたキャラ物のキーホルダーを二つデッサン人形の首から下げて難易度を上げたものを描いていた
描き始めは結構凝ったキーホルダーだったので
「いくらなんでも難しすぎるな・・・」
等とブツブツいいながら描いてたのだが、二時間くらいかけて完成させる頃にはこれまでに無いほどのいい出来の絵になった
そしてこんな良い仕上がりの絵はもちろん保管する,
・・・するのだが私はどうも大雑把な性格なので、絵から絵へ鉛筆の粉が移らないようにする処理もせず
全部同じクリアファイルに入れてしまうという悪い癖があった(今もこの癖取れてないけども)
いくら上手く描けたからとはいえその絵も例外ではなく、保管用クリアファイルにつっこんでその日は何事も無く終了した



292 :Gペンマン ◆UoNspEbUF6 :2007/07/14(土) 03:01:57 ID:SLzUJyDX0
-自分に代変わる絵 2/2-

一週間程たち、クリアファイルから例のデッサン人形の絵を取り出すと案の定他の絵から鉛筆の粉が移りちょっと違った雰囲気の絵になっていて
具体的な変化点は片方のキーホルダーがかすれて見えなくなっていたということと、
微妙に基本的にのっぺりとした凹凸の無いデッサン人形に目や口、髪みたいな人間の顔のパーツっぽい模様がついていたという事だった
そしてふとデッサン人形に目をやると絵でかすれて見えなくなった方と同じキーホルダーだけが無くなっていた
薄気味悪くなった私はさっさと絵を元に戻し、キーホルダーを探すが見当らなかった

更に一週間程たち色々忙しくて例の絵の事なんかすっかり忘れ、新しい絵を完成させクリアファイルに入れようとして例の絵が目に入った
今描きあがった絵をとりあえず中に入れ例の絵を取り出し私は絶句した、体は一つだけキーホルダーをぶら下げた普通のデッサン人形なのに
顔だけが妙にリアルな”人間”なのだ。 
しかも、私がすごくその”顔”には見覚えがあった、そして直感が”誰の顔”なのかを理解したのだろう何を考えるよりも先にその例の絵を掴み

・・・洗面所へ向かい鏡をみる

見比べてみると良く分かる。 たしかに”デッサン人形の顔”があるべき場所には”私の顔”が描かれていた

私は怖くなり一瞬でその紙を横一閃に破きごみ箱に丸めて放りこんだ
こんな事があったときは昼寝でもしてしまおうと部屋に戻り、デッサン人形に目をやるとさっき破いた通りの横一閃の傷があり
しかもさっきまでは何とも無かったのに人形にかけられたキーホルダーは完全にちぎれその上半分は人形にかかったまま下半分はその足元に落ちた状態でそこにあった
そしてキールダーは捨て、デッサン人形と例の絵を捨てたごみ箱に塩ぶちまいてその場はなんとかなったんだが

ゴミ回収日がくるまでどこからともなくむけられる視線が消える事は無かった

【完】



293 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:02:29 ID:GseKx5Bv0
七十八本目の蝋燭が消えようとしています……
Gペンマン ◆UoNspEbUF6 さん ありがとうございました…


    ξ
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第 七十九話
夜歩き ◆ef6iaC85MQ さん お願いします…



294 :夜歩き ◆ef6iaC85MQ :2007/07/14(土) 03:04:46 ID:L90R7RUA0
【079/100】

「笑い声」  1/2

小学校時代の宿泊訓練の時の話。

自分の小学校でも、恒例の宿泊訓練と言うものがあった。
自分達の行った所は海近くの宿泊施設。海近くといっても山を背に建っている施設で、
周囲には店どころか民家も全く見えず町は山無効に隠れ、
夕方からは本当にその施設の明かりしか見えないような、真っ暗なところだった。

その施設にもよくある怖い話と言うのはあったのだろうが、
小学生の自分達には、消灯後に見回りに来る教師の方がずっと現実的で恐ろしかった。
騒いでいるのを見つかると、部屋の前で朝まで正座させられる、という話を聞かされていたからだ。
とはいっても、消灯の時間が過ぎてすぐに寝られるはずもなく、部屋の電気はつけたまま、
同室の友達と声を潜めて話し込んでいた。
だがしばらくすると静かな夜の廊下に、どこかの部屋のメンバーが教師に大声で怒鳴られているのが響き渡り、
自分達もこれはやばい、と慌てて部屋の電気を消しそれぞれ布団に潜り込んだ、その直後くらいだった。

きゃはははははははははは、あはははは、きゃーーー、ばたばたばたばたばた‥‥

突然自分達の部屋の前の廊下を、3~4人くらいの甲高い笑い声と足音が左から右へと駆け抜けていった。



295 :夜歩き ◆ef6iaC85MQ :2007/07/14(土) 03:05:55 ID:L90R7RUA0
2/2

同室の全員が大焦りで飛び起き、こんなところで声を出されたら自分達が濡れ衣を着せられる!
と急いでドアを開けた。
だがそこにあるのは、誰も居ない静かな夜の廊下。
駆け抜けていったさきの右側は、隣の部屋とその隣、二部屋分しかない。
何部屋もある廊下左側を見ても、人っ子一人居ない。
皆で首を傾げながらも右隣の部屋に、うるさくすると先生が来るぞ!と注意しに行くと、
隣の部屋はすでに皆が寝てしまっていた。(起こして怒られた)
じゃあ一番端の部屋か、と見に行くと、そこはリネン室‥‥。
自分達は顔を見合わせて首をかしげながら、部屋に戻るしかなかった。

聞こえたよな。うん、聞こえた。

そういいながら布団に再び潜り込んだが、そんな声出すような奴が誰も廊下にいなかったのも見たし、
何よりあんなに大声だったのに、その後教師が飛んでくるような事もなかった。
結局、変な事はその一回きりだった。

