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835 本当にあった怖い名無し 2008/08/25(月) 02:42:16 ID:2Dn7gSuZ0
他人が聞くとそう怖くないかも知れない話だけど、私の実体験の中で怖かったことを書きます。

数年前のことだけど、あるチャットでの会話に毎晩参加していました。
そこはいつも同じ常連さん達がいるチャットで
毎晩のように同じメンツでたわいのない会話をしていました。

そんなある夜のこと、いつものようにそのチャットに入ってみると、
いつものメンバーではなく、はじめて見る見知らぬハンドルネームの人たちばかり4、5人での会話になっていました。
雰囲気が違うのでおかしいなと思いつつも、URLも間違いなく
いつもの場所なのを確認し、間違いがなかったので、
戸惑いつつも、私は、しばらくその見知らぬ人たちの会話の様子を眺めていました。
会話の内容はなぜか、○○さんが先日自殺したとか、
△△さんはまだ死なないだろうとか、そういう会話の流れになっていました。
(○○さんとか、△△さんとか名前が出る人にも心当たりがありませんでした)
なんだかそういう会話ばかりで、場違いなところに来てしまった思いでゾッと寒けがしてきて
違うサイトでも見ようと、私はいったんそのチャットを抜けました。

でも、おかしいなと思う気持ちが強く、ものの5,6分後に
もう一度同じチャットに再入室してみました。
すると、そこにはいつもの見慣れた常連さんたちの名前が並び、
いつもの、たわいもない会話の光景になっていました。

私はキツネにでもつままれたような気持ちになり
チャットをしている常連さんたちに「さっき、みんな居なかったよね?いつ来たの?」と訊ねました。
常連さんたちは「1時間くらい前から、いつものようにみんな集まってたよー」みたいな答えが返ってきました。
「さっき、知らない人ばっかりだったんだけど・・・」と言っても
そういう人たちのことは知らないという返事
・・・・
私が数分前に入室したときの、あの見知らぬ人たちのチャットの光景は一体なんだったのでしょう…
あのときは本当に怖くてたまりませんでした。
それ以降は、あの見知らぬ人たちのハンドルネームは一度も見かけませんでした。
おわり

850 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/25(月) 12:37:55 ID:eJd5iwwy0
3年前、夜の10時ごろに近所のツ○ヤにビデオ返しに行った帰り道、
後ろから「パパーッ!パパッ!!!パパァァァアッ!!」ってけたたましい叫び声が聞こえて
振り返ると、お腹パンパンの妊婦がすごい形相で走ってきててさ。
何事かと思ってちょっと固まったんだが、周り見ても「パパ」らしき人どころか、時間が時間だから俺以外に誰もいないんだよ。
これはヤバイと本能で感じて全速力で逃げた。「ヴア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッ!!!」みたいなすごい咆哮がしたがとにかく逃げた。
その2日後ぐらいに、近所で赤ん坊の死体がのゴミ袋に入れられてゴミ捨て場に捨てられていたと新聞で報じられた。
その事件の真相はまだ分かっていない。
おわり

860 ぉ:本当にあった怖い名無し 2008/08/25(月) 14:24:12 ID:2PeHHOzM0
知ってると思うけどFUJIWARAの原西の実体験の話 
原西が中学生のとき仲良しの三人組がいた
いつも三人で夜中に家を抜け出して近くの公園(公園の上の丘のベンチに集まっていた)
に集まっていたらしいそれでいつもどうり原西
が公園に行くといつも来ているはずの2人が来ていない
おかしいとは思いながら少しの間待っていると
1人はしばらくして来たそして学校のはなし好きな
女子の話などをしばらくしていた。
するとやはりもう一人が来るのが
明らかに遅い二人はおかしいと思い下の公園まで様子を見に行った
すると夜中の二時だというのにブランコに女の人が座っていたのだ
二人は全速力でベンチまで逃げた「今女の人おったで」「うつむいてたなぁ」
そんな話をしているとやっともう一人が来た
「お前遅いやんか」原西が言ったするともう一人が
「お前ブランコにすわっとったおんなのひとみたか?」といった
しかしブランコを見たが誰も座っていなかったという
おかしいと思い三人でもう一度ブランコの所まで行った

