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308 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 10:59:43 ID:6A2xZ8hZ0
生きているときの名前を死後も呼び続けるのはかまわないのだが、死んだものに
名前をつけると憑かれると言う。
たとえば、道に転がる野良猫やカラスの死骸など。
もっと我々に近づけるなら堕胎した赤ん坊がそうである。

元彼は堕胎した。
望まれない子というべきかどうか、あのころはとにかく若かったとしかいえない。
学生という身分であったため、自分には堕ろすことしか考えられなかった。
おなかの子の相談をしに来た彼女を説得し、ひたすら謝りながら病院に向かったのを覚えている。

そのとき彼女は堕胎に関して賛成ではあった(やはり社会的地位の問題であろう)が、やはり手術が終わると泪をためて待合室に現われた。
ひどく景色が歪んでいたが、無意識に自分も泪を流していた。

それから数ヶ月たったころだ、突然彼女と連絡が取れなくなる。
少し前までいつもと変わらず接していたので気になり、彼女の下宿先のアパートを訪ねてみた。
アパートに着いて合鍵で中に入ろうとすると、ドアが開かない。
どうやら、元々鍵は開いていたようで、それを自分が閉めなおしてしまったようだった。
もう一度鍵を回して中に入る。
ドアを開けて真っ先に目に映ったのは宙に浮いた彼女の首吊り死体だった。


309 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 11:07:41 ID:6A2xZ8hZ0
その後、慌てて彼女をロープから外した。
息はなかった。
そのときの僕は自分でも恐ろしいくらい落ち着いていた。
夢ではないかとさえ思っていたほどだった。
しかしある瞬間に一気に現実に引き戻され、錯乱してしまったのだが、それは本題から逸れるので
割愛する。
その、夢心地のなか、視覚は彼女に向いていたのだが、聴覚は別のものを捕らえていた。
なにか聞こえる。
はっきりとは聞き取れなかったが、どうやら人の声のようだった。
その音源に目を向けると、そこには小さな箱と比較的新しいノートがあった。
遺書かと思ったがそうではなかった。
ノートを開いてみる。
それには日記のように日付が羅列されていて、まだ数ページしか書かれていなかった。


310 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 11:14:24 ID:6A2xZ8hZ0
そのノートのなかの手記に良く出てくる単語は「タクヤ」であり、その語が
とても目に付いた。
タクヤが~とか、タクヤと~とか書かれていたからだ。
タクヤという知り合いは一人いたが漢字が違っていたためそいつではないとすぐに分かったが、
それでは一体誰なのかと思っていたところにこんな記述を見つけた。
「タクヤが最近『ママ』と呼ぶようになった」

そこで自分はようやくこれが育児日記であることに気がついた。
何故こんなものがあるのか全くもって意味が分からなかったが、もう一つの箱を見たときにわかった。
箱には「タクヤ」とかかれている。
その中には、あの時堕ろしたであろう、親指大の小さな赤ん坊の死体が入っていた。



333 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 13:54:10 ID:82ZGPxY60
これは俺が実際に体験した事です。

何個か話があるんで分けて書きます。
文才無いから分かりにくかったらスマンです。

中学生のころ良くたまり場にしてたSという友人の家での出来事。

一番目

Sの家は夕方に家族がいない事が多いので、よく学校終わりに家に行っては仲の良い5人でジュース飲みながらゲームしたりしてほとんど毎日の様に入り浸っていた。
たまにSが部屋を片付けるからって先に帰って4人でお菓子とかジュースを買ってから家に行くってパターンがあった。

ある時、いつもの通りお菓子とか調達して後から友達と連れ立って家に行き、玄関でSを呼んだ。
その家のつくりは玄関を入ってすぐ右に階段があって、上がってすぐの襖がSの部屋の入り口だった。
それで声を掛けてからかがんで部屋の方を覗いていたら階段の踊り場に足が見えた。
Sかと思い靴を脱ぎながら、「おーい、上がっていいか?」と大きめの声で聞いたら襖の開く音がしてSが出て来た。
降りて来たSに「あれ?今階段の所に立ってなかった?」と聞くと「いなかったよ。」と言う。
家にはS一人しかいなくてS自身は部屋でゴミを集めて捨てていたそうだ。
そんな変な事が何回かあった。
それで、よく冗談で「お前の部屋幽霊出るんと違う?」とか言っていたんだけどSはさらりと「あぁ金縛りにはよく遭うわwww」とか「たまに金縛りの時、すっごい重いのが乗って来たりする。けど、慣れたわwww」と言っていた。

よくSの家に泊まっていく事もあったけど、俺や他の友人にそういう現象が起こる事は無かった。



334 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 13:56:53 ID:82ZGPxY60
二番目