高校生くらいになってその話をしたところ、
それは右隣の部屋の奴らが寝たふりしてて騙されただけなんだよ、と笑われたが、
それで説明がつくのならその方がいい、と思うくらい自分には唯一の不思議な体験。

【完】


296 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:06:19 ID:GseKx5Bv0
七十九本目の蝋燭が消えようとしています……
夜歩き ◆ef6iaC85MQ さん ありがとうございました…


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第 八十話
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん お願いします…



297 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/14(土) 03:08:14 ID:8iRqUuyy0
【080/100】
(001/002)

―これは、父の子供の頃からの知人・Aさん一家の、火傷の痕に纏わる実話です。

Aさんは、顔全体に火傷の痕があります。そして、Aさんの長男も顔全体に火傷の痕があります。
Aさんには弟が居ました。短気なAさんとは逆に、心根の優しい人だったそうです。
Aさんの母親は近所でも評判の性悪でした。長男であるAさんの事はとても可愛がっていましたが、次男には、母親とは思えない仕打ちを繰り返していたそうです。なのでAさんも虐めていて、弟に火傷を負わせた事があったそうです。

大人になり、家庭を築いた弟さんは、散々虐められたのにも関わらず、母親とAさんの面倒を見ていました。
ですが、母親は変わることなく、息子だけで飽きたらず、嫁までもいびりました。
Aさんの弟夫妻が毎日いびられていたある時、事件が起きました。
耐えられなくなった嫁は、乳飲み子の一人娘を置いて出ていってしまいました。
それまで耐えて来たAさんの弟は、ついに怒りを露わにしました。
怒り狂う弟は、
『そんなに俺が憎いのか』
と言うと家を飛び出し、その日は帰りませんでした。



298 :マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA :2007/07/14(土) 03:08:45 ID:8iRqUuyy0
【080/100】
(002/002)

次の日、離れの小屋で、変わり果てた姿で弟は発見されました。首を吊って自殺していたのです。
遺体を降ろす手伝いのため、近所の人が数人集まりました。みんなで降ろそうとする中、集まった人の一人が天井に、あるものを見つけました。それは殴り書きの様な字の遺書でした。

許すまじ
この恨み末代まで
許すまじ
この恨み長が償え

―どうもおかしい。何かがおかしい。

その遺書らしき文面は、梯子を掛けても首を吊ってる場所からも届かない場所にある。
“怨念で書いたんだ”
ヒソヒソと囁かれる中、弟の遺体は降ろされました。

Aさんの弟が亡くなって数ヶ月後、それは起こりました。
何もしていないのに、囲炉裏の湯鍋が横になっていたAさんの顔めがけ、ひっくり返りました。Aさんは顔に大火傷を負いました。

それからまた数年が経ち、Aさんの長男Mが11歳になったばかりの時に、それは起こりました。
Mが風呂を沸かすため、ボイラーに薪を入れ、紙クズに火を着けた時、突然火窓から火の壁が飛び出し、Mの顔に覆い被さりました。火の壁はMの顔に粘りつき、Mの顔は酷い火傷を負いました。

―Aさんの弟が残した遺書…長が償え…その事を知る人達は、彼の怨念だと囁きました。

程なくして、罪の意識からか、亡くなった息子の残した孫の面倒を見ていた母親は、その子を連れ姿を消しました。
数年後、風の便りでその母親が亡くなった事を知りました。最後を看取った人は居なかったそうです。
Aさんの弟の娘Yちゃん…よく一緒に遊んだあの子はどうなったのか…。

そして現在32歳のMはこの呪いを終わらせるため
“生涯一人”
を誓ったそうです。

【完】



300 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:09:24 ID:GseKx5Bv0
八十本目の蝋燭が消えようとしています……
マジパコりてぇ ◆VkjrnMZynA さん ありがとうございました…


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第 八十一話
うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k さん お願いします…



301 :うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k :2007/07/14(土) 03:10:06 ID:cEbK8d160
【081/100】
『二段ベッド』 1/2

中学の林間学校での話です。
山の中にあり、昔から出る…と噂のあった宿泊施設。
部屋は8人が泊まれるようになっており
二段ベッドがそれぞれの壁に二つずつ連なり、向かい合って設置されていました。
幽霊のことなどすっかり忘れて、レクリエーションやら何やらの行事ですっかりへ

とへとに。
やがて消灯の時間になり昼間はしゃぎすぎた事もあり、私はすぐ眠りについてしま

いました。

「…ぅぅぅぅぅ……」
夜中ふと目を覚ますと頭の方から唸り声が。
私は二段ベッドの二階に寝ていたのですが、隣のベッドに寝ていたのはYちゃん。

少し霊感がある女の子でした。
「Yちゃん、大丈夫…?」
他の子が寝ていたこともあり、私は眠い目をこすり小声で話し掛けました。
「…ぅぅぅうううぅぅうう」
身体を起こしてYちゃんの方を見るとうつ伏せの状態で顔だけ横を向いているらし

く、長い髪が布団からはみ出ていました。
今思うとかなり薄情なのですが、全然返事を返してくれないし眠いし、寝言かもし

れないと思った私は
「…具合悪くて我慢できなかったら起こしていいから」
と言い放ち、再び眠りにつきました。
(続く)



302 :うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k :2007/07/14(土) 03:10:51 ID:cEbK8d160
(続き) 2/2
翌朝目を覚ますと、向かいのベッドの一段目で友人のOちゃんと談話するYちゃん

の姿が。
「Yちゃん昨日具合悪かったんじゃないの?大丈夫?」
と聞くときょとんとした顔。
「ううん、昨日はぐっすり寝てたし、別に具合も悪く無かったよ」
あれ、じゃあやっぱり寝言だったんだなーと軽く考えその場は終わったのですが。

後でトイレでYちゃんと一緒になったとき、涙目で話してくれました。
「…さっきはごめんね、他の子が恐がるといけないから黙ってたんだけど…
 あのベッド嫌な感じがして眠れなくて、Oちゃんのベッドに移動したの。
 Oちゃんのベッドからふとさっきまで自分がいたところを見ると…
 髪の長い女の子が寝てて、わたしのこと睨んでずっと唸ってた……」

何故かその時になって気づいたのですが、Yちゃんの髪はおかっぱくらい。
昨夜隣のベッドで寝ていたあの長い髪の女の子は、一体誰だったのでしょう…?

