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671 本当にあった怖い名無し 2008/09/02(火) 07:33:21 ID:3fU0+Ms00
2ちゃん書き込んでたらなんか安心してきちゃったんだが、メモ打ってた時は死ぬほど落ちててヤバかった…
あー今夜もあの夢見るんだろうなと思うと鬱になる。

半年くらい前、怖い体験をした。心霊現象ではないが、かなり気持ち悪い体験だ。長くなると思うから適当に読み流してくれても構わない。

中学生だった頃、俺のクラスに霊感少女がいた。
家が神社だか何からしいのだが、概観は普通の家だったし、クラスのみんなは俺も含めて、彼女のことをうそつきだと言って苛めていた。
だが、からかい半分で俺の守護霊見て、とか俺の悩み事あてて、と言うと必ず信憑性があることを言われたり、悩み事を言い当てられたりして、皆には言ってなかったけど俺は彼女のことが少し怖かった。
卒業してからは高校も違った(というか、彼女は高校に行かなかったらしい)のもあり全然付き合いがなくなっていたし、今の生活が楽しくてすっかり忘れていた。

今では反省しているが、高校行き始めてからの俺は結構女の子を傷つけるような生活をしてた。
二股かけたり酷いふり方したり、相当恨みを買ってたんだが、ある日俺宛に小さな荷物が届いた。
中身は手編みの真っ赤なマフラーで、俺はてっきり俺のことを好いてる女の子からのものだろうと思ってニヤニヤしながら部屋に持ち帰った。
部屋の戸をしめた時に、何か変な、なまあったかいような空気が頬にかかったが、気にせずにマフラーを広げてみた。
くるくる巻かれてたマフラーが伸びると同時に、床にごそりと何か変な固まりが落ちた。
よく見ると、胴回りが腕の太さほどもある、でかいわら人形だった。
よく見ないと解らなかったのは、錆びた釘がダンゴになるくらい打ち込まれていたからだ。
俺はゾッとして、思わずわら人形を足で蹴って机の下に追いやってしまった。
オカ版はよく見るけど臆病だし、自分にこんなことが起きたのは初めてで、心臓がバクバクいってどうしたらいいかわからなかった。
とりあえず友達に電話したんだが、みんなウソつけwwwとか言って笑って相手にしてくれない。
 



672 671 2008/09/02(火) 07:35:23 ID:3fU0+Ms00



言い知れない恐怖というか、気持ち悪さみたいなので背中が震えて、ふと頭に浮かんだのが中学時代の、例の霊感少女のことだった。
卒アルと文集を引っ張り出して、彼女の自宅の電話番号に電話してみた。
本当だったら近所の神社とかに持っていけばそれでよかったかも知れないんだが、動転しててそういう発想は出てこなかった。
電話に出たのは霊感少女(Sさん)だった。
俺は慌てて名前も名乗らずに「う、うちにわら人形届いて、赤いマフラーが、それが・・・」とわけのわからない説明をしたんだが、Sさんはすぐに「○(俺の苗字)くんですよね?今日これから行って大丈夫?」と聞いてくれた。
今日は親も仕事で遅くなるらしいので、藁をも縋る思いで頷きながらウンウン言った。
彼女は午後の3時くらいには家に行けそうだと言うので、目印になるガススタで待ち合わせすることにした。
電話を切ったあと、俺はとにかく部屋にいたくなくて、エロ本だけさっさと片付けてから部屋を出て居間でハラハラしながら時間が来るのを待ったんだが、上の部屋(居間の真上が俺の部屋)から、コツコツとへんな音がする。
怖くなってテレビつけてみるが、音はだんだんでかくなった。
足音とかじゃなくて、ごん、ごん、って感じの、何か床に叩きつけてるみたいな音だった。
部屋を見にいいこうかどうしようか悩んでるうちに約束の3時が近くなってしまったので、近所のガススタに行った。
歩いて少し冷静になってくると、俺にあんなものを送ったのが誰なんだろうとかそういうのが頭に浮かんできて、腹が立ってきた。
3時少し前になって、Sさんが原付に乗ってやってきた。
Sさんは中学時代の面影も少しあったが、切れ長の美人になってた。
秋にしてはでかくて厚そうなコート着てて、足元はなんか、着物?みたいな感じでひらひらしてた。
家までの道で、とりあえずの状況と、変な音がするのをSさんに話した。
Sさんは原付を押しながらうんうんと頷いてたが、怖いくらい何も喋らなくて少し気味が悪いと思った。
 