するとやはり女の人がいるではないか三人は全速力で
ベンチまで逃げた初めから来ていた二人はうつむいていた
といっていたが後から来たもう一人はこちらを見て笑っていた
というのです意見が合わぬままその日はかえったのですが
次の日の朝昨日の夜最後に来た人は交通事故で亡くなったそうです
あのとき女の人の微笑みはもしかすると死神の微笑みだったのかもしれません
おわり

875 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/25(月) 16:30:58 ID:HNqZMDsoO
電話の混線の話が出てたので、空気を読まず自分の体験談を投下します。

2年前、今住んでいるマンションに越してきて間もない頃のことです。

ある日の昼過ぎ、家の電話が鳴りました。通知されている番号は同じ市内のものでした。
電話に出ると、耳障りなガサガサとした音がするばかりで声がしません。
「もしもし」と何度か呼びかけると、「……○○ちゃん…?」と相手が声を発しました。
しゃがれた声で、お婆さんのようでした。
私は○○という名ではなかったので、お間違いじゃありませんか、とその老婆に言うと、
「嘘、○○ちゃんでしょう?○○ちゃん、どうして電話くれないの、ずっと待ってたのに」
老婆はそう言って、私が何度違うと言っても全く聞いてくれません。
気味が悪くなり「とにかく違いますから」と言って一方的に電話を切りました。
5分ほどしてまた電話が鳴りました。同じ番号からです。
出ないでおこうかとも思いましたが、
年配者相手に一方的に切ったりして申し訳なかったかなという気持ちもあったので、
もう一度電話に出てみました。「○○ちゃんでしょう?」また同じことを言います。
「先ほどの方ですよね?失礼ですが何番におかけですか?」

877 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/25(月) 16:32:16 ID:HNqZMDsoO
何度もかけてこられたら堪らないと思い、私はその老婆にしつこく問いかけました。
しかし彼女は私の質問に答えることはなく、「○○ちゃんどうして電話くれないの?」と繰り返すばかり。
怖くなった私は、やはり一方的に電話を切り、すぐに着信拒否登録をしてしまいました。
もちろんその後は、その番号から電話は来なくなりました。
友人に話すと、「引っ越して電話番号も変わったから、前にこの番号を使ってた人が○○さんなんじゃ?」
と言われ、そんなこともあるのかと納得し、何日か経つとその電話のことは忘れてしまいました。

1ヶ月ほど経ったある日の昼過ぎ、携帯電話が鳴りました。
通知番号に見覚えがあります。嫌な記憶が蘇ります。
そんなはずはない、自分の携帯番号は友人知人しか知らないはず、
そう言い聞かせて、電話に出てみました。
耳障りなガサガサとした音、そして、あのしゃがれた声。
「…○○ちゃんでしょう?」
私は慌てて電話を切りました。
しばらくのあいだ震えが止まりませんでした。
携帯は私用のみで使っており、本当に友人知人にしか番号を教えていなかったのです。
おわり
895 本当にあった怖い名無し 2008/08/25(月) 19:34:39 ID:w9qMJ3aOO

友達に物凄い霊感ある人がいて、その人とつるんでるうちにきっと霊が寄って来たんだと思うことがあった。
それまで、金縛りとか全然あわなかったんだけど、ある日突然金縛りにあった。
女の人に物凄い勢いで上から押さえつけられた。苦しんでると突然金縛りが解けた。初めての事で、かなり焦ったんだけど気味が悪くて早く眠りにつきたくて布団に潜ってたら、二回目の金縛り。
さすがにこれはマズイと思い、お経を心の中で唱えてみた。
すると金縛りが解けた。
この事を翌日妹に話したら、表情が凍った。妹は最近私の部屋に何かが出入りしているのを何回も見たらしい。確認するために部屋も覗いた位、はっきり見えたそうで…。
それから何回かその部屋嫌な目に会う事になる。

897 本当にあった怖い名無し 2008/08/25(月) 19:44:57 ID:w9qMJ3aOO
旦那、子供、私という順番で川の字になってねてたら、金縛りにまたあった。女の人がやっぱり出てくる。
いつもみたいにお経を唱えてみたらすんなり消えていった。
私が怖くて旦那を起こそうと、一生懸命呼ぶが全然起きない。
すると、子供(当日7ヶ月ぐらい)が起きてしまった。
が、なんか様子がおかしい。