【完】



303 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:11:28 ID:GseKx5Bv0
八十一本目の蝋燭が消えようとしています……
うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k さん ありがとうございました…


    ξ
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第 八十二話
かたりや さん お願いします…



304 :かたりや:2007/07/14(土) 03:12:26 ID:B5B13T1BO
【082/100】

地元の山は世界遺産になっているため観光客が多い反面、毎年行方不明者がでるそんな山です。
父はガイドの仕事をしていますが、行方不明者が出た際は捜索隊になることもあります。
これは、そんな父に聞いた話です。

ある年の夏、山に泊まり込みで登っていたグループの一人の方が行方不明になりました。
捜索隊が出て、捜索が行われましたがなかなか見つかりません。行方不明者は女性、夜中に山小屋の裏手のトイレに行きそのまま消えてしまいました
ガイド仲間と幾日か泊まり込みで探していたある夜、仲間の一人が
「山の神様の怒りにふれたのか?」「実は逃げていて既に山には居ない」
等と女性の行方についてあれこれと話していると、父は急に物凄い寒気を感じ、キョロキョロと辺りを見回すと…
仲間のガイドの後ろにある窓一面に行方不明者の女性の顔が張り付いていたそうです。
余りのことに驚き二人で見つめていると、何かに引っ張られるように女性は消えていったそうです。
この女性はまだ見つかっていません。

【完】



305 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:13:17 ID:GseKx5Bv0
八十二本目の蝋燭が消えようとしています……
かたりや さん ありがとうございました…


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第 八十三話
牛タン ◆86/e9umKOI さん お願いします…



306 :牛タン ◆86/e9umKOI :2007/07/14(土) 03:14:25 ID:+5y45GNL0
【083/100】

足音 1/3

夜勤の仕事をしたときの話。

仕事自体は非常に簡単で、会社に誰も居ない夜の間の電話番だ。
ただ、電話対応に慣れるまでの間は、見習いとして暫く二人で
やっていくとの事。短いが仮眠もあるそうだ。
初日はただ、仕事を見ているだけだった。
仮眠の時間は午前二時。ただし仮眠室は狭いので、一人しか寝られない。
「見習いの間は、別棟の和室を使ってもらうことになってるんだ。
 はい、これ毛布と鍵ね。五時迄には戻ってきてね」
場所は前もって説明を受けていた。二階にある二つある和室のどちらか
好きな方、だそうだ。

夜の仕事場には誰も居ない。照明のスイッチの場所を聞きそびれたので
薄暗い非常灯の光を頼りに階段を昇り、廊下を暫く進むと目的の場所だ。
鍵を開け、中に入る。かなり広い。入り口の向かい側に障子が並んでいる。
だだっ広い空間で寝るのに慣れていないので、何となく隅っこで寝た。
横になって毛布を被っているが、やはり寝付けない。体勢を変えたり
しながら、何とか眠ろうと努力していた時だった。



307 :本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 03:15:29 ID:+5y45GNL0
足音 2/3

パタパタパタ

畳の上を裸足で歩くような音。
目を開けて室内を見渡すが、誰もいない。
昼と夜の温度差で、建物が収縮でもしているのだろう。
また横になって目を瞑った。

パタパタパタパタパタ  パタ

やはり聞こえる。体重の軽い、子供のような足音だった。
今度は暫く目を開けて部屋全体を眺めてみた。

パタパタパタパタパタ  パタパタパタ

もう暗闇に目が慣れている。この部屋には俺しかいない。
でも、音で判る。足音で、今部屋の中のどの位置を歩いているか判るのだ。
慌てて部屋を出た。詰め所に戻ろうかと考えて、やっぱり思い直し
もう一つの和室へ向かった。

部屋の構造は全く同じだった。何とか勇気を振り絞り、部屋の隅っこで
横になってみた。

パタパタパタパタパタパタ パタパタパタパタ

足元から腰にかけて下半身を跨ぐように足音が通り過ぎていった。
もう動けない。
隅っこや部屋を横断するような足音は五時近くなり、障子が明るく
見えた頃ようやく止んだ。



308 :牛タン ◆86/e9umKOI :2007/07/14(土) 03:16:17 ID:+5y45GNL0
足音 3/3


逃げるように詰め所に戻り、もう起きていた先輩に和室での出来事を
話すと、ああやっぱりという顔で話してくれた。
「やっぱり君にも聞こえた?いや別にこれといった因縁話も無いんだけど
 ね、何かあそこの和室の二部屋だけは、何か居るんだよ。いや別に、
 これといって害は無いんだけどね」
何人か見習いで来たこともあるが、長続きせずに辞めてしまうのだそうだ。
「アレに耐えられるかどうかがこの仕事を続けられるかどうかの肝だね」
人が寝られる場所は、その二箇所しかないんだそうだ。

三日で辞めた。




309 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:16:36 ID:GseKx5Bv0
八十三本目の蝋燭が消えようとしています……
牛タン ◆86/e9umKOI さん ありがとうございました…

    ξ
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第 八十四話
干物 ◆2A736IfwDc さん お願いします…