673 671 2008/09/02(火) 07:36:36 ID:3fU0+Ms00
 
家に着くとSさんが厚いコートを脱いだ。コートの中には思った通り着物を着てたんだが、巫女さんとかそういう感じじゃなくて、変な目玉?というか丸とかぐるぐるした模様がある着物(袖とかえりに{}をつないだみたいなのがあった)で、見慣れない感じの着物だった。
本格的だなぁ、この人ならなんとかしてくれるかも、と思った。

説明は歩きながらしたし、Sさんが「上ですよね、案内してください」というので、ハラハラしながら自分の部屋に案内した。(ごんごんいってた音は止んでた)
部屋の中は生暖かくてやな感じで、机の下に相変わらず釘ダンゴになったわら人形がある。
昨日掃除したばっかだったから部屋は綺麗で、Sさんは机の前に座って、和紙みたいなのにわら人形を乗せて机に上げた。
「あ、あとマフラーが…」と床に落としてたマフラーを指差そうとしたんだが、マフラーが部屋に見当たらない。探してもどこにもない。
Sさんはとりあえずマフラーはいいので水を持ってきてください、と言ったので、首を傾げながらもヤカンに水を入れ、部屋に戻るとSさんが机の前であぐらをかきながら、わら人形を睨んでいた。
変な呪文とか祈祷とかするんじゃないかとドキドキしたが、Sさんは座ったまま動かない。
10分くらいして漸くSさんがふーっと息を吐いたので俺「あ、みず…ここ置いといていい?」と聞くと、
Sさん「貸してください」Sさんはヤカンを持って、もう片方の手に小さなビンを持って、ビンを握りながらワラ人形に少し水をかけた。(Sさんが持って来た)
俺は斜め後ろに正座してそれを見てたんだが、改めて見るとワラ人形の胴体が不自然に膨らんでいて、Sさんはそれに水をかけてるようだった。



674 671 2008/09/02(火) 07:37:54 ID:3fU0+Ms00

その後、着物の中から変な、彫刻してある棒みたいなのを出して、小さいビンの中に入ってた水みたいのを棒ではねさせてワラ人形にかけた。それから、指で一本一本ワラ人形の釘を引き抜いていったんだが、最後に残った一本だけがどうしても抜けないようだった。
Sさんが「抜けますか?」というので気持ち悪かったが釘を引き抜こうとしてみたけど、ワラにしては固い何かに刺さってるみたいだった。
結局Sさんにカッターを貸して、ワラ人形の腹を開いてもらったら、釘の刺さった、5センチ四方くらいの小さな木箱が出てきた。
異様だったのは、木箱が長い髪の毛でぐるぐる巻きにされていた事。
Sさんはそれもカッターで切って開けようとしてるので、さすがにびびって「大丈夫なんですか?」と聞いてみたんだが、Sさんは軽く「平気平気」と言いながら髪を切り、箱を開けた途端に、異様な匂いがしてきた。
箱の中には、何か白いティッシュのようなものが入ってた。
Sさんが持参した箸みたいなもので器用に摘み出すと、血みたいなものがこびりついたティッシュだった。
生臭いみたいないやな匂いがする。
「非常に言いにくいんですが、…これは多分経血だと思います」
Sさんにそう言われて、俺は吐き気がした。
箱の中からは次々と、マニキュアが塗られたまま爪切りで切られたらしい爪と、血(多分経血なんじゃないだろうか)にからまってガビガビになった髪の毛の固まりが出てきた。
吐き気のする匂いでクラクラしていると、Sさんはそれらのものをさっきの小さいビンに入れて、箱を閉じた。
Sさん「これで多分大丈夫だと思います。
ただ、今日から一週間くらいは、なまぐさもの…お肉とか魚とか、そういうのは食べないで、苦手でなければ日本酒を沢山飲んでください。ちょっと一休みしたら、説明しますね」
Sさんがにこにこ笑顔を作りながら言うので、俺は安心したのと気持ち悪いのとで、早く部屋を出たくて堪らなくなって、居間に下りた。Sさんも切ったわら人形や釘をビニール袋にいれて、すぐに降りてきた。
  まだ続く