また別の日にはこんな事もあった。

いつものように部屋でそれぞれゲームしたり漫画読んだりしながらダベっていた。
部屋は襖が入り口で入って、入り口の襖と同じ並びに押し入れがあって
        ↓こんな感じでいた。

        ┏━━━━━━━━┓
        ┃    TV      ┃
        ┫  A B      ┃
      押 │          │窓
      入 │ S   俺    │
        ┫           ┃
     入口 │     C    ┃
        ┫           ┃
        ┗━━━━━━━━┛

AとBがゲームをしていて、俺とCが並んで座りSは押し入れを背にして座ってた。
ジュースを飲みつつゲームしてる二人を見ながら喋ってた。
しばらく話をしていて、Sの方を見た時その背後の押し入れに目がいった。
押し入れがほんの少し開いていて、その隙間からじっとこっちを見つめる目と視線があった。
俺はびっくりして固まった。
余りの存在感にマジで誰かいるんじゃないかと思い、とりあえず隣にいるCにそっと押し入れを見るように促した。
Cは押し入れを見て、「うわっ!!誰や?」と叫び、押し入れに飛びついて襖を勢いよく開いた。
そこには雑然と布団や物が押し込まれ人が入る隙など無い押し入れがあるだけだった。

未だにあれが何なのか分からない。
ただ、本当にそこにいるようにしか思えないくらい、はっきりとした存在感のある目だったのが今でも強烈に記憶に残っている。


335 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:01:31 ID:82ZGPxY60
三番目

中学を卒業し、それぞれが別の高校に進学してからも何となく習慣的に集まったりしてたんだけど、ある時Sがこんな話をしてくれた。

Sの通う高校の同級生数人が家に来た時の事。
その中の女の子の一人が霊感が強い子だったらしく、「この家は霊の通り道の上に建っている。」という様な事を言っていたそうだ。
それで2~3日後に神社のお札みたいな物を持ってきてくれたそうで、そのお札が部屋に置いてあった。

しばらく経って、Sにあった時の事。
すごく疲れた顔をしていたので「どうした?ゲームのやり過ぎ?www」と聞いたら、なんでも最近金縛りが酷くなったと言う。
しかも、「その時に見知らぬおばあさんや子供が部屋の中をウロウロして眠れない。」と言う。
部屋に行ってみるとお札の数が増えていた。

それから更に経って家に遊びに行くと、Sが所属してる美術サークルだかなんだかの人が数人家に来た時、その内の一人が部屋のお札を見て「お札の置き方が間違っている。これでは除けるのではなく入って来たモノが出て行かない。」と叱られたそうだ。
その人の言う通りにお札を適切に置いた所、金縛りの回数が激減した。という事だった。

ただ、それまでの間も友人と泊まったりしていたんだけど、その時にはたまに部屋の天井だか柱がバキッと家鳴りの音をたてるくらいで大した事も起きなかった。
そんな感じなので、俺達はなんとなく「そうなんだー。そんな事もあるんだ。」くらいにしか思っていなかった。

でも、俺達もついにSの家で怖い思いをすることになった。


336 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:07:13 ID:82ZGPxY60
四番目

高校も卒業間近で、皆以前ほど頻繁にSの家に出入りする事はなくなっていた。
年が明けた1月の9日くらいだったと記憶してるんだけど、久しぶりに集まって新年会でもしようという事になった。
Sが両親と弟が田舎に帰っていないと言うので、じゃあSの家に集まって鍋でもしようという事になった。
それぞれ思い思いの材料を調達し、夕方くらいにSの家に集まった。
Sの部屋にこたつを二つ並べて卓上コンロを置き、鍋の準備を始めた。
         こんな感じで↓

        ┏━━━━━━━━┓
        ┃      TV     ┃
        ┫           ┃
      押 │  A■■B    │窓
      入 │   ■■     │
        ┫  S■■俺    ┃
     入口 │    C     ┃
        ┫           ┃
        ┗━━━━━━━━┛

夜になって鍋も出来上がった。
新年でめでたいという事もありビールや酎ハイ(お酒は20歳になってから)で乾杯して鍋をつつき始めた。
そこからはしばらく鍋をつつきながらとりとめなく話をしていた。

鍋も終わり夜も更けていき、酒を飲みながら話をしていたら何となく話題がこの家に「出る」という流れになった。
しばらくは中学生の頃あった(一番目の話)事とか他にSが体験した事とかを話していた。
そのうち酒の力も手伝ったのか話は盛り上がり、段々と「怖い話」大会になっていった。
そのころには夜中の3時か4時くらいになっていたけど皆のテンションは高く、それぞれが聞いた話やテレビで見た話などをワイワイとしていた。