310 :干物 ◆2A736IfwDc :2007/07/14(土) 03:20:11 ID:E07jpMiu0
【084/100】
金縛り

一年くらい前、家で普通に寝ていた時のことです。

何時もは、寝ている途中で起きることはあまりないのですが
そのときは何故か急に目が覚めました。

目が覚めた時、すごく息苦しく、意識がはっきりしているのに体が重く
まったく動かすことができませんでした。

なんとか体を起こそうとして体に力を入れても指が少し動くくらで
目だけが普通に動かすことができましたが
目の前の布団しか見えませんでした。

段々 息苦しさも少しずつ酷くなっていくようで

このまま死ぬのかな、と諦めにも似た思いが頭をよぎっていました。

その後、いつの間に寝てしまったのか、次に目が覚めた時には
金縛りもなく、息苦しさもなくなっていました。


もし、あの時の状態が続いていたら二度と目が覚めなかったような
そんな気がします。

【完】



311 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:20:40 ID:GseKx5Bv0
八十四本目の蝋燭が消えようとしています……
干物 ◆2A736IfwDc さん ありがとうございました…


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第 八十五話
かたりや さん お願いします…



312 :かたりや:2007/07/14(土) 03:22:28 ID:B5B13T1BO
【085/100】
これは10年以上前に本にも乗りましたので、知っている人もいるかもしれませんが実話です

高校二年の夏のことです、私は下宿先から電車で学校に通っていました。
その日は大会前の部活で帰りがかなり遅くなり、無人駅であるその駅で電車を待つのは私一人でした。
ボーっとしながら電車が来るのを待っていると遠くの方から灯りがチラチラと見えてきたので、
電車が来たと思い灯りの方を見ていました。しかし、何故かなかなか近付かないし、音もしない。
「おかしいな?」と、少し線路に近寄ると金縛りに…
何が起きているのか分からず、何とか体を動かそうとしていると、灯りが近付いてきました。
そう、電車ではなかった。ろうそくを持った人の列…
もちろんパニックです。どうしていいかわからない、近づいてくる人…良く見てみると、明らかに電車事故で亡くなった人々。
ただただ、通り過ぎるのを眺め、気付かないでいてほしいと祈っていました。
列も終盤になり、「あぁ、もうすぐ通り過ぎる」と、安心した瞬間。列の後ろにいた女が、私を見て「ニヤリ」と、笑いました
そうすると、まるで何かに引き摺られるように、足が一歩ずつ前に進み出したのです。
本気で焦りました、でもどうしようもない、止まらない。
「おじいちゃんたすけて」「神様助けて」心の中で必死に祈りました
電車が来てる…ダメかも…
助けて!
その瞬間、肩を後ろに引かれ後ろに転びました。目の前を快速の電車が駆け抜けていく…
本当にギリギリのタイミングでした。
私はボロボロと泣き続け、暫くして落ち着き、線路を見ると線路にろうがこびりついていました。
「もう少しだったのに」そんな言葉を残して消えたあの人達は今はどこにいったのでしょう
未だにさ迷っているのでしょうか
そして、あの時私を助けてくれた存在はなんだったんでしょうか。

【完】



313 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:23:20 ID:GseKx5Bv0
八十五本目の蝋燭が消えようとしています……
かたりや さん ありがとうございました…


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第 八十六話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



314 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 03:24:53 ID:6+7dzDRSO
【086/100】
『家に一人』

 小学校の頃、授業が終わって、真直ぐ家に帰った。

 祖父祖母は裏の畑なのか、家の中はガランとしていた。

 共働きの両親は夜にならないと帰ってこない。

 着替えもせず、居間に着くなりゲーム機の電源を入れた。

 同時。

『勉強しろ!!』


 どこからともなく、母の怒号。

【完】



315 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:25:14 ID:GseKx5Bv0
八十六本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐
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  ┴─┴

第 八十七話
かたりや さん お願いします…



316 :黒板消し二級:2007/07/14(土) 03:27:38 ID:B5B13T1BO
【087/100】
『街灯の下』

これは中学の頃廃墟となったスーパーがまだ経営されてた時の話

その頃うちの周辺には街灯がほぼなく、街灯がある部分はやけに浮き出て見えてました。

夜中に僕はスーパーにパシりに行かされ、家から数百メートルほど行った所にある街灯の前で立ち止まりました。

街灯の下にスーツの人物が倒れていたのです。

その時僕は金縛り状態となり動けなかったのですが、スーツの人物がだんだん起き上がってきます

その動きが明らかにおかしくて、ビデオの早送りとスロー再生を繰り返してるような……とにかく異常な動きでした。

スーツの人物が完全に起き上がり、反対側に反り返ったのを見た瞬間私は金縛りが解け、一目散に自宅に逃げ帰りました。

それを聞いた兄が笑いながらスーパーに行きましたが、恐ろしい顔で帰って来ました。

おそらく僕と同じ体験をしたのでしょう………

【完】



317 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:29:45 ID:GseKx5Bv0
失礼いたしました・・・

八十七本目の蝋燭が消えようとしています……
黒板消し二級 さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐
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第 八十八話
オカン系 ◆6mo7Zec8cs さん お願いします…



318 :オカン系 ◆6mo7Zec8cs :2007/07/14(土) 03:32:20 ID:nPNgRExy0
【088/100】 キになるモノ

武道家の中で、山篭りをする人はさして珍しくない。
彼もまた、その一人。心霊スポットでも有名らしい山に篭った時のこと。
夜中に木を相手に、ひたすら打ち込みをしていた時のこと。

             ざわり… ざわり… ざわり… 

腐りかけの魚のような匂い。むわっと熱を持った風が吹き抜ける。ざわめく。蠢く。
構わず、木に打ち込む。蹴り抜く。

                     ばさり。

何かが目の前に現れる。蠢(うごめ)く。長い蓬髪(ほうはつ)が。顔にたかる蛆蟲が。
そして、空(うつ)ろな眼窩(がんか)。女だったモノ。いや、人間だったかは定かでない。