675 671 2008/09/02(火) 07:38:55 ID:3fU0+Ms00

水を飲んで一息ついたら、大分気分は楽になった。
Sさんが大まかな説明をしてくれるというので、ビニール袋に入ったものはできるだけみないようにしながら聞く事にした。

開口一番、Sさんに「Y町の△って部落に住んでる方、ご存知ないですか?」と言われた。
確か二年くらい前に付き合ってた彼女が、そこの出身の子だった。
可愛いけど嫉妬や束縛が強くて、3ヶ月も付き合ったら嫌になってしまい、別れたのだがそれからも何回も電話が来たりした。
最近は来なくなってたのだが、そのことを言うと、この人形を送ったのはおそらくその子だろう、と言われた。
俺は腹が立って、すぐにそいつを呼び出そうかと思った。
が、Sさんは言葉を強くして、
「今後一切、その彼女さんに干渉しないでください、町で会っても電話が来ても、絶対に声をかけたり、睨んだり意識したりしないで、とにかく無視してください。
今後、似たようなものがまた送られてくる可能性は十分あります。
彼女がこのまじないに対する知識を増やせば増やすほど、影響も強くなると思うんです。
もし送られてきたら、意識を逸らして、できるだけ彼女のことを考えないようにしてください。
そうしないと、私なんかじゃ対処できない状態になります。」
以下は、Sさんがわかりやすく説明してくれた事を書き出してみる。





676 671 2008/09/02(火) 07:39:54 ID:3fU0+Ms00
 送られてきたものの、わら人形部分はほとんどカムフラージュというか、送った本人が見た目の迫力を出すためにやった事だろう。
 問題は腹に入ってた箱で、Y町の付近にはハコマワシという独特の豊作を願うおまじないがある。
小さい箱の中に豊作を願うお供物を入れて、畑や田んぼに埋めるおまじない。
簡単にいうと、願い事を象徴するもの(家を丈夫にしたいなら丈夫な木の枝、田んぼの豊作ならお米、畑の豊作なら育てる農作物とか)を箱に入れて、影響を及ぼしたいもの(畑や田んぼ、家の土台など)に埋める民間のまじないらしい。
今でもやってる家が多いのが△という部落。
 経血や髪やお洒落した爪は性や嫉妬の象徴で、それを影響を及ぼしたいもの、つまり俺に送ったらしい。
本当なら凄く怖いまじないというか呪いなのだが、見聞きした形だけを真似したものらしく、おまじないの作法も道具もめちゃくちゃなものだったらしいから「平気平気」だった。
が、送った彼女が作法や道具などの知識をもって改めてこれを送ったら、よくないことが起こる。
 が、もともと家主と家、地主と畑などの関係があるから成立するおまじないで、関係のない人が関係のない土地に埋めても効果がない、ので、彼女のことをできるだけ考えないようにして、忘れてしまえばいい。

 おおまかに言うとこういう事らしい。
もともと俺の住んでいる地域はY町含めてへんな行事やまつりが多い場所で、Sさんいわくこの他にも今回みたいに呪いに転用できそうなまじないは沢山あるのだそうだ。
 一通り説明した後、Sさんは俺に紙に包んだ塩をくれた。
夜になったら部屋に撒くように言って、そのまま原付に乗って帰っていった。
後でSさんから聞いたのだが、あのわら人形や箱とその中身はY町の△部落の河原に埋めて返してきたそうだ。




677 671 2008/09/02(火) 07:40:41 ID:3fU0+Ms00

夜になって塩を撒いたのだが、時間がたつと俺はだんだん半信半疑になってきた。
考えないようにと言われても送った彼女の事が気になるし、腹もたつ。
今となっては本当にバカとしか言いようがないのだが、肉も魚も普通に食って、もやもやしたまま眠った。

本当に恐いのはその夜だった。
例の彼女と付き合ってた頃の夢を見たのだ。
バレンタインにデートしようと待ち合わせをしてる場面だった。
豪雪で、雪を掻き分けながら待ち合わせ場所に向かっている途中、不意に彼女が後ろに現れたかと思うと、赤いマフラーでぎりぎり首を締めてきた。
胸が苦しくなって、むかむかして気持ち悪くて、抵抗しようとしても何時の間にか体が埋まるほど雪が積もっていて、もがきながら苦しんだ。
いよいよ意識が遠のいて、はっと目が醒めると、汚い話だが寝ゲロをしていた。
仰向けで寝ていたので嘔吐物が喉に詰まって、咳き込みながら起き上がった。
首には特に痕も傷も無かったが、やけにリアルな感覚が思い出されて気持ち悪かった。