子供が腹ばいになり、顔をこっちにむける…。

顔が…子供の顔じゃなくなっていた。

そして私に向かって一言。
男の人みたいな低い声で、

これは呪いだ…って

私はそのまま気を失いました。
朝になっても子供が子供で無いような気がしてなりませんでした。
今は弟が部屋を使っています。
おわり

905 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/25(月) 23:58:59 ID:tIY7x63SO
八年前に体験した事を書きます

当時つきあっていた彼氏が古い公団に住んでいて週末泊まりに行った時の出来事、
その日彼氏が仕事で帰ってこなかったので先に布団敷いて寝てたんです
そしたら
スッとフスマが空いた…
私は彼氏が帰って来たと思ったのに
そこに居たのは知らない女の人でした
とても憎しみに満ちた顔だったのをはっきり覚えています。女は私の布団の上を跨ぐといきなり首をしめてきました
すごい力でした
苦しい!息ができない…がむしゃらにもがこうとしても金縛りにあっているのか体が全く動きませんでした、
死ぬ!と思った…気がつくと部屋には私だけで女はいませんでした、夢だったのか現実に起きたのかはっきりしないまま放心状態
彼氏が帰ってきて
さっきあった事を話すと
入居したての頃
同じ女の霊を見たというのです

同じく首を凄い力でしめられたと。

私はとにかく引っ越してくれと頼みこみ一年後お金も貯まり、マンションへ引っ越す事になりました
引っ越し間際管理人のおばちゃんが話しかけて来ました
「やっぱり出て行っちゃうの?」と
「昭和の頃に建った公団ではうちが一番高くてね~(18階建て)当時飛び降り自殺が多かったし
母子家庭の首吊り自殺まであって…」
その首吊りはこの部屋だったんじゃないですか?と彼氏が問いつめると管理人さんは違う!違うと大げさに首をブンブン振っていました。怪しかった…
その後も怖い事があったのですが彼氏と別れた途端霊感がさっぱりなくなり
今は何も見なくなりました
おわり

908 1/1 sage 2008/08/26(火) 09:45:56 ID:VFtYjtRn0
親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。
農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗る
ようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。
じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。
でも、最後に行ったのが高校三年にあがる直前だから、もう十年以上も行って
いないことになる。
決して「行かなかった」んじゃなくて「行けなかった」んだけど、その訳はこ
んなことだ。

春休みに入ったばかりのこと、いい天気に誘われてじいちゃんの家にバイクで
行った。まだ寒かったけど、広縁はぽかぽかと気持ちよく、そこでしばらく寛
いでいた。そうしたら、

「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」

と変な音が聞こえてきた。機械的な音じゃなくて、人が発してるような感じが
した。それも濁音とも半濁音とも、どちらにも取れるような感じだった。
何だろうと思っていると、庭の生垣の上に帽子があるのを見つけた。生垣の上
に置いてあったわけじゃない。帽子はそのまま横に移動し、垣根の切れ目まで
来ると、一人女性が見えた。まあ、帽子はその女性が被っていたわけだ。
女性は白っぽいワンピースを着ていた。

でも生垣の高さは二メートルくらいある。その生垣から頭を出せるってどれだ
け背の高い女なんだ…
驚いていると、女はまた移動して視界から消えた。帽子も消えていた。
また、いつのまにか「ぽぽぽ」という音も無くなっていた。



909 2/9 sage 2008/08/26(火) 09:46:59 ID:VFtYjtRn0
そのときは、もともと背が高い女が超厚底のブーツを履いていたか、踵の高い
靴を履いた背の高い男が女装したかくらいにしか思わなかった。

その後、居間でお茶を飲みながら、じいちゃんとばあちゃんにさっきのことを
話した。
「さっき、大きな女を見たよ。男が女装してたのかなあ」
と言っても「へぇ~」くらいしか言わなかったけど、
「垣根より背が高かった。帽子を被っていて『ぽぽぽ』とか変な声出してたし」
と言ったとたん、二人の動きが止ったんだよね。いや、本当にぴたりと止った。

その後、「いつ見た」「どこで見た」「垣根よりどのくらい高かった」
と、じいちゃんが怒ったような顔で質問を浴びせてきた。
じいちゃんの気迫に押されながらもそれに答えると、急に黙り込んで廊下にあ
る電話まで行き、どこかに電話をかけだした。引き戸が閉じられていたため、
何を話しているのかは良く分からなかった。
ばあちゃんは心なしか震えているように見えた。