つづく



337 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:11:48 ID:82ZGPxY60
つづき

怖い話も絶好調に盛り上がった時、突然部屋の入り口の襖が誰かが力一杯叩いたように、ドーンと大きな音を立てて揺れた。
一瞬皆は驚き話が止まってしまった。
深夜に騒ぎすぎて階下で寝ていたSの親が怒りに来たのかと思い、皆静かになった。
でもよくよく考えてみたらSの家族は帰省中でいないはず。
不審に思ったSが「誰?」と問いかけた瞬間、入り口の襖だけが物凄い勢いでガタガタと揺れ始めた。
明らかに地震とかでは無い異様な雰囲気に、皆一気にほろ酔い気分が醒めパニックに陥った。
とにかく襖から一番遠い対角線上に皆で固まってビビっていた。
誰か開けて見てこい、とお互いに言い合ったりしていたが誰も開けに行く勇気なんて無かった。
皆口々に怖いとかなんとか、とにかく叫んでいた。

つづく


338 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:12:24 ID:82ZGPxY60
つづき

どれだけ時間が経ったかは分からなかったけど突然ぴたりと揺れが止まった。
気がつくともう空が明るくなりかかっていた。
それから完全に日が昇り明るくなるまで誰一人襖を開けようとはしなかった。できなかった。
ひたすら尿意をこらえて完全に明るくなってから皆で襖を開けた。
でも、あの揺れを証明する様な痕跡は何も無かった。
家は鍵がかかった状態で誰も入って来るはずも無かった。
誰かが襖を叩いた様な跡があったり、足跡や手形があった訳でもなかった。
ただただいつもと変わらない様子だった。
だけど本当に怖かった。

あの時誰かが襖を開けていたらどうなっていたのかと思う。
後々誰かから、ふざけて幽霊話をすると幽霊が怒ったりする事があるという話を聞いた。
自分の存在を知らせる為に色んな事をするという話だった。
あれもそういう事だったんだろうか。

あれから10年以上経った今でも友人達と再会すると、時折この事が話題になる。
あれは一体何だったんだろうと。
ちょっと怖いが良い思い出話として。

以上、お目汚し失礼しました。



342 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 14:28:05 ID:yEbYxkgS0
皆さんに是非お聞きしたいことが。

2年ぐらい前かな、俺は携帯である恐怖サイトを見てた。
そのサイトにあった怖い話のひとつにオチがそのサイトの管理人によって
消されしまっていた話があった。 ようは、その話のオチが知りたい。
その怖い話(体験談?)の内容は以下の通り

1、ある日の夜、数人でいわくつきの廃墟へ肝試しに行った。

2、中を一通り見て回ったが特になにもない(おこらない)。しかしメンバーの内の
  1人(仮にAとする。)の様子がすこし変(ふるえている)。

3、別になにもないのでもう出ようということになり、廃墟の出口まで来た時、Aが口をひらく。
  ※「足がやばい!」みたいなことを言う。

4、ここで話は終わり。最後に管理人の「後味悪すぎ、オチは控えさせていただきます」みたいな
  メッセージがある。

ヒント少なくてすいません。なにせ、もう2年も前の話なのではっきりとは思い出せないが
大体こんな話の流れだった。ちなみに、※の部分のセリフはかなり曖昧。
でも足がなんとかとは言っていたのは確か。
この2年間様々な怖い話を読んできたけどめぐり会えない。遅レスでもいいので知ってる人いたら
教えてください。

長文失礼しました。



351 :本当にあった怖い名無し:2007/07/26(木) 17:30:41 ID:hxVcJTR5O
(実話ですが未だに謎です)
俺がまだ小さかった頃、近所の墓地に小さな駄菓子屋があった。墓地敷地内に店があること自体すでにおかしいのだが、幼かった俺はその不審な店に対して違和感も抱かなかった。
店内の商品は、駄菓子・転写入れ墨(?)など怪しい雑貨類・粉物(たこ焼きなど)、ざっとこんなもんだった。四畳半ほどの店内にびっしりと並べられた駄菓子や雑貨に当時の俺は目を輝かせていたと思う。
それから半年ほど経ち、久々に俺は友達を伴ってあの店を訪れた。
跡形もなかった。あるのは、コケや雑草にまみれた墓石のみ。ただ、あの店が建っていた辺りに10円菓子が5つほど陳列されていた。そして俺は事の重大さに気付いた。何で墓場に駄菓子屋があるんだよ?と。
あれほど背筋がヒヤリとした事はない。
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