「ひぃぎゃぁぁぁぁぁああ!」耳障りな悲鳴。


「うるさいな。」呟くそこには掻き消える影、木に突き立つ手刀。

後日、山から下りてきた彼は言った。
「俺は、あの時神に感謝したよ。あれがあったからこそ、手刀をモノにできた。」
さて、本当に怖いのは…怖かったのは…

【完】



319 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:33:15 ID:GseKx5Bv0
八十八本目の蝋燭が消えようとしています……
オカン系 ◆6mo7Zec8cs さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐
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第 八十九話
夜歩き ◆ef6iaC85MQ さん お願いします…



320 :夜歩き ◆ef6iaC85MQ :2007/07/14(土) 03:35:39 ID:L90R7RUA0
【089/100】

「一緒に行こう」 1/2

母の友人の話。

随分と昔、彼女はご主人と息子さん、3人で古いマンションに住んでいた。
古いといってもバイパス沿いの2LDKで、それなりにいい値段もするし、
今現在も、古さは増しているが当時の外観のまま現役のマンションだ。
その道路側から二件目一階の部屋が、彼女の部屋だった。

当時3歳の息子さんが、その部屋に居た頃、やたらと大人には見えないものを見ていたようで、
よくある話だが、誰もいない空間に手を振ったり、お姉さんが居ると言い出したりする事が、
よくあったそうだ。
(同い年の自分もいったことがある家だが、自分には何も見えなかったと思う)
彼女も子どもにはよくあることなんだろうな、くらいに思っていたのだが、
ある時偶然知り合った方に

あなたの家、ちょっと良くないものが訪ねてきてるね。
子どもを気にかけてるみたいだから、気をつけたほうがいい。

と突然言われ、それから息子さんの言動に気を付けていた。



321 :夜歩き ◆ef6iaC85MQ :2007/07/14(土) 03:36:34 ID:L90R7RUA0
2/2

それから何日もしない夕暮れ時、いつものように息子さんが玄関の方を指し、女の子が来てるよ、と言い出した。
いつもならそれで終わるのだが、その日は息子さんは突然玄関に走り出し、真っ暗な外へと飛び出していこうとした。
彼女が驚いて息子さんの腕を引きとめると、息子さんは、

だってほら、一緒に行こうって言ってる。

と誰もいない宵闇の玄関の外を指差して言った。
彼女は先日の言葉を思い出して怖くなり、それでも丁寧に頭を下げ、
この子は行かせられないんです。と誰もいない場所に向かって言い、息子さんにも一緒に行けないと伝えるよう言い聞かせた。

その一件以来息子さんは見えない誰かに手を振る事もなくなり、
すぐ後に引っ越してからは、自分が小さい時にそんな体験をしていた事もすっかり忘れてしまったそうだ。

【完】



322 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:36:42 ID:GseKx5Bv0
八十九本目の蝋燭が消えようとしています……
夜歩き ◆ef6iaC85MQ さん ありがとうございました…


    ξ
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第 九十話
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん お願いします…



323 :辰砂:2007/07/14(土) 03:39:01 ID:B5B13T1BO
【090/100】(1/2)

金縛り、というのがありますね。
目を覚ましたはいいが、体が動かない、という。
霊の仕業だとか、脳が起きてもまだ体が寝ているせいだとか。
私はこのかなしばり、小さい頃から何度も何度も
体験しているんですが、これが神秘的な現象だとか、
霊の仕業にちがいない!みたいに
感じたことはありませんでした。
なんとなれば――あまり自慢できた話じゃありませんが――
その金縛り体験というのが、たいてい授業中の居眠りでの
体験だったからです。
自分が居眠りしそうになった(と、そのときは思っている)ことに
気付いて目を開けようとする――瞼が動かない。
ぼやけた視界、なんとか顔を上げようとする
――もちろん上がらない。
あるいは眠気に必至で耐えて、震える字で板書や
聞こえている内容をノートに必死で写して……
……さて気がつけばノートは白紙。
それでああ、いまのいままで夢を見ていたのかと気付くのです。



324 :辰砂:2007/07/14(土) 03:42:57 ID:B5B13T1BO
【090/100】(2/2)

けれど去年のことでしたか、
そのときばかりは様子が違っていました。
聞こえるような聞こえないような教師の声がうつろに響きます。
重い右手をなんとか動かして(いるつもりで)私はノートをとります。
ここまではいつものとおり。
何故かその日は、視界の端ばしに黒い影がよぎります。
ああどことなく、右手が黒い靄のかかったように黒ずんで
――と、そのとき、ぼやけた視界が突然真っ赤に染まり――

そこで気がつきました。目が覚めた、というべきでしょうか。
軽くため息をつきました。
いつものとおり、ノートに書いたはずの文字はひとつとして残っていません。
ただその日ばかりは、ノートは白紙ではありませんでした。
右手の中指には覚えのない、縦にまっすぐの傷があり、
ノートのページを二分するように、
上から下に血で一本の線が引かれていたのです。
以来、金縛りになったことはいまのところ一度もありません。

【完】



325 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:43:34 ID:GseKx5Bv0
九十本目の蝋燭が消えようとしています……
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐
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残り十話となりましたね…

では、第 九十一話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



326 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 03:45:11 ID:6+7dzDRSO
【091/100】
『黄昏時』

 遠藤君が小学生だった頃の話。

 友達の家へ遊びに行った帰り。
 長い直線をゆったりと自転車で行く。

 道の両側は田や林檎畑で、周りには人影はない。
 新幹線の鉄橋を越え、その先のT字路を曲がればすぐに我が家だ。
 夕暮れの中、遠藤君はT字路までの数十メートルを急いだ。

 T字路の両脇には運送会社の倉庫があり、それに挟まれ、切り取られたように田園風景が見えていた。
 後五十メートル程までという時、突然視界が暗転した。
 正確には、切り取られた風景が。