じいちゃんは電話を終えたのか、戻ってくると、
「今日は泊まっていけ。いや、今日は帰すわけには行かなくなった」と言った。
――何かとんでもなく悪いことをしてしまったんだろうか。
と必死に考えたが、何も思い当たらない。あの女だって、自分から見に行った
わけじゃなく、あちらから現れたわけだし。

そして、「ばあさん、後頼む。俺はKさんを迎えに行って来る」
と言い残し、軽トラックでどこかに出かけて行った。


910 3/9 sage 2008/08/26(火) 09:48:03 ID:VFtYjtRn0
ばあちゃんに恐る恐る尋ねてみると、
「八尺様に魅入られてしまったようだよ。じいちゃんが何とかしてくれる。何
にも心配しなくていいから」
と震えた声で言った。
それからばあちゃんは、じいちゃんが戻って来るまでぽつりぽつりと話してく
れた。

この辺りには「八尺様」という厄介なものがいる。
八尺様は大きな女の姿をしている。名前の通り八尺ほどの背丈があり、「ぼぼ
ぼぼ」と男のような声で変な笑い方をする。
人によって、喪服を着た若い女だったり、留袖の老婆だったり、野良着姿の年
増だったりと見え方が違うが、女性で異常に背が高いことと頭に何か載せてい
ること、それに気味悪い笑い声は共通している。
昔、旅人に憑いて来たという噂もあるが、定かではない。
この地区(今は○市の一部であるが、昔は×村、今で言う「大字」にあたる区
分)に地蔵によって封印されていて、よそへは行くことが無い。
八尺様に魅入られると、数日のうちに取り殺されてしまう。
最後に八尺様の被害が出たのは十五年ほど前。

これは後から聞いたことではあるが、地蔵によって封印されているというのは、
八尺様がよそへ移動できる道というのは理由は分からないが限られていて、そ
の道の村境に地蔵を祀ったそうだ。八尺様の移動を防ぐためだが、それは東西
南北の境界に全部で四ヶ所あるらしい。
もっとも、何でそんなものを留めておくことになったかというと、周辺の村と
何らかの協定があったらしい。例えば水利権を優先するとか。
八尺様の被害は数年から十数年に一度くらいなので、昔の人はそこそこ有利な
協定を結べれば良しと思ったのだろうか。



911 4/9 sage 2008/08/26(火) 09:49:15 ID:VFtYjtRn0
そんなことを聞いても、全然リアルに思えなかった。当然だよね。
そのうち、じいちゃんが一人の老婆を連れて戻ってきた。

「えらいことになったのう。今はこれを持ってなさい」
Kさんという老婆はそう言って、お札をくれた。
それから、じいちゃんと一緒に二階へ上がり、何やらやっていた。
ばあちゃんはそのまま一緒にいて、トイレに行くときも付いてきて、トイレの
ドアを完全に閉めさせてくれなかった。
ここにきてはじめて、「なんだかヤバイんじゃ…」と思うようになってきた。

しばらくして二階に上がらされ、一室に入れられた。
そこは窓が全部新聞紙で目張りされ、その上にお札が貼られており、四隅には
盛塩が置かれていた。
また、木でできた箱状のものがあり(祭壇などと呼べるものではない)、その
上に小さな仏像が乗っていた。
あと、どこから持ってきたのか「おまる」が二つも用意されていた。これで用
を済ませろってことか・・・

「もうすぐ日が暮れる。いいか、明日の朝までここから出てはいかん。俺もば
あさんもな、お前を呼ぶこともなければ、お前に話しかけることもない。そう
だな、明日朝の七時になるまでは絶対ここから出るな。七時になったらお前か
ら出ろ。家には連絡しておく」

と、じいちゃんが真顔で言うものだから、黙って頷く以外なかった。
「今言われたことは良く守りなさい。お札も肌身離さずな。何かおきたら仏様
の前でお願いしなさい」
とKさんにも言われた。


912 5/9 sage 2008/08/26(火) 09:50:22 ID:VFtYjtRn0
テレビは見てもいいと言われていたので点けたが、見ていても上の空で気も紛
れない。
部屋に閉じ込められるときにばあちゃんがくれたおにぎりやお菓子も食べる気
が全くおこらず、放置したまま布団に包まってひたすらガクブルしていた。

そんな状態でもいつのまにか眠っていたようで、目が覚めたときには、何だか
忘れたが深夜番組が映っていて、自分の時計を見たら、午前一時すぎだった。
(この頃は携帯を持ってなかった)