その夢が毎晩続いて、吐いて目が醒めるを一週間ほど繰り返したある日、目が醒めたら病院のベッドに居た。
夜中に俺の部屋からゴンゴン音がして、様子を見にきたら嘔吐物を口に詰まらせて窒息してたんだそうだ。
親が俺の携帯から知り合いに連絡を入れたらしく、何人かの友達が見舞いに来た・・・その中にSさんが居た。
 もうすこし続く



678 671 2008/09/02(火) 07:41:59 ID:3fU0+Ms00

Sさんは全部見通したみたいな目で一言「なまぐさもの食べたでしょ」と言った。
俺はその時まで、なまぐさものを禁止されたのをすっかり忘れていて、あっ…という顔をしたら、Sさんは呆れたように溜息をついた。
「経血や髪や、人間のからだの一部を仕込んだ人形っていうのは必ず何かおかしなものがとりつくものなんです。
なまぐさものを禁じたり日本酒を勧めたのは、そういうものから体を守る為なんです。」
 俺はようやく今回の事の恐ろしさに気付いて、夢の事も全部Sさんに話して助けを求めた。
Sさんは「とにかくこれからは、私の言うことを必ず守ってください。
病院食で魚やお肉が出た場合は、食べた後に必ず塩を指につまんで、喉から胸までなぞってください。
お酒は無理でしょうから、その代わりに水や利尿効果のあるものをできるだけ沢山飲んで、体の中を綺麗に保ってください」と、わざわざ紙にメモまでして渡してくれた。
それから俺に、「ちょっと体を起こしてもらえますか」というので、点滴をずらしながら体を起こすと、Sさんは俺の頭に触って、髪の毛の中から短い赤いへんなものを取った。
赤い毛糸の、千切れてぐちゃぐちゃになったものだった。
「いいですか、…これから先、彼女のことを深く考えたり、憎んだりという感情は持たないでください」
さらに、「これを言ってしまうと彼女を忘れようにも忘れられなくなってしまいそうだから言いたくなかったんですが、」と付け加えて、
「本当に恐ろしいのは、この手編みのマフラーなんです。今後、あらゆる場所で赤い毛糸があなたを監視してます。
あなたが彼女を憎らしく思う度に、赤いマフラーで首を締められる夢が続くはずです。
多分送った本人も思わぬ事だっただろうと思いますが、あのまじないよりも恐いのは、貴方に対する愛情やうらみつらみを込めて作られたこういうものなんです」
青くなった俺に、Sさんは更に続けた。
「もし部屋に、別れた他の女性からの贈り物があったら処分してください…手作りのものは言語道断、…既製品でもできるだけ。
…贈られたものには必ず思いとかが篭もってます、赤いマフラーに助長されますから。」
  次で最後。

682 671 2008/09/02(火) 08:18:57 ID:3fU0+Ms00

退院した後、俺は即効で元カノたちからの贈り物を処分したのだが、贈られたコップとか小物入れの中に、全部赤い毛糸が入ってた。毛糸が入ってたというか、赤いホコリみたいなのが付いていた。
毛糸をほぐすとあんな感じになると思う。
クッションのわたの中やぬいぐるみの中にも赤っぽいホコリが入ってた。
気持ち悪くて、部屋の中を隅々まで大掃除したんだが、それからも例の彼女のことばかりいつも頭に残って、よく首を締められる夢を見た。
その後、3ヶ月くらい前に寝不足で軽い鬱状態になって、医者から安定剤を貰ってからは、彼女を憎みそうになる度にそれを飲んでさっさと寝てしまうことにしている。
あれ以来女性のことが恐くて恐くてしょうがなく、付き合っていた彼女には正直に話して、バッカじゃねーのと罵られながら破局した。

Sさんには、あの夢を見ると時々連絡をしている。
時々お清めした清酒を持って来てくれたりして、こんな俺に親身になってくれている。
なまぐさものは退院から二週間後に解禁された。
ワラ人形についていたものは入院中にもっと弱った他の誰かの所へ行ってしまったそうだ…が、俺は怖くて未だに肉や魚を食べたいとは思わない。