 遠藤君は目を疑った。
 高さは四メートル位だろうか。丁度、電信柱の辺りまで景色が黒く染まっていた。
 まるで写真のネガの様に。
 黒くなった景色の中に何かが蠢いているのが見える。
『近付いちゃ、ダメだ……』
 遠藤君がさらによく見ようと、目を凝らしたとき、唐突にそれは消えた。
 始めから何も無かったように。

 思わず自転車を止めていた遠藤君は、家へと向かった。
 先程より慎重に、尚且つ、急いで。

【完】



327 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:46:51 ID:GseKx5Bv0
九十一本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


    ξ
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  ┴─┴


第 九十二話の語り部さんをお待ちしています…



328 :結露 ◆05rYNPPJyE :2007/07/14(土) 03:52:37 ID:3R4oK+sI0
【092/100】コンクリート

近所に川幅4,5メートルくらいのちょっとした農業用水がある。
小学生の頃はそのあたりで、トンボやらオタマジャクシやら採って遊んでいた。

その用水路の橋のひとつのそばに不思議な物がある。

周りの斜面は草ぼうぼうなのに一箇所だけ、なにかを埋めた穴にコンクリートを流し込んだような後。
夏場は背の高い雑草に紛れて、存在すら忘れてしまうのが、冬場は草を刈り込んでしまうのでそこだけが妙に浮いて見える。

当時、そこには死体が埋まっているという噂があり、赤ペンキをわざとこぼしてあることもあり、うさんくさくも もしかして…という気持ちがあった。
だが、橋の工事であまったコンクリートを捨てたという事で結局、話は落ち着いて誰もその事について話さなくなった。


だが、記憶を探って出てきた映像ではそのコンクリートは橋に使われていたものとは違い、砂利や小石が混ざり素人が適当に混ぜたもののような気がした。
私は大人になってからなんとなくそれを見に行った。赤ペンキは経年で剥げてほとんどなくなっていたものの、やはり橋に使われているのとは違う荒い砂利交じりのコンクリート…ちょうど大人が足を抱えさせられ埋められたと考えるとちょうどいい感じの大きさのそれ。


そしてそれはまだ変わらずにそこにある。


329 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:54:19 ID:GseKx5Bv0
九十二本目の蝋燭が消えようとしています……
結露 ◆05rYNPPJyE さん ありがとうございました…


    ξ
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第 九十三話の語り部さんをお待ちしています…



330 :うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k :2007/07/14(土) 03:56:50 ID:cEbK8d160
【093/100】
『死体』1/2

高校時代の先生に聞いた話。

修学旅行で京都の旅館に来たA。
当然消灯と同時に寝るはずもなく、先生の目を盗み友人数人で旅館を探索すること

に。

暗い廊下を進むと、一番奥の和室から薄明かりが漏れている。
「宴会場…?」
人の気配はない。そっとのぞくと、誰かが寝ているのが見える。
「なぁ、あれK先生じゃねぇ?」
うつぶせになった背中の特徴から、それが体育のK先生ではないかという友人。
最初はさっと扉の影に隠れて様子を伺っていたものの全く動く様子のないK先生に

、だんだん心配になってきました。
意を決して寝ているK先生に近づく3人。
「K先生……?」



331 :うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k :2007/07/14(土) 03:57:47 ID:cEbK8d160
(続き)2/2

横になっているK先生を起こそうと、そっと触れると…
…ごろん。
先生の体が手前に、その顔がこちらを向きました。

「…死んでる……っ…!?」
何か恐ろしいものを見たような形相で、目を見開き口から泡を吹いて
K先生は冷たくなっていたのです…

「うわぁああああああああああああああああっ…!!!!!!」
三人は同時に叫ぶと、一目散に逃げ出しました。
当然その声を聞きつけ先生達が廊下に飛び出してきます。
「お前ら!!何やってる!!!!」
「うわぁああああああああああああああッ!!???」
廊下に飛び出してきたのは他でもない、死んだはずのK先生だったのです。
先生が死んでました!と説明しても信じてもらえるはずもなく
三人はこっぴどく叱られ、修学旅行は終わりました。


時は経ち、十年後。
新聞を読んでいたAはふとある記事に目を止めます。
「京都の旅館で男性教諭突然死」
そう、K先生が亡くなったという記事でした…。
じゃあ、あの時見た先生の死体は………

【完】



332 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 03:58:23 ID:GseKx5Bv0
九十三本目の蝋燭が消えようとしています……
うなぎいぬ ◆2PrHYfpz5k さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐
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第 九十四話
かたりや さん お願いします…



333 :かたりや:2007/07/14(土) 03:59:51 ID:B5B13T1BO
【094/100】

犬鳴峠、福岡で有名な心霊スポットです。

かなり昔、まだ道路も封鎖される前。白い乗用車で、友達と三人で肝試しに行きました。
トンネルにつき、トンネル内を通過していると女のうめき声が聞こえましたが、
気のせいだと思い通過してUターンしてもう一度通っていると、後ろから女の声が
今度は全員に聞こえ更に追いかけてくる。私たちはそのまま自宅まで逃げました。

次の日、車に塩を撒こうと車を見に行くと、赤黒い子供のような小さな手形がドアの辺りにポツポツと付いていたのです。
急いで洗車して御祓いに行ったのは言うまでもありません。

【完】



334 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:00:20 ID:GseKx5Bv0
九十四本目の蝋燭が消えようとしています……
かたりや さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐
   ij ll ijij
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  ┴─┴

第 九十五話
有線 ◆zRMZeyPuLs さん お願いします…



335 :有線 ◆zRMZeyPuLs :2007/07/14(土) 04:01:58 ID:6+7dzDRSO
【095/100】
『お先に』

 大江さんは湯槽に浸かる前に、まず体を洗う。

 その日も、いつものように彼女は浴室に向かった。
 浴槽には、先程あがった父親が閉めたのか、蓋がしてあった。
 少し雑にしたのか、五センチ程ずれていて、隙間が開いてしまっていた。
『まぁ、いいか』と、大江さんは蓋を開ける前に体を洗いはじめた。