なんか嫌な時間に起きたなあなんて思っていると、窓ガラスをコツコツと叩く
音が聞こえた。小石なんかをぶつけているんじゃなくて、手で軽く叩くような
音だったと思う。
風のせいでそんな音がでているのか、誰かが本当に叩いているのかは判断がつ
かなかったが、必死に風のせいだ、と思い込もうとした。
落ち着こうとお茶を一口飲んだが、やっぱり怖くて、テレビの音を大きくして
無理やりテレビを見ていた。

そんなとき、じいちゃんの声が聞こえた。
「おーい、大丈夫か。怖けりゃ無理せんでいいぞ」
思わずドアに近づいたが、じいちゃんの言葉をすぐに思い出した。
また声がする。
「どうした、こっちに来てもええぞ」

じいちゃんの声に限りなく似ているけど、あれはじいちゃんの声じゃない。
どうしてか分からんけど、そんな気がして、そしてそう思ったと同時に全身に
鳥肌が立った。
ふと、隅の盛り塩を見ると、それは上のほうが黒く変色していた。


913 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/26(火) 09:51:23 ID:VFtYjtRn0
一目散に仏像の前に座ると、お札を握り締め「助けてください」と必死にお祈
りをはじめた。

そのとき、

「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」

あの声が聞こえ、窓ガラスがトントン、トントンと鳴り出した。
そこまで背が高くないことは分かっていたが、アレが下から手を伸ばして窓ガ
ラスを叩いている光景が浮かんで仕方が無かった。
もうできることは、仏像に祈ることだけだった。

とてつもなく長い一夜に感じたが、それでも朝は来るもので、つけっぱなしの
テレビがいつの間にか朝のニュースをやっていた。画面隅に表示される時間は
確か七時十三分となっていた。
ガラスを叩く音も、あの声も気づかないうちに止んでいた。
どうやら眠ってしまったか気を失ってしまったかしたらしい。
盛り塩はさらに黒く変色していた。

念のため、自分の時計を見たところはぼ同じ時刻だったので、恐る恐るドアを
開けると、そこには心配そうな顔をしたばあちゃんとKさんがいた。
ばあちゃんが、よかった、よかったと涙を流してくれた。

下に降りると、親父も来ていた。
じいちゃんが外から顔を出して「早く車に乗れ」と促し、庭に出てみると、ど
こから持ってきたのか、ワンボックスのバンが一台あった。そして、庭に何人
かの男たちがいた。


914 7/9 sage 2008/08/26(火) 09:52:24 ID:VFtYjtRn0
ワンボックスは九人乗りで、中列の真ん中に座らされ、助手席にKさんが座り、
庭にいた男たちもすべて乗り込んだ。全部で九人が乗り込んでおり、八方すべ
てを囲まれた形になった。

「大変なことになったな。気になるかもしれないが、これからは目を閉じて下
を向いていろ。俺たちには何も見えんが、お前には見えてしまうだろうからな。
いいと言うまで我慢して目を開けるなよ」
右隣に座った五十歳くらいのオジさんがそう言った。

そして、じいちゃんの運転する軽トラが先頭、次が自分が乗っているバン、後
に親父が運転する乗用車という車列で走り出した。車列はかなりゆっくりとし
たスピードで進んだ。おそらく二十キロも出ていなかったんじゃあるまいか。

間もなくKさんが、「ここがふんばりどころだ」と呟くと、何やら念仏のよう
なものを唱え始めた。

「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」

またあの声が聞こえてきた。
Kさんからもらったお札を握り締め、言われたとおりに目を閉じ、下を向いて
いたが、なぜか薄目をあけて外を少しだけ見てしまった。

目に入ったのは白っぽいワンピース。それが車に合わせ移動していた。
あの大股で付いてきているのか。
頭はウインドウの外にあって見えない。しかし、車内を覗き込もうとしたのか、
頭を下げる仕草を始めた。