今のところ例の彼女から新しいまじないの贈り物は来ないが、例の彼女を知る友人が話すには、最近彼女はおかしな事や、奇妙な言動ばかりで怖い、との事だった。

もうすこし続きがあるんだが、とりあえずここで終わらせておく。
長くてしかも文才無くて本当にすまなかった。読んでくれた奴、付き合いありがとう。
恋人からの贈り物には気をつけろ。
おわり

697 本当にあった怖い名無し 2008/09/02(火) 11:46:50 ID:Wxl1/x7k0
小学校のとき家に金髪で青い目をした洋風な女の子の人形があったんだ。
で、俺は男だし人形なんて全く興味もなくて逆にその顔にマジックで落書きをしたりしたの。
おでこに肉って書いたり鼻毛書いたりしたんだけどすげー親に怒られたよw
ある日夜寝てたらふと目が覚めて時計を見たらまだ3時なんだよね。
なんだよまだ3時じゃんと思って寝ようとしてふと足の方を見たら小学生くらいの黒髪の女の子が後ろ向きで立ってたんだ。
え?誰だ?って思ったけど、どう考えてもこの世のものじゃない事だけは分かった。
とにかく怖いから目をつぶってやり過ごそうとしたらそのまま眠りについて朝になってた。
夢か現実かよく分からない感じだったから別に誰にも相談もせず昼にはすっかり昨日の出来事を忘れちゃってた。
そして夜寝てたらまた途中で起きちゃって時計を見たら昨日と全く同じ時間。
嫌だなーと思ってたら足の方にまた昨日の女の子が後ろ向きで立ってんだよ。
しかも昨日と違うのが少しだけ体が斜めになってて昨日は見えなかった「耳」が見えたんだ。
うわーこえー!って思ってまた目をつぶって眠ってしまった。
普通ここまで来たらもうその部屋には寝ないよな?でもなぜか違う部屋で寝ようとは思わず懲りずに同じ部屋で寝ちゃってたんだよね。
夜寝ると必ず同じ時間に目が覚めて足元には女の子が立ってる。
しかも毎日少しずつ体がこちら向きになってきてついに横顔が見えるくらい体がこっちに向くくらいまで来てしまってた。
朝さすがに怖くなって親に相談して霊媒師を呼んでもらったら家族は何にも言ってないのに「あんた人形にイタズラしただろう」っていきなり言われた。
どうやらその人形から悪い気が出まくってるみたいでその人形を処分してもらった。
それ以来女の子が出ることはなかったけど気になるのが人形とは顔も髪も全然違う女の子だったんだよな。
その人形に思い入れのある女の子とかだったのだろうか?今となっては分かりません。
おわり

721 本当にあった怖い名無し sage 2008/09/02(火) 18:33:32 ID:2yIpSeHU0
私の父親は高校2年の時に亡くなったんだけど、この父親っていうのが
親父ギャグや駄洒落好きで、四六時中下らない冗談(でも全然受けない)を言うので
思春期の私には聞くのもウザいつうか、正直寄るな!触るな!喋るな!ってくらい拒否っていた。

ある日、例によって下らない事を言いながら私の腕に触れてきたので
内心では絶対に無いと判っていたのに、思わず勢いで「汚らしいから触らないで!
この変態!死ねよ!」みたいな罵倒をしてしまい、引っ込みがつかなくなってそのまま
自室に入り、翌朝も起きてきた父親を無視して挨拶もしないで登校してしまったら
その日の昼間に父親は仕事中に心筋梗塞で亡くなった。

病院から戻ってきた父親の亡骸の横で、母や親戚たちと父親のギャグ好きだった
思い出話をしながら、私が自分の最後に取った態度を後悔して泣いていると
母親が「大丈夫よ!お父さんはあんたの事が大好きだったからきっと少しも怒ってはいないよ
ねぇ?お父さん?」って言いながら父親の身体を撫ぜたとたん、本当に父親の方から
「ブッ!」っておなら(?)の音がして、みんなびっくりして一瞬固まった後
「へ、返事したーぁ?!?!!! 。・゚・(ノ∀`)・゚・。」と、泣きながら大爆笑になった。

偶然にたまたま父親の体内に残っていた、ガスが出ただけだったんだろうけど
私には父親が私を慰めるために、一世一代の最後の大ギャグをかましてくれたみたいに
思えて、笑いながらも涙が出て仕方なかったよ。