 シャワーを浴びはじめてすぐ、大江さんは奇妙な音がしているのに気付いた。

〈ふぅぅぅぅ……、ふぅぅぅぅ……〉

 シャワーの水音に混じって、押し殺した息遣いに似た音が聞こえてくる。
 少し怖くなった彼女は、シャワーを止めた。すると、息遣いは聞こえなくなる。
 しかし、シャワーを出しだすと、息遣いもし始める。
 気味が悪いが、今更上がるわけにもいかない。
 結局、体を洗い終えるまで息遣いはし続けていた。


 さて入ろうか、と大江さんが浴槽に体を向けると、ずれた蓋が音を立てずに閉まっていくところだった。
【完】



336 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:02:43 ID:GseKx5Bv0
九十五本目の蝋燭が消えようとしています……
有線 ◆zRMZeyPuLs さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐   人人人人人
   ij ll ijij    ΨΨΨΨΨ
  |ij ij    ΠΠΠΠΠ
  |  |   ЦЦЦЦЦ
  ┴─┴

蝋燭も残り五本となりましたね…

第 九十六話の語り部さんをお待ちしています…



337 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:04:41 ID:GseKx5Bv0
九十六話目の語り部さんがいらしたようです…

夜歩き ◆ef6iaC85MQ さん よろしくお願いします…



338 :夜歩き ◆ef6iaC85MQ :2007/07/14(土) 04:06:05 ID:L90R7RUA0
【096/100】

「黒髪」 1/2

元同僚(女性)の話。

まだ息子さんが小学生くらいだった時に、お母さん誰か居るよ、と呼ばれて風呂場に行くと、
風呂桶の上に長い黒髪が顔を覆った女性が、天井から釣り下がるような格好で浮かんでいたそうだ。
髪が垂れ下がっている上にうつむいているので顔は見えないが、それが一層恐ろしく思ったが、
(本当に貞子かと思った、と彼女は言っていた)
腰が抜けると言うか、恐怖で身動き一つ取れず、不思議そうな息子さんと二人、
しばらくその場に呆然と立ち尽くしていると、女性はその内風呂の湯気が消えるように、
見えなくなってしまった。

風呂桶には何の痕跡も無く、そのアパートで何か怖い思いをするのは初めてだったので、
彼女はご主人が戻ってくるまでそれは不安でたまらない時間を過していたらしい。
しばらくして帰宅したご主人に不思議な女性を見た話をすると、
ご主人はしばらく何か考えた後、話し始めた。



339 :夜歩き ◆ef6iaC85MQ :2007/07/14(土) 04:07:36 ID:L90R7RUA0
2/2

ベテラン救急隊員であるご主人はその日、通報を受けて駆けつけたのだが、
時すでに遅くその方は亡くなられていたらしい。

それは、首をつって自死された、長い黒髪の女性だったそうだ。

本来ならすぐに下ろすらしいのだが、ご主人はその日新人の救急隊員と出動していた為、
なんと彼女の下がったままの体で新人隊員に、亡くなった方の見分け方?の様な説明をしていたと言う。
どうも彼女が風呂場で女性を見た時間、というのがその時間と同じ頃合だったらしいのだ。

女の人だもの、男の人にそんな姿まじまじ見られたら、文句の一つでも言いたくなるわよねえ。
多分主人たちが鈍くて気付かないから、私のところに文句言いに来たんじゃないかしら。
と、自称怖い話が大の苦手な元同僚は、苦笑交じりで語ってくれた。

【完】



340 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:07:59 ID:GseKx5Bv0
九十六本目の蝋燭が消えようとしています……
夜歩き ◆ef6iaC85MQ さん ありがとうございました…


    ξ
  ┌┴┐   人人人人
   ij ll ijij    ΨΨΨΨ
  |ij ij    ΠΠΠΠ
  |  |   ЦЦЦЦ
  ┴─┴


第 九十七話
飛猿 ◆kT8a8E4J7s さん お願いします…



341 :飛猿 ◆kT8a8E4J7s :2007/07/14(土) 04:14:19 ID:ZMuorhJU0
【97/100】(1/2)

オレが札幌に住んでた頃の話。
時期は、そう、ちょうど今頃だったな。

オレはガキの頃から、
周りに不思議な人影が見えることが時々あったんだけど、
「あれ?」と思った瞬間に消えちゃうから、
ずっと単なる気のせいだと思ってたんだ。


その日はオレの部屋で友達が集まって、ダラダラしてた。

すると、目の前でスカートがひるがえった気がしたんだ。
確か赤いスカートだったような気がする。

その人影はオレの横を通って、
その時オレがもたれかかっていた壁にスーッと吸い込まれていった。

「またいつものか…」と思って、
気にせず会話を続けようと思ったが、
友達の一人がオレのほうを見ながら凍り付いている。

そして言った。

「今の……誰?」



343 :飛猿 ◆kT8a8E4J7s :2007/07/14(土) 04:21:43 ID:ZMuorhJU0
【97/100】(2/2)

部屋は騒然となり、
とうとう隣の部屋の住人に聞いてみようということで、
それまで話したこともなかったのにいきなりドアベルを押して、

「今壁をすり抜けて誰かきませんでしたか?」

と間抜けなことを聞いた。もちろんポカンとされた(ちなみに女の子でした)。


結局それ以来、部屋に誰も現れることはなかった。

ただ、そこで撮った写真がちょっとオカシなものが写ってたりして、
気味が悪いってほどでもなかったけど、
他の事情もあってその部屋はほどなくして引っ越した。


別にそれから特に妙なことが起こった記憶はなし。


ただ、人影は今でも時々見る。

【完】



344 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:21:55 ID:GseKx5Bv0
九十七本目の蝋燭が消えようとしています……
飛猿 ◆kT8a8E4J7s さん ありがとうございました…