無意識に「ヒッ」と声を出す。
「見るな」と隣が声を荒げる。

慌てて目をぎゅっとつぶり、さらに強くお札を握り締めた。


915 8/9 sage 2008/08/26(火) 09:53:50 ID:VFtYjtRn0
コツ、コツ、コツ
ガラスを叩く音が始まる。

周りに乗っている人も短く「エッ」とか「ンン」とか声を出す。
アレは見えなくても、声は聞こえなくても、音は聞こえてしまうようだ。
Kさんの念仏に力が入る。

やがて、声と音が途切れたと思ったとき、Kさんが「うまく抜けた」と声をあ
げた。
それまで黙っていた周りを囲む男たちも「よかったなあ」と安堵の声を出した。

やがて車は道の広い所で止り、親父の車に移された。
親父とじいちゃんが他の男たちに頭を下げているとき、Kさんが「お札を見せ
てみろ」と近寄ってきた。
無意識にまだ握り締めていたお札を見ると、全体が黒っぽくなっていた。
Kさんは「もう大丈夫だと思うがな、念のためしばらくの間はこれを持ってい
なさい」と新しいお札をくれた。

その後は親父と二人で自宅へ戻った。
バイクは後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。
親父も八尺様のことは知っていたようで、子供の頃、友達のひとりが魅入られ
て命を落としたということを話してくれた。
魅入られたため、他の土地に移った人も知っているという。

バンに乗った男たちは、すべてじいちゃんの一族に関係がある人で、つまりは
極々薄いながらも自分と血縁関係にある人たちだそうだ。
前を走ったじいちゃん、後ろを走った親父も当然血のつながりはあるわけで、
少しでも八尺様の目をごまかそうと、あのようなことをしたという。
親父の兄弟(伯父)は一晩でこちらに来られなかったため、血縁は薄くてもす
ぐに集まる人に来てもらったようだ。


916 9/9 sage 2008/08/26(火) 09:54:54 ID:VFtYjtRn0
それでも流石に七人もの男が今の今、というわけにはいかなく、また夜より昼
のほうが安全と思われたため、一晩部屋に閉じ込められたのである。
道中、最悪ならじいちゃんか親父が身代わりになる覚悟だったとか。

そして、先に書いたようなことを説明され、もうあそこには行かないようにと
念を押された。

家に戻ってから、じいちゃんと電話で話したとき、あの夜に声をかけたかと聞
いたが、そんなことはしていないと断言された。
――やっぱりあれは…
と思ったら、改めて背筋が寒くなった。

八尺様の被害には成人前の若い人間、それも子供が遭うことが多いということ
だ。まだ子供や若年の人間が極度の不安な状態にあるとき、身内の声であのよ
うなことを言われれば、つい心を許してしまうのだろう。

それから十年経って、あのことも忘れがちになったとき、洒落にならない後日
談ができてしまった。

「八尺様を封じている地蔵様が誰かに壊されてしまった。それもお前の家に通
じる道のものがな」

と、ばあちゃんから電話があった。
(じいちゃんは二年前に亡くなっていて、当然ながら葬式にも行かせてもらえ
なかった。じいちゃんも起き上がれなくなってからは絶対来させるなと言って
いたという)

今となっては迷信だろうと自分に言い聞かせつつも、かなり心配な自分がいる。
「ぽぽぽ…」という、あの声が聞こえてきたらと思うと…
おわり

918 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/26(火) 10:21:46 ID:bcB2Mx+n0
私の祖父は昔、瀬戸内海で漁師をしていた。
祖父の漁船は装備がたいしたことがなく、祖父は経験と感で魚群を探して釣りをしていた。
ある日、祖父がいつもどおり一本釣りで漁をしていると、近くに最新鋭の装備をつけた同じ漁業組合の漁師が
トローリング漁をしながら祖父の漁船の側を通っていった。
祖父は何気なく、いつも漁師仲間にするように手を振った。その漁師は腕を大きく、ブンブンと左右に振っている。

顔見知りでもなければ通常ならこれで終わりである。
しかし、その漁師はいつまでたっても手を振るのを止めない。
遠ざかっていくその最新鋭の漁船のエンジン音にまぎれて
「ドドドドド・・・すけ・ド・れ・・ドドドドド・・・」
と聞こえてくる。

不信に思った祖父は、糸を巻き上げ、その漁船の後を追った。
横につけたとき、何が起こっているかすべてを理解した。
トローリング漁で網を巻き上げる機械に、漁師が右腕から肩あたりまでを巻き込まれていた。
気絶しているのか、すでに事切れているのか漁師はピクリとも動かない。
その漁船はトローリング中で低速ではあるがゆっくりと動いていたので横につけて乗ることはできない。
たとえ、ロープなどで固定しても、祖父の非力な漁船では、もって行かれるのがオチだろう。