今でも実家に帰ったり親戚が集まったりすると、父親の「返事」の話が出てくるし
後にも先にも父親のギャグが受けたのはあの時が最初で最後かも?と思う。
おわり

788 1/4 2008/09/03(水) 20:19:33 ID:g69XFD4Z0
まだ小学1年生か2年生くらいだったと思います。
僕の家の横は旧神社跡地で、今はゲートボール場になっているのですが、
昔はそこに1本の大きな神木がありました。楠だったと思います。
他にあると言えば石段と何かよく分からない石碑、
そしてその石段を境にして僕の家と神木がありました。
両親が共働きだった僕は、よくその木に寄りかかって愚痴や自慢などを木に向かって話していたのを覚えています。
秋~冬にかけてだったでしょうか、
その日も僕は木に寄りかかり木に向かっていつもの様に話し掛けていました。
日も暮れるのも大分早くなっていますから、あっという間に夜の闇が近付いて来ます。
と言っても僕の家は隣なわけですから、別段急ぐわけでもなく、
いつもの様に石段を降り家に戻ろうとした時です。


「せぇのぉ・・・」


何か後ろから声が聞こえたような気がしてハッと振り返るのですが、誰もいない。
気のせいかと思い、その時は特に何も気にせず家に帰りました。


789 2/4 2008/09/03(水) 20:21:01 ID:g69XFD4Z0
家に帰り風呂から出た僕は、何とはなしにふとベランダから木の方を見ました。
あまり車も通らない場所ですから、家の周りは静けさが漂っており、
風に揺れる木の葉と、それを照らす月光が、とても幻想的で、風もひんやりと心地良い。


ギィ・・・ギィ・・・


何か軋むような音がする。
その場所を目を凝らしてよく見ると何かが木からぶらさがっており、ゆらゆらと揺れている。

(あれは・・・人だ・・・!!)

幼いながらに首吊りというのは知っていました。
ふと気付くと視線を感じる。
目をやると二つの目玉がこちらを見て「ニヤリ・・・」と歪んだ笑みを浮かべていました。
慌てて部屋に戻りベッドに入ったものの、その日は全く眠れませんでした。


790 3/4 2008/09/03(水) 20:22:27 ID:g69XFD4Z0
それからしばらく木には近付かないまま、年を越しました。
あの日のことは新聞やニュースにもなっていなかったので、僕の中でも「あれは錯覚だったのかな・・・?」と整理され、
遠い過去として頭の片隅に追いやっていました。
そんな忘れかけていたある日、何の気なしに僕はあの木の下にいました。
常葉樹のためか木には葉が残り、それに積もった雪が屋根のように陽を遮っています。
何をするでもなく木に寄りかかっていると、静けさの中に何か音が聞こえて来ます。


「ねんね・・・ころ・・・や・・・おこ・・・ろ・・・や・・・・・・」


はっとして上を見ると、僕の顔の真上に裸足が一対あり、
よく見上げると、遥か上の枝からきりんのように首の伸びた人であったろうモノがゆらゆらと僕の眼前で揺れていました。


791 4/4 2008/09/03(水) 20:24:16 ID:g69XFD4Z0
「い゛ぃ・・・っ・・・」と僕の喉の奥から叫びにもならない音がし、驚いて飛び退いた瞬間、
ぶつり・・・という音と同時にソレは僕の足元に降って来ました。
人としての形は完全に崩れており、その背中であったろう場所には子供の形をした赤黒い肉塊がべっとりと張り付いていました。
大急ぎで石段を降りたところで何か背後に寒気を感じ振り返ると、
何かボールのようなものがぐちゃり・・・ぐちゃり・・・と転がり落ちて来、
まるで僕の両手に収まる予定であったかのように、何故だか僕はソレをキャッチしていました。
ボールよりは人の顔に近い、とはいえ頭蓋からは肉が飛び出し、唇の裂けたソレは、
全く身動きのとれない僕に、『あの日』のように「にちゃり・・・」と笑いかけて来ました。

「坊んも・・・逝くか・・・」

そのまま僕は意識を失い、気が付けば隣家のおばさんが僕を見つめていました。
何があったか?と聞いてくるおばさんにどう答えれば良いのかも分からず、僕自身もあやふやなままその体験は幕を閉じました。

昔あの場所で何があったのかは全く知らないままなのですが、
その木の根元には毎年二本だけ彼岸花が咲きます。
おわり
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