    ξ
  ┌┴┐   人人人
   ij ll ijij    ΨΨΨ
  |ij ij    ΠΠΠ
  |  |   ЦЦЦ
  ┴─┴

残り あと三話…
皆さん、そろそろ部屋の灯りを落とし、手鏡をそばに―――

では 第 九十八話
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん お願いします…



345 :辰砂 ◆DQdWMurCSc :2007/07/14(土) 04:24:03 ID:vqD15/5n0
【098/100】
友人の魔道書の話は書きあがらなかったので短いほうで。

やはり同じ友人から昔聞いた話です。
彼の言うことには、中学の修学旅行のとき、
同室のメンバーと百物語をしたのだそうです。
その友人の言によれば、百個の電球を持ち込んだということですが、
法螺吹きの気のある人でしたし、怪談が電球ぶんもったとのことなので、
実際はかなり少なかったのでしょう。

さて、ともあれ首尾よく電球ひとつをのこして怪談を語り終えたとき、
言い争いになったのだとか。
すなわち、ここでやめるか最後の話をするか。

その論争のさなか、ひとりが
「最後まで話しちゃったらほんものがでるから、途中でやめなきゃいけないの!」
と叫んだ瞬間。


さいごに灯っていた電球が、消えたそうです。

【完】



346 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:24:28 ID:GseKx5Bv0
九十八本目の蝋燭が消えようとしています……
辰砂 ◆DQdWMurCSc さん ありがとうございました…

    ξ
  ┌┴┐   人人
   ij ll ijij    ΨΨ
  |ij ij    ΠΠ
  |  |   ЦЦ
  ┴─┴

第 九十九話
パチ ◆yeowI6sCZU さん お願いします…



347 :パチ ◆yeowI6sCZU :2007/07/14(土) 04:25:54 ID:rsjVbeeW0
【99/100】
母の話

自分がまだ小さい頃の話
その日、父は法事のため親戚の家にでかけていた。
夜になり食事をご馳走になりそのまま酒を勧められ
断るわけにもいかず頂戴した。酒を飲んだ以上、
車で帰るわけにもいかず、仕方なく自宅にいる母に
連絡し迎えに来てもらうことにした。
母は、まだ幼かった自分達兄弟を車に乗せ、
親戚の家へと出発した。
母は元々霊的なものには敏感で、親戚の家へと向かう
途中にある火葬場に差し掛かると嫌な感じがしたという
その時にはもう夜は更けていて、幼かった兄弟は車の中で
寝ていたらしい。母は心細かったが子供達を
怖がらせないようにと自分達兄弟を起こさずに運転していた
それが親戚の家まで20分程の道程だが、なかなか到着しない
時間が経つにつれ、母は気付いてしまう
さっきから火葬場の周りをぐるぐると周り続けていることに
しばらくして、対向車を発見しホッとして助けを請おうとすると
対向車の運転席には誰も乗っていない
母は気が動転し、もうどこをどうやって走ったかは覚えていなかった。
気が付くと、母は親戚の家のある村へと着いていた
親戚と父はは何時まで経ってもやってこない母を大変心配していた
母がやっと到着した時刻は電話してから2時間以上経っていたのだから

【完】



348 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:26:05 ID:GseKx5Bv0
九十九本目の蝋燭が消えようとしています……
パチ ◆yeowI6sCZU さん ありがとうございました…

    ξ
  ┌┴┐   人
   ij ll ijij    Ψ
  |ij ij    Π
  |  |   Ц
  ┴─┴

とうとう最後になりましたね…

第 百 話
氷 ◆sZrZhqKAYo さん お願いします…



350 :氷 ◆sZrZhqKAYo :2007/07/14(土) 04:26:39 ID:vTqZAc2/0
【100/100】

夕方、踏み切りを少し過ぎた辺りで電車が止まる。人身事故のアナウンス。
溜め息をつきながら窓の下、集まってくるパトカーと野次馬を眺めていると
作業員が電車の下を覗き込んで何かを引きずりだそうとしているのが見える。
丁度座ってる席の真下から。

今 死体の上にいる。

【完】



351 :道先案内人@クリやん ◆aHHsHtXLnA :2007/07/14(土) 04:27:02 ID:GseKx5Bv0
氷 ◆sZrZhqKAYo さん ありがとうございました…


    
    ξ
  ┌┴┐
   ij ll ijij
  |ij ij
  |  |
  ┴─┴

これで 最後…
ついに百本の蝋燭全てが消えました……


さあ 鏡をご覧なさいませ
あなたの背後に 何かが映っておりませんか?


…本当に見えないのですか?

ぴったりと…あなたに寄り添っておりますのに………



355 :てぃば ◆29nSS.Gmv2 :2007/07/14(土) 04:45:18 ID:6t9Ns8340
じゃぁ早速、ついさっき雨戸の鍵がガチャぁぁぁんッッ!!
て開いてgkbrですよ。
 しかも今日ガッコウとか。。。まさにオカルト



356 :本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 07:25:47 ID:53B1tFjgO
今読み終わたー。
自室でローソク灯してるわけだが窓とか開けてないのに、火がすんごい揺れたり、火の勢いが強くなったり(又は急に弱くなったり…

これ、なんかの前触れ?



378 :本当にあった怖い名無し:2007/07/14(土) 13:56:52 ID:u18j484U0
ラジオ聞きながら見てたら

ラジオから


助けて、死にたくないよ


と聞こえてきた
まじ、恐かった



401 :本当にあった怖い名無し:2007/07/16(月) 23:18:51 ID:Y8bKxLg30
よりによって本スレに書くのわすれてた…

遅くなりました まとめサイトです
http://www36.atwiki.jp/20070713/
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