祖父は仕方なく、その漁船が四国の沖のほうにゆっくりゆっくりと走り去るのを後ろ目に、漁港へと船を走らせた。
漁港で何が起きたかを説明すると、漁に出ていない漁船や連絡が取れる漁船を総動員して、捜索が始まった。
数時間後沖に向かっていたその漁船は、何故か四国のほうに行かずに、近くの岩場で座礁していたらしい。

結局、その漁師は発見されたときは腰あたりまで巻き込まれて亡くなっていて、機械から遺体を外すのもかなり難儀したそうだ。

そして洒落にならないのは、その漁船は格安で売り出され、今もどこかでトローリング漁を行っている、ということだろう。
おわり

921 本当にあった怖い名無し sage 2008/08/26(火) 10:44:27 ID:bcB2Mx+n0
祖父が住んでいた家の隣は、昭和初期に立てられたと見られる完全木造の廃小学校があった。
さらにその裏手には無縁仏の墓が並んでいる。というオカルト(廃墟)マニアが喜びそうな立地だった。
その廃小学校は15年ほど前に壊されたんだが、その前に何度か中に忍び込んだことがある。
その時体験した話だ。

まだ小学生だった私は夏休みを利用して祖父の家に遊びに帰っていた。
その敷地内で、近所の子供らと鬼ごっこをしていた時だった。
小学校のある窓に人影を見つけた。と近所の子供の1人が言い出した。
(今思えば、近所の子供にとってはその小学校はホームグラウンドみたいなものだから
ビビらせようとしたのかも)
まだ昼だったが、その事実を聞いただけで怖がった私は中を調べることを拒否した。
結果、私の兄を近所の子供数人が中に入って確かめることにした。

外で待っていた私と、近所の子供は、暇つぶしに校庭の中を探索した。
そして校庭の一角に、古井戸を見つけた。
古井戸は危険防止のためか石の蓋が上に載っていたので、あまり怖くはなかった。
近所の子供が、その石の蓋に隙間があるのを見つけて、そこから石をいれた。
水は枯れているのか、隙間から「カーン」という音が鳴り響く。
それが面白かったのか、私と近所の子供は、井戸の隙間から石をいれて遊んでいた。

しばらくして、兄と近所の子供たちが帰ってきた。
兄と近所の子供たちは興奮しながら、「中に入ったら「カーン」「カーン」って聞こえてきた!!」と叫んでいたのでおかしくて笑っていた。
あんまり興奮するから、そろそろネタバレしようと、井戸のことを言おうとした瞬間
「カーン」
と低い男の声が校舎の中から聞こえてきた。

みんなも聞こえてたみたいで私たちは蜘蛛の子を散らすように逃げ帰った。
今思うと、他に誰かがいたのかもしれないけど、本当にド田舎だし、まっ昼間に誰かがいたら流石に気づいたと思う。

この話を書く上で、近所の子供って言葉が何度も出てるけど、実はどの家の子供かとか性別すらも全く記憶にないんだよね。
今は祖父はいないので祖母に聞いたりしたんだけど、狭い集落のことだから簡単に分かるかと思ったら
「あの頃は毎日いとこと兄弟と海で泳いでたでしょう」と言われるばかり・・・
おわり

985 本当にあった怖い名無し 2008/08/27(水) 12:38:40 ID:7peJBrWVO
中学生の時、スカートめくりをやたらとしている友達がいたんだけど・・・
その子の話をちょっとします。

修学旅行の時、定番の沖縄に行った。
俺らの学校は校風はマジメだったから、もうほとんど勉強だったんだよな。
それで、初日にガマに入った。
ガマってみんなわかるだろうけど・・・自然の防空壕みたいなかんじ。
下に降りてくと、懐中電灯がないともう何も見えなくて。隣に居る人の顔も姿も見えないの。
語り部さんの話を聞いて、しばらくしてガマから出た。
そしたらスカートめくりのそいつが青い顔してんの。
どうした?って聞いたら、

「ずっと横に白い影が見えた。ごめんなさいってずっと言ってた」

サーッと血の気がひいた。
ごめんなさいって誰が言ってたんだろう。
そいつはおちゃらけてるけど嘘は言わないやつだったから、俺もまわりも怖い顔してた。

その後も、学校で授業中に女の子が腕の近くに居たとか、そういう話をちらほら聞いた。
でもそれだけなんだけどな。

あんまり怖くない上に長文すまんかった。
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